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幼稚園やめて転園しました⑨転園後の息子の変化―2学期―

前回につづき、今回も発達障害児に理解のあるA幼稚園へ転入した後の話。

A幼稚園での2学期の息子の様子を振り返りました。

※現在通っている園をA幼稚園、転園前に通っていた園をB幼稚園と表記しています。



【年中2学期】 

◆運動会


B幼稚園では、できない種目からは外され、出場できた種目ですら途中退場させられた経験があったから、A幼稚園での運動会がどうなるか気がかりだった。

しかし、A幼稚園に年中で転入してからの1学級の息子の様子を見ていたら、できることが少しづつ増えていたから、


―――“まずは練習に楽しく取り組めたらいいな”


と最初は思っていた。
それに、A幼稚園に最初に見学に行ったときに副園長にB幼稚園で運動会で出場できない種目があったことを話したら、
 
 
―――「うちでは、療育に行っているお子さんもみんなと一緒に出てますよ~!」
 
と明るく言ってくれていたので、A幼稚園での運動会には親としてはあまり不安を感じなかった。



まず、練習の時の息子の様子。


A幼稚園は小規模園ということもあってか、クラスの種目の他に、他の学年と一緒に出場する種目もあり、合同練習も多かった。だけど、息子は嫌がることなく、合同練習に参加できていたという。

これにはすごく驚いた…!

B幼稚園では、ダンスと組体操の練習ができないという理由で、練習段階からすでに外されていたからだ。
 
A幼稚園は全園児で40~50人くらい。合同練習なら、その大人数の中で先生の指示を聞いたり、他のクラスの園児と息子のクラスで交代で園庭を使うこともあって待つことが必要だったりしたと思う。
 
B幼稚園で年少の頃、集団行動ができない・一斉指示が通らない・気持ちの切り替えが難しいと言われていた息子だったけど、A幼稚園に年中から転入してこういった面を克服しつつあり、成長を感じることができた。
 
 
 
次に、運動会本番の息子の様子。
 
 
A幼稚園は園庭が狭いために、例年近隣の小学校の校庭を借りての運動会開催。初めての場所や雰囲気だと緊張しやすい息子だったから、まず最初の雰囲気にのまれないかが心配ではあった…。
 
しかし!運動会が始まる前に担任の先生が息子に、
 
 
―――「今日は運動会がんばろうね!緊張しちゃったら何度もぎゅーってしてあげるから先生のところにおいでね!」
 
 
と息子を抱きしめながら勇気づけてくれた…!そばで聞いていた私達夫婦の方が、本番始まる前にジーーンと温かい気持ちになった…!
 
さらには園長先生も、
 
 
―――「息子君、今日がんばろうな~!!」
 
 
と息子の頭を撫でながら声をかけてくれた。A幼稚園の園長先生はフレンドリーで息子にも普段からよく声をかけてくれていたし、本番にこう言ってもらえたのも息子は嬉しかったと思う…!

 
そして本番が開始。
 
まず、入場行進ではクラス名が書かれたプラカードを持つという役割を担任の先生が息子に与えてくれていて、自信満々で張りきった表情で行進できていて、これはすごく嬉しかった…!
 
そのあと種目が次々進行していき、全園児で合計17種目で、そのうち息子は8種目出場。同じ年中クラスの子供達と一緒に8種目全て出場することができた!
 
特に思い出深いのは、某アニメ曲を採用したダンス。練習段階から楽しそうにやっていて、先生から介助されることなく、堂々と踊りきることができた!
 
年中クラスの子供達との障害物競走は、二人一組になってしっかり協力プレーをすることができていた!
 
ただ、この当時は息子は勝ち負けにこだわる面があり、リレーや綱引きなどで負けると、
 
 
―――「勝ちたかったのにーー!!」
 
 
と声をあげて納得がいかないという感じでぐずることはあった。

でも、次の種目が始まる前に入場門に整列する時にはそのグズグズはおさめることができていたので、逃げ出したり、列を乱したりまではしなかったので、以前に気持ちの切り替えが遅かった頃と比べれば成長したと感じることができた…!
 
運動会が終わった後は、緊張がとけて疲れも出たのか、泣いてしまったけど、これだけたくさんの種目を頑張ったことの証だと素直に思う事ができた。

◆クラス活動


1学期は年長さんに噛みついてしまうというトラブルが起こったが、2学期には目立ったトラブルはなかった。
 
担任の先生から普段の様子を聞いていると、1学期はクラスで製作などの活動で嫌いなことはやりたくないとすぐ始められなかったり、苦手なことがスムーズにいかなかったりしてぐずったりしていたが、2学期になるとそのようなことはほぼなくなり、クラス活動の流れについていけるようになっていたらしい。登園・降園時の着替えや準備・片付けも自分ひとりでできるようになっていったという。
 
親としても、息子がグッと成長している姿を見ることができて、とても嬉しかった2学期。発達に凹凸があっても『息子はできる!』と親としても自信が持てて、心に少し余裕を持ててきたのがこの頃だった。

 
 
次回は【 幼稚園転園の経緯⑩ 息子4歳(年中) A幼稚園へ転入 息子の変化―3学期― 】の記事をアップ予定。
 
また、読みに来てくれると嬉しいです☺

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