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松下幸之助“経営の神様”に学ぶ、人生の無限の可能性(北康利、2011)

今日はメモ程度に。

「成功するためには、成功するまで続けることである。途中であきらめて、やめてしまえば、それで失敗である。だから、いくら問題がおこってきても、それを次つぎと工夫をこらして解決していけばよいのである。それを、くじけることなくくり返していく。決してあきらめない。成功するまで続けていく。そうすれば、やがては必ず成功するわけである」

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成功するための秘訣。聞くたびにいつも勇気が出る言葉です。
私のような凡人でも工夫次第でどうにかできる。(はず)
振り返れば、ポケモンで、ギャラドスをレベル100にするためには、
決してあきらめずどんな工夫でもしていました。

昔の女性は、炊事、洗濯、掃除だけで一日のほとんどの時間を費やさなければならなかったが、家電の発達によって、その負担が飛躍的に軽くなったのだ。家電の発達なくして女性の社会進出などありえなかっただろう。
一方で、テレビやゲームや携帯電話、パソコンの発達により、漫然と意味もなく時間を過ごしてしまう可能性もある。
家電は、“費やさざるを得なかった時間”を“自分で使い方の選べる時間”に変えてくれたが、使い方の選択権はあくまでも我々にある。そのことを忘れてはならない。
先人の苦労と自分たちの幸せをかみしめながら、便利になったことを人生の豊かさに結びつけていこう。
それが松下幸之助の願いでもあるはずだ。

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時間の使い方は、自分で選べる。
スマホに触れるか、書籍に触れるか、子どもに触れるか。

幸之助の人間操縦術を通して思うことがある。
経営者にしても政治家にしても、経営学や政治学をよく勉強した人がすぐれた経営者や政治家になれるわけではない。むしろ、人間の持つ弱さや強さについて知りつくすことこそ大切なのだ。それは“人間学”と呼んでもいいだろう。
幸之助はまさにこの“人間学”の大家だった。

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「この人ならついていける」という魅力的な上司に、
幸いにもこれまで出会うことができました。
少しでも自分もそうなれるように、
人間力を高めていく必要があると感じています。

「部下の良さ、偉さがちゃんとわかるか? 自分の部下が百人いるなら、自分の偉さは百一番目やと心から思える人間が真のリーダーや」
お客に対してはもちろん、部下に対しても謙虚であるべきだという意味であった。
この言葉の持つ意味は深い。謙虚でないと彼らの声が聞こえなくなる。自分の指示が間違っていることにも気づかなくなる。謙虚であるということは、素直に情報が耳に入ってくることを意味している。

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教員に置き換えると、「自分よりも生徒が偉い」でしょうね。
教えることは教わることです。

自分の立場のみを考えて働くというようなことでは、私はやはり産業人とはいえないのではないかと思います。産業の使命というものをはっきりと認識し、その尊さを認識し、そしてその産業の興隆によって社会が潤い、人びとの幸福も約束されていく、社会生活も国家も発展していく、さらに進んでは世界の繁栄、平和にも結びついていくのだ、自分はその一員である、というような意識をもたずしては、私は真の産業人は養成されないという感じがするのです。

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山中伸弥教授の言われる「VW」(ビジョンとワークハード)にも通ずる。
ただ働くのではなく、視野を広く持ち、ビジョンを明確に。

「君は、君の家の家長やな。まあ言ってみれば家の中の社長や。そしたら君は自分の奥さんや子どもさんに、自分たちの家庭はこれからどう頑張っていって、五年後にはどういう姿にしたいという目標を示しているか?それができてへんかったら家長失格やわな」

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うちの5年後は…
解像度を上げる必要があります。

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