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【#29】仕事は社会と自分を繋ぐもの

仕事とは何か。
働いてお金を得ること、人に感謝されること、社会に貢献すること、自分を成長させること…
価値観によって捉え方は様々だろう。

社会との関係性で考えてみると、仕事は社会と自分を繋ぐものである。

特に私がそう感じたのは、個人事業主になって今年初めて確定申告を行った時。
恥ずかしながら会社員時代、毎月給料明細をしっかりみていなかった私は、こんなにも社会に対して支払うものがあり、私の経済活動は社会と切って切り離せないものだということを再認識したのである。
言ってみれば当たり前なのだけど、まさに身を持って実感というやつだ。
私の収入に対して課税される部分、課税所得税。
どこかへ行くにも何かを購入するにも、自宅の中の光熱費の範囲も、全ての活動が仕事に関するものであれば経費になりうるものであり、社会と繋がっているのである。
もちろん日常的な消費活動もそうなのだけれど、仕事においては主体的に関わっているというか、価値を提供することでやりとりをしている感じ。

松浦弥太郎さんが書籍の中で、『仕事とは社会との関係性です。どうやって自分が社会とコミュニケーションをとるのか。いかにしてそのコミュニケーションに価値を創造するのかということです。』と述べられていてまさにそのような感覚であると思った。

仕事で関わる人は個人の生活範囲では交わらないような人とも接点(コミュニケーション)をとる機会が生まれる。

社会というととても広いものだけれど、普段意識できるのは自分の生活の範囲内である場合がほとんど。
分かりやすいのは子供時代、学校の中で起きていることが全てであり、クラス替えしたクラスで仲の良い友達がいなければ絶望したものである。まだ学校にいるはずの時間に校門の外へ一歩踏み出すことがとても特別な感覚だったように。

大人になるにつれて自然と行動範囲が広がっていくけれど、物理的な距離だけでなく、社会とのコミュニケーションの中で価値を創造出来ているかどうか。
どうやって自分が社会とコミュニケーションを取りたいか描けているだろうか。

うまくいくこともいかないことも、社会とコミュニケーションをとることで日々得られることは本当に刺激的である。
その度に自分の良いところも認めたくない側面も沢山出てきて発見があって飽きない。
これが途絶えると、何も出てこない自分に″飽きてしまって″、刺激的なものを外に求めざるを得なくなる。

何よりも自分が自分に飽きないこと。
これを仕事を通じて探求していきたい!


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