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今に続くもの出会い   ☆てんかんと職業

てんかんの人が働けるの?

これがすべてではないにしろほとんどの人が思っていることだと感じています。ですが自分のことだけでいえば問題はあるにしろたくさんのてんかんと共存している人は最初にぶち当たる壁だと思います。

なかにはそのままなにごともないままいくひともいるでしょう。でもそんなのは一握り、てんかん患者の90%は間違いなく社会の荒波にもまれ陸に打ち上げられるか、おぼれるか、はたまた完泳を目指しているか・・・。

ちなみに自分はかなり打ち上げられました。

もう無理、仕事なんか無理だよ。

何度思ったことか。でも自分は運がよかった

まず会社の仲間に恵まれました。自分は最初母親の務めている会社のお手伝いで社会経験をしました。契約社員として。

それまではバイトでした。バイトしかしたことなかったのでそこでたくさん学びがありました。まず責任。社会人としての責任です。これは教わるものではなく身につけていくモノだと感じてます。

高校の頃厳しいサッカー部にいたおかげで責任に関してはめちゃくちゃ敏感にになってました。

おおきなくくりでいうと社外で問題を起こせばどこで起きようが問題はその会社、社内でおきるとどこどこの部署、さらに細かくいかないと本人にたどり着かない。責任は外にでるほど大きくなるということ。

ちょっと話はずれちゃいましたがなぜここで仲間に恵まれたか?という話をするとみんな年上であったこと、女性社会で働かせてもらったことによる空気を読むということができ結果ストレス耐性がめちゃくちゃあがりました。

それと大きなのはもうひとつ。自分がてんかんということで会社側が理解がありました。ですがこの部分にはウラがあります。

実は販売職をこのころやっていたのですがこの時モノがなかなか売れない時代になぜか自分のお手伝いに行っていた店舗は毎回売り上げ予算達成という結果がでてました。

結果がでる販売員でした。

特別なことはなにもしてませんでした。ですがお客さんが欲しいものを聞いてちょっと話してからこれどうですか?っていう形での提案型の販売スタイルをとってました。

あと時間の使い方も販売職って重要で時間のある人、もう土産でパパっと済ませたい人そりゃいろいろな人いますよね。そんなひとをぱっと見分かるようになってました。

てんかんによってなにかを失ったひとにはないかを与えてくれたものだといまでは信じてます。

じつはこの前の契約社員になる前に専門学校から就職活動をしてかなりの会社落ちました。20社は落ちたし、書類選考でまず落ちる。てんかんって書くと落ちる。まぁあのころは就職氷河期でしたし、そもそも就職が厳しいじきでした。

そんななか1社内定をもらった会社はてんかんのことも話したうえで行きましたが会社で発作がおきたら

そんなことは聞いていない、こまったなぁ…。

困るのはこっちだよ。それがきっかけで自分は鬱や精神疾患になり退職しました。てんかんの負のスパイラルへ突入でした。

ですがここで母親が声をかけてくれ社会復帰を1か月弱でできたのは幸運でした。そのうえ当時働いていた店長さんが売り上げの取れる販売員でしたのでめちゃくちゃ評価してくれて本社へ社員雇用へ推薦の話もしてくれました。

でも叶いませんでした。そのかわり若くして店長になるために勉強会など年齢が15歳上のひとばかりの集まりに参加できたりいい経験ができました。

批判や差別との戦いは今の社会では当たり前のようにありますがてんかんをもっていると顕著に感じます、ですがこれに負けないだけの結果とメンタリティをもっていればなにも問題はないはず。

てんかんについて知りたいとかなにか困っているとか、

ご要望があればお答えしますのでぜひコメント頂けると助かります。宜しくお願いします

 https://twitter.com/mikuppa2005



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