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徒然球場散策記
某日、海浜幕張周辺に用事があったことから、せっかくならとその足でマリンスタジアムへ向かいました。
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試合日ではないので、外周にはほとんど人はおらず。
普段はたくさんの人で溢れかえっているスタジアムも、この日はどこか物悲しげ。
それでも夏を運ぶような、爽やかな潮の香りを身体全体で感じながら、のんびり散歩を開始しました。
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撮影を始めたのは丁度18時。
奇しくもナイター開始時間と同時刻に、カメラを構えました。
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耳を澄ませると、スタジアム内から流行りのJ-POPが。
様子を見るためにスタジアムの階段を一段ずつ登っていくと、隙間から漏れたカクテルライトの光と、元気な若者の明るい声がグラウンドの外まで。
6/21から再度始まるリーグ戦に向けた準備とともに、この舞台で活躍せんと意気込む若手たちも牙を研いでいました。
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外周に戻ってきました。
今度は外野方向へ向かっていきます。
目の前には今まさにレッスンが終わったであろう、MDAの生徒たちの姿。
よほど楽しかったのでしょう。迎えにきたご家族の前で友達みんなで集まって、習ったダンスを披露。
そんな微笑ましい姿に頬を緩ませながら、そのままスタジアムを抜けて幕張の浜へ。
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風は強かったものの、波は非常に穏やか。
マリンスタジアムは外野方向、センターの後ろはすぐ海となっており、スタジアム内からも確認できます。
宙を見ると太陽が顔を潜め、代わるように楕円の月が。
心地の良い波の音を聞きながら、動き続けた身体に束の間の休息を与えました。
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ぐるっとスタジアムを周り、再び開けた海岸の方へと向かおうとしたときに「ぐぅ」と私の腹が鳴って、撮影は打ち切り。
いつの間にかスクールの前にいた生徒たちも、グラウンド内に鳴り響いていた音楽も止んでおり、辺りはしんと静まりかえっていました。
そのまま帰路に着こうとすると、柔らかいボールを打ちつける乾いた音がどこからか。
音のした先を見ると、2年目育成ピッチャー 吉川がコーチとともに、先ほどまで誰もいなかった三塁側ブルペン外に。
グラウンドへの扉は閉められ、完全なマンツーマンの環境で、丁寧にピッチング指導を受けている姿が印象的でした。
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梅雨も忘れるような夏空から、『海が観たい』と思い立ったが吉日。
憧れの舞台で入念な準備をする、若鴎に出会うことができました。
これから、さらに厳しい戦いが続いていく事でしょう。
それでも気まぐれな潮風と優しい波音は、声を枯らして自軍を鼓舞するチームとファンを静かに包んでくれることを願って、この文を締めようと思います。
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