やっぱりみんなたべるのがすき

雪が降った。
やることがなくて暇。午前中は何かやらなければ落ち着かなくて、頭の中にあった「つくりたいものリスト」を消化する。
まず、コーンフレークナッツバー。
粗めに砕いたミックスナッツに、手でテキトーに砕いたコーンフレークを投入。レーズンを「入れすぎかな…」と若干心配になる量を入れる。あとは、みりん、はちみつ、塩の飴絡めにすれば完成。
これが母の最近のお気に入りおやつ。
勢いのままスノーボールクッキー。
クックパッドで見つけた簡単なレシピのおかげで、妹にすぐ提供できた。
ラストスパートは自分用に豆乳プリン。
もうここ数日プリンが食べたくて食べたくて。
暖房で頭だけがのぼせてしまうから、ひんやりとして、とろんとなめらかなプリンを想像してはいつ作ろうか悩んでいた。材料をまぜて、蒸して、見つからないように冷蔵庫の奥へしまった。
豆乳プリンは私以外好きではないし、取られる心配もないけれど、なんだかいつも後ろめたい気がして自分のおやつは隠してしまう。
ひと息ついたら、母と妹が作ったものを食べていた。
料理が趣味とか家庭的かもしれないけど、断じてそんなことない。インスピレーションを得て気まぐれでつくるだけだし、もっとも目的は「食べること」だ。
自分が食べたいものもつくるし、食後に甘いものを欲する母も、食べ盛りの妹もいて、つくれば喜んでくれる。しあわせだ。

今日もうちではだれかしらが何かを食べている。