コラム①「目の前の子どもたちにいい教育をすることが世界を変えることにつながるって本気で思ってるねん。」

「目の前の子どもたちにいい教育をすることが世界を変えることにつながるって本気で思ってるねん。」
これは私が10年ほど前に同僚に言った言葉です。(ちょっと恥ずかしい笑)
教育委員会の事務作業の多さと子どもがいない職場環境に辟易としていた時に、元同僚からこの話を聞かされた私はハッとしました。 

名曲「時代」を歌っている中島みゆきさんは、あの独特の声を小学校の先生から「素敵な声ね」と声をかけられたことにより、自信をもち、歌の道に進んだそうです。


そんな話を聞くと「先生の一言があるから今の私がある」ということや「先生の嫌な一言が今も心に刺さっている」ということがあるかもしれないと思えてきます。
一人でも多くの「中島みゆき」が生まれる。そのようなな関わりを大事にしたいものです。また、そんな仕事ができる先生ってステキな仕事だなと思います。

先日、私と私の元同僚、教え子の3人で飲みに行く機会がありました。その教え子を、私は5年で、元同僚が6年で担任をしました。それぞれの学年でどのような思い出があったかの話になり、その教え子は次のように言ってくれました。
「5年生の思い出は、キャンドルを作ったことと給食を食べ終わったあとに延々とクイズを聞いてくれたことです。」と話をしてくれました。
「6年生の思い出は、ハードルの授業です。そのハードルの授業での達成感が大きくて、中学・高校と陸上をしたんです。」とのことでした。
そのように話をしてくれた教え子は、小学校の教員となりました。一緒に働ける日が来るのを楽しみにしています。

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