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【地政学】シーパワーとランドパワーとは?
地政学という言葉を最近よく耳にするようになりましたが、皆さんは地政学についてどれくらい知っていますか?
文字通り、地理と政治から出来事を分析する学問なのですが、普段目にするニュースが断片的な情報に留まることなく、世界の中の日本の存在を考えることに繋がるように思います。
そんな地政学における、シーパワーとランドパワーの考え方について今回は書こうと思います。
シーパワーの国が覇権を握る?
シーパワーとは、シー(海)パワー(力)という言葉の通り、海に守られている、または海に出ていくことの出来る国のことです。
シーパワーの国は、海を通じて世界と貿易することが出来るため、貿易立国として栄えやすく、歴史を見ると世界の覇権を握ってきたのもシーパワーの国であると言えます。
アメリカ合衆国、イギリス、スペイン、ポルトガル、オランダなど、現代から大航海時代に至るまで、シーパワーの国は力を持ちやすい傾向にあります。
僕たちがいる日本もまた、海に囲まれた島国であり、シーパワーの国なので、海を通じた諸外国との貿易によって発展してきた歴史があります。
ランドパワーの国は?
ランドパワーには大きく3つの特徴があるようです。
陸続きなため、人やモノの移動がしやすい
外国から攻め込まれやすい
強い国は領土を拡大する傾向が強い
ランドパワーの国の中でも、弱い国は他国から攻め込まれやすく、強い国は攻める側に回り、領土を拡大していくようです。
ヨーロッパにもアジアにも数多くのランドパワーの国があり、中国や、ロシアなどがランドパワーの代表的な存在と言えます。
日本からするとランドパワーの感覚は分かりづらい
島国日本に生きる僕としては、陸続きで隣国と繋がっていることに対する恐怖感は、頭で理解できても心から共感することは日本に居る限り出来なさそうです。
中国の万里の長城は観光名所として有名ですが、あの巨大で長い建造物は、北方騎馬民族からの侵入を防ぐ目的がありました。
あれほどの建造物を作るほど、すぐ隣の国がいつ攻めてくるか分からないという恐怖感と危険性があった。
ロシアが緩衝地帯を作るため、海に出るために軍事行動に及ぶことは、攻められて然るべき結果をもたらしていますが、その背景や感情的な部分の理解なしに、地政学の観点から平和を考えることは出来なさそうです。
以上、シーパワーとランドパワーとは?についてでした。
ありがとうございました!
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