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「みんなであなたの悪口を言ってて…」疑問に思った涙の懺悔

先にお伝えしておきます。
今回の記事はほぼ愚痴です。
人間関係で思うことがあったので、早速以下から本題です。

「誰々さんと一緒になってあなたの悪口を言ってしまいました。ごめんなさい」って死ぬほどキショくないですか?わたしはキショいと思います。

だってそれ、「いいよ、許すよ」待ちでしょ?謝って許してもらうことで罪悪感を軽くしようとしてる、自分本位、自己満足、ただのオナニーです。

こんなにも自分と思考回路が違う人間がいることに困惑したが、なんとなくnoteに書けば気持ちが整理できるかなと。

転職後、元同僚からの連絡


話は遡ること数ヶ月前。わたしは転職した。理由はパワハラ、劣悪な労働環境、パワハラ、人間関係、それに伴う体調不良。なんせ上司からのパワハラが酷くて心が病んでしまった。当時は寝てる間以外は、いやひどい時は寝てる時も涙が止まらなくて、メンタルクリニックに通っていた。前の会社で受けた仕打ちはここで話すと話が逸れるのでまた別の機会に。

まぁ、色々縁あって知り合いの紹介で同業他社に転職することに。ちなみに、月80時間くらいあった残業が0になり、給料は手取りで7万くらいアップ。知り合いには感謝してもしきれない。本当に今はノーストレスで働いているが、一度病んでしまった心は戻り切っていないので、前の会社のことはいまだに恨んでいる。

そして悠々自適にノー残業ライフを送っていたわたしの元に一本の電話がかかってきた。元同僚のTだ。わたしよりいくつか年上の彼女と会話を交わすのは、わたしが退職したとき以来だった。彼女は挨拶もそこそこにこう切り出す。

T「私も仕事辞めることにしたんだよね」

Tはパワハラ人間ともなんとなく上手くなっていたので、正直意外だった。そしてなんとなく彼女の口ぶりから、「あわよくば、そっちの会社(今わたしが勤めている会社)に入れないか口を利いてほしい」という思惑が透けて見えた。

話を聞くと、退職の理由はやはり人間関係に疲れたとのこと。(わたしがターゲットにされてたとき全然助けてくれなかったのにムシが良すぎる)と思ったが、わたしも知り合いのおかげで今の快適な暮らしがあるので、過去のわたしと同じ状況の人をなんとなく放っておけなかった。これが最大の間違いだったのだが。

とはいえ、Tとまた同じ職場になるなんて御免だし、そこまでしてやる義理はない。ていうかわたしにそんな権限がそもそもない。わたしから上司に話をして、Tはフリーランスとしてうちの会社に関わることになり(働く場所はわたしと完全に別)、Tは無事無職にならずに済んだというわけだ。簡単に書いたけど、上司への取り継ぎなど実は結構面倒で、わたしのメリットはマジで0だった。

なんだろう、オナニーやめてもらっていいですか?

すると、少ししてTから食事の誘いが来た。お礼がしたいから食事をご馳走させてほしいと。気になっていた店を打診されたのと、まぁタダ飯ならとつい言ってしまったのだが、それが間違いだった。

Tはそのとき将来への不安や、他にもプライベートで悩みを抱えており(全部色恋沙汰)、精神状態がまともでなかったらしい。元々メンヘラ気質でめんどくさい奴なのは知っていたが、数ヶ月会っていなかったのと、上司に会わせるため会社に一度連れていったときはよそゆき顔だったので忘れてしまっていた。

散々身の上話を聞かされた挙句、ご馳走するから!と意気込んでいたのに「私、色々悩みあってお腹空いてないからほぼ食べられないかも」とか言い出す始末。は?こちとら仕事終わりに自宅最寄駅通り越してここまで来てんだが?という思いは一旦飲み込む。

今思えば、こいつのお金でご飯を食べたくないし、自分で払って好きなものを頼めばよかった。Tは会計が自身持ちだからか、注文の舵取りをしたがるので任せたら、前菜レベルの2品を頼むと「以上で」とメニューを置き、それもほぼ手をつけなかった。

わたしは心を無にしながら早く帰りたい一心でTの話に相槌を打っていた。これは余談だが、どうでもいい奴のどうでもいい話って肯定しとくに限る。真面目にアドバイスなんてしようもんなら反論されてこちらもイラっとするときがあるので、聞こえのいいだけの何も気持ちがこもっていない、褒め言葉を繰り出しまくった。わたしの話をして吹聴されるのは絶対嫌なので、こちらからは一切話をしなかった。

するとこんなに親身に話を聞いてくれるわたしの態度()に感動したTが泣き出した。気遣うわけでもなく、すぐにわたしはこんな人が多いところでやめてくれよと思った。

なんでも、「点眼ちゃんは私に仕事まで紹介してくれて、こうして悩みも親身になって聞いてくれて本当に嬉しい」らしい。親身になったことで泣くというめんどくさいリアクションを引き出してしまったのは反省した。

次の一言が今回の本題だ。彼女は続けてこう言った。「実は、点眼ちゃんが今の会社に転職にしてからみんな点眼ちゃんの悪口言ってて、1人だけやめてズルイとか、なんであの子があの会社に、とか。私も一緒になって言っちゃってたのに、点眼ちゃんはこんなに私に優しくしてくれて…!!(号泣)」

んー、なんだろう、オナニーするのやめてもらっていいですか?

わたしが勤める今の会社は、前述の通り前職場の同業他社なので、どちらの方が規模が大きくて給料が高いとか割と明確に分かるわけ。つまり、前職場の同部署だった人たちからすれば、「一抜けしてコネで優良企業に入った点眼ちゃん」(マジでTが言った)が許せないそうだ。

まぁコネに関しては間違いないのだが、わたしは紹介してくれた人から「働きぶりを見て」と評価してもらった上で、面接などの然るべき手順は踏んでいる。そもそも、コネと運は実力のうちだとわたしは思っている。

いや、そこはいいんだ。論点がずれている。わたしは「恩を感じているにも関わらず、相手に許してもらうことで自分の罪悪感を軽くしようとしているその身勝手さや考えの至らなさ」が何より疑問だったのだ。

いるよね〜、申し訳ないから謝ってるんじゃなくて、許してもらいたいから謝ってる奴。今回は悪口の内容がただの僻みだったのでよかった(?)けど、これが容姿とかにまつわるシンプル悪口だったらわたしも傷付くだろうし、普通に聞きたくないわけよ。

そもそも、わたしはそれを知らないのだから言う必要がない。自分の罪悪感を無くすために、わたしからの「つらかったもんね仕方ないね、許すよ」待ちなの、死ぬほどキモい。

そしてこれの何がもっとキモいかって、わたしに対する恩を感じてるところなんですよね。恩を感じている人間に対してでも、自分の罪が軽くなることだけを優先した、本当に自分本位な発言っていう。

これを言われてから、わたしがTの立場ならと考えた。大袈裟かもしれないけど、わたしなら罪悪感を抱えて生きていくことを選ぶ。だって、自分が許されたいからって感謝してる人に対して相手が知らなかったことまで勝手に自白して、傷つけて(少なくともマイナスな気持ちにはなった)、勝手に懺悔するとか、ただの自己満、オナニーと一緒なのよ。

わたしは30過ぎてこんなことも考えが及ばないTに呆れたし、相交えない人種だなとはっきりわかった。あと、人間関係において大切なのは「他人に期待しないこと」だと学んだ。人の気持ちを察せない人って多いので、自分が諦めたほうが楽です。

学びがあったね

あと、「みんなが先に悪口言ってて、そこにわたしも混じってしまいました」って、余計にキショいよね。典型的な責任逃れタイプ。わたしが知る限り、Tは率先して人の悪口を言うタイプで、貶めることばかりを考えてたので、主犯はコイツだろうな。まぁ、ここにTの悪口書いてるのでわたしも同類なんだけど。

わたしは死んでもTに対して「許すよ」なんて言ってやらなかった。こんな人、罪悪感なんて一瞬感じただけですぐ恋愛の悩みで忘れちゃうんだろうけどな。

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