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Netflixで『アンメット ある脳外科医の日記』第8話観ましたー。(ネタバレなし)


はじめに

 Netflixで『アンメット ある脳外科医の日記』第8話観ましたー。今回は、病院経営と採算の取れない地域医療の存続、医師としての信念を貫き通すこととプライベートの充実という両立できない人生のテーマとどう向き合うかを扱っていて大変感動しました。
 誰でも生きていく上で、仕事を頑張れば頑張るほど家庭が疎かになる、あるいは弱者のために尽くせば尽くすほど稼げなくて貧しくなっていくという葛藤を抱えていると思います。それらの状況をどう捉えるかで、ある意味人生決まると思います。

 一言でいえば、金に生きるか愛に生きるかなのですが、普通の人は金に流れると思います。金を捨てて愛に生きる決意をした人は、そう志すに足りる立派な人物が周囲にいたということになるのでしょう。
 個人的に、名医と呼ばれる医師は先祖代々医師の家系の人が多い気がしています。きっと、親の背中を見て育ってきているのでしょうね…。 

第8話の概要(ネタバレなし)

 関東医科大学病院の建て替えのため、西島(酒向芳さん)が綾野病院を利用するつもりだと知った麻衣(生田絵梨花さん)は、“ある決意”を固め、綾野(岡山天音さん)との結婚をやめると言い出します。
 しかし、麻衣との結婚で西島グループの傘下に入らなければ、多額の借金を抱える綾野病院は確実に潰れてしまいます。麻衣の真意が分からない綾野は、突然の婚約解消の理由が分からず困惑します。

 息子の結婚のカラクリを知った綾野の父・勲(飯田基祐さん)は、経営再建のために過疎地医療を廃止することに猛反発します。綾野は必死に説得を試みるが、とりつく島もありません。
 そんな中、往診に出かけた勲が、交通事故で頭部に外傷を負って丘陵セントラル病院に運び込まれます。手術はミヤビ(杉咲花さん)たちの手によって無事に終わりますが、勲には喜怒哀楽を抑えられなくなる「社会的行動障害」という後遺症が残り、しばらくの間、勲に代わって綾野が過疎地の診療所へ通うことになります。

 実際に集落の訪問診療を実地体験した綾野は、過疎地の地域医療の実態と、父・勲の医師としての患者に対する向き合い方を知ることになります。 
果たして綾野は、金にならない医療と、麻衣の結婚をどうするのでしょうか。

感想

風間「まあしょうがないんじゃないですか。病院だって商売だし、赤字の部門は」

三瓶「犠牲になるのは部門じゃなくて人間ですよ。しょうがないと切り捨てないでください」

 今回は『何がしょうがないと諦めるべきで、何がしょうがないと諦めてはいけないのか』を非常に考えさせられる回でした。その中で、損得を軸に物事を判断すると、確実に間違えた方向に進んでいくことを確信しました。
 それにしても利他の精神は素晴らしいですね。利他主義を極めていくことが、人間として成熟していくことなのかもしれません。そんなことを考えさせられる話でした。

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