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vol14. 早く帰る技術⑤チャイムと同時に授業を終わる〜5時に学校を出たら人生が変わった話〜

チャイムが鳴った瞬間に授業は終わります。

 授業の時間は延長しません。たとえ、説明の途中であっても、もう1ページ進めたくても終わります。時間を守ることは、信頼関係の土台にあると私は考えているからです。子どもたちは、授業時間は45分だと思っています。たとえ、1秒でも延長しません。「残り1分」と心の中でカウントダウンしている子どももいるでしょう。それを、授業進度の都合、つまり教員側の都合で伸ばされると、子どもは時間を守らなくなります。子どもからすると「だって、先生も守ってないやん」ということでしょう。普段から子どもたちに「時間を守るように」と指導をしている先生は多いと思います。なので、まずは私達が時間を守るという姿を見せるのが大切です。
 もちろん、授業開始時刻も守ります。チャイムと同時に授業を始めます。というか、チャイムが鳴る頃には、教卓の前に立っています。それを見た子どもたちは、勉強道具を机の上に出し、教科書を開きます。すぐには全員ができるようにはならないかもしれませんが、最初は遅れてくる子どもたちも、2週間もすればできるようになります。できるようになったら必ず、できたその時にフィードバックをします。
 ただ、一つだけ例外があります。それは、理科の実験の授業です。その時だけは、延長することもあります。そもそも余裕をもって時間設定をするのですが、うまく実験ができないことで授業時間が長引くことがあるからです。この場合には、延長になると判断した時点で子どもにそのことを伝えます。例外の対応については、子どもたちがこういったケースを「例外」と認識していることが大事です。「他の授業は、絶対に延長しない」という認識があるからこそ、子どもたちは例外について納得してくれます。

時間のことについては他にもあるのですがそれはまた別の記事で書きます。

チャイムが鳴った瞬間に「終わります」と言ってみませんか?


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