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【世界】一括りに考えがちな「アフリカ」

もし、アフリカに行けるとしたら皆さんはどこの国に行きたいですか?。僕は1回も行ったことが無いのですが、エジプト、ナイジェリア、ケニア、南アフリカ、などの国に特に行ってみたいなと思います。

アフリカに行きたい⇒エジプトやナイジェリアなどに行ってみたい、に変わったのは最近アフリカについて学び始めたからでした。

アフリカは、ヨーロッパやアジアと比較して、含まれる国々へ対する認識の粒度が全然異なると自身と周囲を見ていて強く感じます。

そんなアフリカについての認識の粒度が上がるような情報を書いていこうと思います。

アフリカは広くて大きくて多様

まず驚くべきは南北に伸びる大陸の長さ。
アフリカ大陸は北緯37度から南緯33度まであり、赤道をまたいで南北に「8000km」あります。これは茨城からシドニーまでの距離や、日本からスウェーデンまでの距離と同じです。

そして南北に長いということは面積も大きい。
アフリカ大陸の総面積は「3022万キロ平方メートル」。。大きすぎて想像しにくいですよね。

これはアメリカ合衆国とヨーロッパ全土と中国を合わせた面積よりも大きく、およそ日本80個分の大きさです。

そんな広くて大きいアフリカは、気候や文化の面で非常に多様性があります。
海域で分けると、地中海圏・インド洋圏・大西洋圏・内陸部に分かれます。
また南北で分けると、北部のイスラム圏・サハラ砂漠以南のサブサハラ圏・赤道直下の熱帯アフリカ圏・アフリカ南部圏に分けられます。

アフリカと言ってもその大きさ故に、一括りにはできない自然と、それぞれの文化と人々が居ることをまず認識する必要がありますね。

アフリカは内陸国が多い

世界には、海に面している国と内陸国の2つの国が存在しますよね。内陸国は世界中に48ヶ国ありますが、その内16ヶ国がアフリカ大陸にあります。実に内陸国の30%以上がアフリカの国なのです。

日本の歴史を見ると島国のシーパワーを活かした貿易で栄えてきたことがよく分かります。内陸国はというと自前の港を持つことが出来ないため、単独で貿易がやりにくいという特徴があります。

内陸国の経済が発展するには国境を越えて、地域経済を一体開発しなければいけません。アフリカが経済発展しにくい理由の一つはここにあります。

援助から投資へ

アフリカは人口転換を迎えようとしており、これから経済発展していくポテンシャルに注目が集まって、かつての援助という形から投資という形に変わって来ています。

海洋に面した国から発展し始めており、インド洋に面したケニアはモンバサという港湾都市を「アフリカ東海岸のシンガポール」のような場所にしようと経済特区を設けたりリゾート施設を充実させたりしています。また、大西洋に面したナイジェリアは人口2億人を超えてIT企業の発展や、ノリウッドという映画産業のようなソフトな面でも成長を続けています。

遠くの地や縁のない地について考えたり話したりする時に、私たちは知らないばかりに多様性を無視して一括りに捉えがちだったり、「アフリカ人」のような極めて抽象的なステレオタイプを持ったりしてしまいます。グローバル化が進んだ現在だからこそ、まずは知るところから始めていく人が増えると良いな思います。

以上、一括りに考えがちな「アフリカ」、についてでした。
ありがとうございました!

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