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質問1524:どうコントロール(?)していけばいいのか、何かヒントを

「これなら大丈夫そう」のご報告をした※※です。

その後、さらに「これならわかる」という感覚のスイング(というかラケットと体の使い方?)が来て、

それで2,3日打っただけなのに、前どう打っていたか忘れています。

前のスイングだと、一度ミスるともう怖くてそのあとはスライスに頼ることが多かったのですが、

今のは、ネットしようとオーバーしようと、全く気にならず、ほんとに楽しく(は言い過ぎかも)フォアが打てます。

ゲームになってもとにかく打ってみたくて、いつもは慎重で人の嫌がることをする私が、何も考えずめちゃくちゃ打っていることに

自分で不思議な気分でした。ゲームはめちゃくちゃでした。パートナーのことも、相手のことも考えず、でした。

コースを狙うことが次のステップは必要かな、などと考えていますが、

こんなに思い切りフォアハンドが打てたことはありません。・・・が、ただ打てばいいものでもなく…

これから自分のテニスがどうなっていくのだろうかと、少し心配でもあります(???)

どうコントロール(?)していけばいいのか、何かヒントをいただければと、メールしました。

よろしくお願いいたします。

(ゲームはさんざんでしたが、今更の変化に、なぜか嬉しかった)

※※※※※

回答
コースの打ち分けは、『あなたのテニスセンスを引き出すZERO式30メニュー』のうち、「“ZERO 式”メニュー015:コースを打ち分ける」に書かれています。

コースを打ち分けるためだけなら、この宣言練習のみで十分です。
紹介します。

クロスに1番、センターに2番、ストレートに3番の的を置いて、球出してもらったボールを、自分が打つ前にどこを狙うかを宣言してから、打ち返します。

慣れていないと、打ちながら宣言したり、笑い話のようですが、打ち終わってから「2番!」などと、遅れて宣言したりします。

その宣言を、打球前の適切なタイミングで行えるようになると、コースを狙えるようになります。
慣れてきたらラリーで行なってもよいでしょう。

変則バリエーションとして、自分1人対相手2人のストロークラリーで、相手の1人ずつに交互に打ち分ける形式。

試合でクロスとストレートを打ち分けるのは、結構難しいと思いますが、1人対2人で相手の2人へ交互に打ち分けるのは、比較的難しくないと思います。

それは無意識レベルで、「次はこっち」「次はあっち」と、打球前の適切なタイミングで、宣言できているからなのです。

しかし、試合でいちいち宣言しないでください。
そうするとどうしても、狙うことに意識的になってしまうからです。

ですが宣言練習をしていると、試合になっても、意識しなくても、狙えるようになります。

「何か分からんけどできるようになる」状態。
そんなもんです。

ご自身も逃げる手段として頼る「スライス」なんて、「なんか分からんけどできる」はずです。

しかしそれが正解。
テニスのすべてのショットや、スピードや回転量などを含むコントロール、緩急の加減などなど、「なんか知らんけどできる」ようにならなければなりません

ですから仰せのとおり、「前どう打っていたか忘れている」のも正解。

分かろうとしないでください。
「なんか知らんけどできた」とき、本当にできるようになります

自転車に乗れる人はなぜ、バランスを取れているのか分かりません。

泳げる人はなぜ、沈まないのか分かりません。

「今更の変化」とおっしゃっていただきました。
諸行無常です。
いつからでも、誰であっても、テニスが変化(進化)します。

追伸
それにしても「勝ちにこだわるウイルス」時代に比べて、
メールの文面からいかにも、
「テニスが楽しそう」な雰囲気が伝わって参ります。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
https://note.com/tenniszero

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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero