【学び】インドを現地では「バーラト」と言うらしい
こんにちは、タクミです。
皆さんはインド🇮🇳についてどれだけ知っていますか?。多くの人のイメージは「カレー」から始まり、「暑い」「人口が多い」「宗教が多様」「計算が得意」などが来て、近年は「IT先進国」としても知名度を増している、そんな感じでしょうか?
ちなみに僕のイメージがまさに上記の流れだったのですが、知れば知るほどインドという国は奥深く興味深いということが分かりました。
まず名称からして、インドにはもう1つの正式名称があると言うのです。恐らく皆さんが知らないであろうインドの知識をまとめてみたので、是非参考にしながら一喜一憂してみてください。
もう1つの正式名称
まずタイトルにもある通り、インドにはもう1つの正式名称があり、それが「バーラト」です。知ってましたか?。
なぜ「バーラト」と呼ぶのか?
理由は紀元前にまで遡ります。紀元前2000年頃にインド・ヨーロッパ語族に属するアーリヤ人がインドに進出し、既にインダス文明が衰退していたインドに変化がおこります。
このアーリヤ人がインドの様々な文化や宗教の元となっているのですが、そのアーリヤ人の有力な部族のひとつに「バラタ族」がいました。
また別に「バラタ」という伝説の王もいたそうです。
「バラタ族」か「バラタ」王のどちらかか、あるいは両方からちなんで、インドの人々は自分たちが暮らす地を「バーラタヴァルシャ」(バラタの地)と呼び、そこから「バーラタ」⇒「バーラト」と変わっていったそうです。
独立後の1949年に「バーラト」は正式な国名として定められました。
カレーという料理の名は無い
お次は日本人にも馴染みのあるカレー🍛。
実はなんと、インド現地ではカレーという名前の料理は存在しないそうです。
ではなぜ私たちはあの料理を「カレー」と呼んでいるのでしょうか?
そこにはポルトガル人🇵🇹が関係しています。
その昔、大航海時代にインドを訪れたポルトガル人が我々が「カレー」と呼ぶあのスパイス料理を食べました。きっとスパイスが珍しくて美味しかったのでしょう。そのポルトガル人は記録を取る際に「カリ」と書き、それが英語で「カリー」と呼ぶようになったそうです。
ちなみに、「カリ」とは南インドの言葉で「食事」や「おかず」という意味だそうです。つまりは、インドのスパイスを入れて煮込んだ食事を外の者が勝手に「カリー」「カレー」と呼んでいるというお話でした。
ターバンを巻くのは、ほとんど○○教徒だけ
インドと言えばターバン、というイメージは若干古い気もしますが、ありますよね?。
何となく想像がつくと思いますが、実際にターバンを巻いている人は極小数です。日本もサムライのように、刀やちょんまげのイメージがある外国人がいるかもしれませんが、実際は居ないですよね笑。
話を戻すと、ターバンを巻いているのは基本的に「シク教徒」のみだそうです。
古代からインドでターバンが着用されていたことは知られていますが、現在では「シク教徒」にしか慣習が残っていないそうです。
インドの宗教比率は、ヒンドゥー教が約8割、イスラム教が15%程で、残りが多い順にキリスト教、シク教、仏教、ジャイナ教、その他となっています。
少数派のシク教徒のターバンがなぜ世界中にイメージとして広がったのか?。
それはイギリスがインドを植民地支配する際に、勤勉で勇敢なシク教徒をインドの行政に当たらせたり、世界各地に連れて行って現地の行政を任せたりしていたから、だそうです。
実際に今でも警察官や役所の幹部にはターバンを巻いている人が多いそうで、当時の名残があります。
以上、インドを現地では「バーラト」と言うらしい、についてでした。皆さんはいくつ知っていましたか?。
ありがとうございました!
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