はじまりの話（私が作家になった理由）

こんにちは！刺繍アクセサリー作家のtenkiameです。

今日は私が作家になった理由について
お話ししたいと思います。

この話を書くのに実は３週間かかりました。
毎日書いたり、消したり…

というのも私は
気持ちを言葉にするのが
とっても苦手なんです…

tenkiameは
何かの出来事をきっかけに
始まったわけではなく
私の渦巻く気持ちから始まりました。

そのため、かなり自分の気持ちと向き合って
これを書きました。

長くなりますが
読んでいただけたら嬉しいです。

30歳の記念に！

今年6月に私は30歳になりました。

自分でいうものあれですが
20代は仕事や家族のことでとても苦しい思いをしました。
もちろん楽しいこともあったけど
なんだか大変だったなという印象。

30代はもっと自分が楽しいと思えることを
心のままに楽しみたい！！
なんかやりたーい！！
こんなテンションでした。

自分の力で人を笑顔にしたい

私は現在パラリーガルという
仕事をしています。
簡単に言うと
弁護士のアシスタント業務です。

もともと違う仕事をしていましたが
この仕事がやりたくて、転職。

いくつか事務所を経験しましたが
今は素敵な事務所に出会えて
子育てをしながら
無理なく続けられています。

今は法律事務所に所属して
労働環境も守られながら
ちょっとミスしたって
安定してお給料もいただける。

とても幸せなことです。

でも
自分の行動で誰かが笑顔に
なっているところをダイレクトに見たい。

自分の力で仕事をして
対価をいただきたい。

そんな気持ちが強くなってきました。
正直きっかけはわかりません。
もともとありがとうと言われることが
仕事のやりがいだったので
それが高じたのかなと思っています。

かわいい！からもらえるパワーを信じて

私は28歳に出産してから
あまりおしゃれができていませんでした。

大好きなコスメもアクセサリーも
買わなくなりました。

寂しい気持ちもあったのですが
母親だし！と気持ちに蓋をしていました。

でもやっぱり買い物に行って
かわいいものを見つけると
テンションが上がるし

かわいいものを身に着けると
自分は最強！なんでもできちゃう！
という気分になっちゃう

かわいいって人にパワーを与えてくれる
すごいなぁ

自分もかわいいを作る側の
人間になってみたいな
とそんな思いがふつふつと
湧き上がってきました。

気持ちを昇華するために…

ほかにもいろいろ考えていた気がしますが
うまく言葉にはできませんでした！
結局誰にも相談せず、
活動をスタートしました。

私は気持ちを言葉にするのが苦手でなので
いろーんな気持ちを作品に
込めることにしました。

とにかく作品のビジュアルで勝負したい。
一目ぼれしてくれたらうれしい。
心がわくわくするものを！
楽しさが伝わる色づかいをしたい！

言葉が苦手な私のポンコツさから
見た目の楽しさ・わくわく感を
追求しています。

言葉が苦手なもやもや・コンプレックスを
作品に昇華したかったのかもしれません。

SNSもはじめはとっても怖かったのですが
多くは語らずとも
作品を通していろんな出会いがあり、
人と繋がれていることに驚きと喜びを
感じています。

言葉にするのが苦手でも
作品を通してわかってくれる方がいる。
かわいい！と手に取ってくれる方がいる。

心の支えになりましたし、
何より自分の”苦手”を受容して
楽になりました。

渦巻く感情からぽんっと芽を出した
tenkiame。
私の心の中で、にょきにょき
育っています。
これがtenkiameのはじまりのお話でした！