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vol.4 教室に置いておきたいアイテム①〜5時に学校を出たら人生が変わった話〜

明日からできる!


まずは、学級に置いておきたいアイテムとその使い方を紹介します。次に紹介するアイテムを教室においておくだけでグッと仕事が進んだり、楽しくなったりします。教室に様々なアイテムが揃っていないとアイテムを職員室に取りに戻る時間が発生し、取りに行っている間、授業が進みません。またその間にトラブルが起きるかもしれません。少し準備しておくだけで即対応ができて、子どもも先生もストレスが少なく生活できます。購入しなくても準備ができるゼリーの容器のようなものもあれば、学校の備品として準備できるものもあります。なければ、教材費等から支出するなどの工夫が必要です。


①100円均一のA4・B4サイズプラスチックケース

(活用場面)提出物を出す時
万能です。子どもたちが宿題を出すとき、ノートを出すとき。教室にあって困ることはありません。底面が網目状のものやそうでないもの、様々ありますので活用場面によって使い分けるといいと思います。
私のクラスでは、係がその日の宿題から判断して適当なサイズのケースをいつもの場所にセットしていました。こうすることで子どもに「ありがとう」と言える場面が増えるし、私たちの仕事も減ります\(^o^)/

②学級の全員の子ども、担任の名前を書いたわりばし

(活用場面)任意で人を選びたい時
クラスのメンバーから数名を選ぶ場面が学校では日常的にあります。日直に代表になってもらうのも可能ですが、わりばしで抽選方式にする方がワクワクします。発表の順番を決める時や代表で何かをしてもらうときなどに使用します。「なぜその人が選ばれたか」ということが誰の目から見ても明らかで、自分が選ばれなくても納得しやすいことやすぐに決められることが利点です。
先生の思いで決めてしまうと人選が偏ってしまいトラブルの元になったり、偏らないように前とは違う人を選ぼうとすると時間もかかったります。
発表などで次の発表者を決める時にわりばしを使うと、発表したことへのご褒美感も生まれて、さらに嬉しい気持ちになれます。
また「これはこの子にしてもらいたい!」という場面では、割り箸をグルグル混ぜるふりをして、意図的にその子の名前の書かれた割り箸をひこくもできます(笑)全員の子どもに居場所をつくりたいですね。

③ホワイトボード&マジック【グループの数以上のホワイトボード&マジック(黒・赤・青)】

(活用場面)班対抗でクイズ大会をする時 授業等で理由を説明する時など 
「せーの、じゃ~ん」というように回答を出すクイズ番組のイメージで活用します。クイズと聞くとお楽しみ会を想像しますが、もっと日常的に活用します。例えば、教科学習で振り返りの時に「昆虫の体は、いくつに分かれていますか?」と聞き、グループで考えさせて書かせたり「ひみこを漢字で書いてください」と少し難易度をあげて書かせたりという使用方法も考えられます。グループで考えることにより、合意形成を経験することができたり、誤学習していたことに気付けたりもできます。また、「ひみこ」のような少し難しい問題を出すことで「社会博士」や「漢字博士」のように子どもたちがクラスで輝く場面を創出することもできます。

④マスク

 (活用場面)給食当番でマスクを忘れた子どもがいた時
給食当番がマスクを忘れた時には、どのような対応をしていますか?当番を別の班の人と交代したり、ティッシュをマスク代わりに使っていたりする学級を見たことがあります。
私は、マスクに限らず忘れ物をした子どもには、貸せるものは貸します。返してもらえるものであれば使用後に返してもらいます。忘れ物をして一番困るのは、本来の活動ができなくなることだと思っています。忘れ物をしたのが本人の責任であっても、教科書を忘れて勉強ができない、体操服を忘れて体育ができないなどのようなことを避けるために、用意できるものはすべて教室に用意しています。「そのような対応をすると次から持ってこなくなるのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。年間を通じてずっと忘れ続けたという子どもはいませんでした。もし、継続的に持ってこない状況が続いた場合には「持ってこれない事情があるのだ」と考え、連絡帳に正しく書けているか確認をしたり、家庭訪問をしたり、さらには認知面での発達の遅れについて考えたりするケースもあるかもしれません。いずれにしろ、忘れ物によって本来の活動ができなくなることを避けるための方法を考えたいものです。

⑤ドライバーセット

 (活用場面)机や椅子、扉などの簡単な修理をする時
教室では、様々な物が壊れます。その時に即座に修理ができるように教室にドライバーセットを置いておきます。子どもから修理のリクエストがあった時に「後でするね」と言って後回しにすると忘れてしまったり、小さな仕事が積み重なって時間を取られたりすることを避けるためです。しかも、子どもからの修理のリクエストがあった時に即座に修理すると子どもが嬉しそうな顔をして「ありがとう!」と言ってくれます。子どもも嬉しいし、私も嬉しくなります。

さぁ今日の仕事の終わりに100均にいこう!

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