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夫婦イタリア紀行文 ──第四日目7/17(火) ローマ

いよいよ、イタリア旅行もいよいよ後半戦──。
いざ、全てが通ずると言われる「ローマ」へ。今日は朝早くからローマへ移動する。

昨日のうちにパッキングは完了させていたので、予定通りスムーズにホテルをチェックアウトした。ホテルの部屋の写真を撮ってなかったので出ていき際に急いで撮影。布団が乱れていて汚い笑

天井は高く綺麗でいい部屋だった

ご飯は簡単に朝マックで済ますことに。少し出てくるのが遅くて焦ったが、思ったほど遅くはなく、余裕をもって駅に着いた。

新幹線に乗って、ローマのテルミナ駅に到着。今までで一番大きい駅だ。さすが首都ローマ。
駅を出ると……
第一印象は汚っ!路上にゴミが落ちてるし落書きは多いし。写真を撮る気にならない街並みが広がっていた。
そのまま重たいスーツケースを引っ張って駅前のホテルに入る。外観はかなりぼろかったけど中はきれいで安心した。でも入り口にいきなり会談があり、重いスーツケースをよいしょと持ち上げて入った。妻は階段があることにかなり不満があったようだ。
這い合い時間に付いたので、チェックインは難しいかなと思っていたが、部屋が空いていたので、早い時間にも関わらずチェックインすることができた。部屋で一息つく。ああ、やっぱり部屋があると安心だな。

ケネディホテル

いざ、サンタマリアデッラヴィットーリア教会へ。

ローマは熱い。今までで一番熱い。すぐ近くの場所に行くのでさえゆっくりとした進めず時間がかかってしまう……。
行く道々の途中で古代の遺跡や彫刻が至る所にある。さすがローマ。

古い教会?


ゼウスの彫刻?
交差点の彫刻

度々休憩を挟みつつ、ようやくサンタマリアデッラヴィットーリア教会に到着。
妻がノースリーブなのに羽織を忘れたことに気づく。やべ……教会は肩を隠さないと。丁寧にも参拝者が羽織がないと入れないよと教えてくれる。自分のシャツを妻にを貸して、自分は下着になってしまったが二人とも無事に入ることができた。
中はとてもきれいに装飾されていた。美しい。やっぱり外観が豪勢なものより、内観にこだわっているのがいい。
エアコンもしっかり効いており、席に座りゆったり過ごした。

美しい像
荘厳なり


さて、続いてはいよいよトレビの泉へ──。

しかし、あまりの暑さに途中でへとへとに。道中にあるカフェを探して向かう。目指していたカフェは入り口がどこにあるのか分からず断念。諦めて別のカフェへ向かう。路地裏にオシャレなテラスを持ったカフェに到着。もちろん熱いので中で一服。

お兄さんとお姉さんがお店をやっていたが、どちらも笑顔が素敵で優しい人たちだった。
ショーケースに並んでいるお菓子たちの中で、こちらが興味を持って見ているものに対して一つ一つ丁寧にどんなものか説明してくれてとてもありがたかった。

ピスタチオクリーム入りクロワッサンとクッキーのサンドイッチ

向かう途中、黄色い可愛らしいお店があったので入ってみる。レモンのお店だった。喉が渇いていたので、レモネードを購入。とてもおいしかった。
さて、道を歩いていると一気に人が多くなってきた。開けたところに出たら目の前にトレビの泉があった。
最初はそうでもない人数だと思ったが、人口密度はかなりのモノだった。
ローマの観光地ではどこでも警察か軍人が警備していた。ここトレビの泉では警察が警備していた。
トレビの泉、なかなかの迫力だ。そして、暑い。。。
泉の前に行くのも一苦労。
やっと泉の淵に座って写真を撮ることができた。キメた格好のお姉さんに妻が写真を撮って欲しいと依頼されていた。いろんな決めポーズで写真を撮っていた。周りを見ると決めポーズを撮って写真を撮っている人がとても多かった。
私と妻もお姉さんに写真をたくさん撮ってもらった。
最後にユーロ硬貨を後ろ向きにトレビの泉に投げ込んだ。また来るねの意味らしい。
投げ込むと後ろで待っていた家族連れの人がワオと歓声を上げてくれて嬉しかった。

人が比較的少ないトレビの泉泉の横側へ移動。
あまり見ない横からの写真が撮れてよかった。

トレビの泉は建物の壁を利用しているのでなんの建物なのか気になって奥まで回り込んでみた。
回り込んでみるとやっぱり立派な建物だった。これはポーリ宮殿というらしい。博物館やレストランなどが入っていた。

特に中には入らず素通り

次はスペイン広場だが、その前に腹ごしらえ。
スペイン広場には到着したが、それを横目に通り過ぎる。
高めのお店に入った。
とてもフレンドリーな店員、ケンがいた。
持っていっていたマグネティックタイプの充電器を興味深そうに見ていたので、実際に使ってもらった。ジャパニーズテクノロジーと感心していた。多分中華製品だったけど。とても明るくていい人だったな。
マカロニのパスタをオーダーした。お店一押しのカルボナーラよりボロネーゼの方がおいしかった。


さて、お腹を満たせたので改めてスペイン広場へ──。
写真で見るよりも意外とがらんどうな印象。
階段はとても広かった。人混みもトレビの泉ほどなくさまざまな写真を撮ることができた。

段数は結構多い

頂上に着いて自撮りをしていると東南アジア系の男の人が寄って来て、バラはいらないか?と聞いてきた。最初は断っていたが、無料だから、使って使って!としつこく言い寄ってくるので、仕方なくバラを貰った。
そしたらバラを持った写真をたくさん撮ってくれた。「二人でキスをしてー」と要求してくるが恥ずかしいので苦笑い。。。
ありがとうと言って別れようとすると、「マネー」と要求してきた。やはり、詐欺か……。
最初はノーノーと押し問答を繰り返したが、写真を撮ってもらった手前、お金は払わないとなと思い、1ユーロを上げようとしたが、少ないと言われたら面倒だと思い、5ユーロを嫌々渡す。
そうしたら、10ユーロ!と強く言われた。
恥を知れ!!
仕方なく10ユーロを渡す。腹立たしかったのでバラは捨てた。
バラの詐欺にはご注意下さい!
かなり怒り心頭した。イタリアで初めて騙されたな……。黙らされたことが屈辱的だった。

バラの詐欺にはご注意

悔しさで妻もがっかりしていた。
そこに優しげな笑みを浮かべた西洋系のおじさんが近付いてきた。
「キミは日本人か?僕は福岡に行ったことがあるよ!」と陽気に話しかけてくる。いい人そうだなと思って話しているといきなり手を掴んで紐を指に結ばれそうになった。
──これはあかん!
と思って強めに「ノー」と言い手を強引に振り抜き拒否。これは紐を結んでお金を取られるやつだ!危ない危ない……。
バラの反省から少し逞しくなったかな。
スペイン広場の頂上から火山が噴火しているような煙が見えていた。確かに街を歩いていると白い灰のようなものが時々空から落ちてくる。結局あれはなんだったんだろう?調べても出てこないし、誰も気にしていなかった。

その後、初のレンタルサイクルのLimeにチャレンジ。乗りたかった電動スクーターは置いてなかったので電動チャリをレンタル。
ペダルがかなり軽く足は楽だった。でも道に人が多すぎてなかなか進みづらく、妻は頭が疲れてしまったよう。確かに人を避けてばかりでなかなか思うように進めなかった。

お次は、パンテオン──。
いきなり古くて大きな構造物が街中に出現した。

直射日光が射す中並ぶ。
券売機が2台もあるのに行列の捌けが異様に遅い。30分以下くらいは並んだが、流石に待ってられないので、現金用の列へ思い切って移動した。そこはパンテオンの庇の影になっており、涼しい。しかも少しするとすぐに入れることに。

入り口の真下から

おお!!これは中に入って良かった。最初は外だけ見たら入らなくてもいいかと思っていたが、中の壮大さは実際に入ってみないとわからない凄さを感じた。とにかく大きい。
ドームの中は一切の柱はなく、巨大な空間が広がっている。

天井は写真のように穴が空いている。雨の日はどうしてるのか気になった。
本当に大きかったが写真でそれが伝わらないのが残念。やっぱり来て体感することって意味があるなあ。
席に座って少しゆっくりする。
ゆっくりしていると変な音が聞こえる。なんと吐いている人がいたのだ。
警備員や旦那さんが来て介抱していた。これだけ暑いもんな……。気をつけよう。

さて、再び、Limeに乗って移動する。近くに妻のファンのあかしさんがローマに行った際のおすすめのカフェがあったので、そこに向かう。
Google mapに従って辿り着いたが、それらしい物が見当たらない。なぜ??
改めてネットで調べて場所に飛ぶと違う場所を示していた。
GoogleMapの場所が間違っていた。確かにもう一つそのカフェのピンを発見した。誰がダミー作ったんじゃ!
少し行くとお目当てのカフェを発見。
良かった、良かった!

そこで上品な親子(母親と娘)に出会った。
普段はメキシコ住みでローマにアパートを持っているという……。親子ともども穏やかでいい人だった。
娘さんは上智大学に1年間留学したことがあって日本が大好きだと言っていた。
そういうことを言ってくれると嬉しい。
そんな親子がローマで一番美味しくて毎日来ているカフェだという。
妻はお目が高い!
妻はカフェオレを自分は暑かったのでフラッペをオーダー。意味を調べてもかき氷とありイメージ通りかな。
さて、実際に来てみるとフラッペはイメージと全然違うものが来た。
アイスではなく、泡だった。イメージは下手な人が注いだビールのように泡が大半で下にわずかなコーヒーがある感じ。なんだこれは!?あいにく写真を撮り忘れてしまった……。カフェオレを飲ましてもらったがとてもおいしかった。


わらしべ長者ガールスカウトの四人組。
使用済み入場チケットを片手に何か交換できるものはないかと尋ねて来た。
ワラシベチョウジャと教えてあげたが、長すぎでガールスカウトの子達は困惑した顔をしていた。
あまりいいものを持ってないなぁと妻と共に困惑しながらも、手持ちの塩飴3つ全てをあげた。
キャンディーというととても喜び、アリガトウと言って去っていった。ソルトキャンディと伝えたが美味しいと感じてくれたんだろうか?

謎の使用済みチケット……

今日は疲れた。
ローマは思い通りに移動がままならない。
狭い道を車が猛スピードで通り過ぎる。割り込みやクラクションは日常茶飯事。
まだ信号があれば道路を横断できるが、信号のないところが多くいが、車は全然、減速してくれない。現地人が車の流れを断ち切ってくれたタイミングで一緒に渡るしかなかった。
なかなか移動がストレスフルで、めちゃくちゃ暑い。ローマが一番暑いんじゃないか?

歩いて帰るがなかぬかホテルに辿り着かない。

はぁ、今日は疲れた〜!!お疲れさん。

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