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食事シリーズ③ 〜乳がんになった後の間食とサプリ〜

前回、乳がんになったあとに改善した食生活について記した。

食事に野菜を多く取り入れると、そんなにカロリーを摂取してなくてもお腹いっぱいになってしまう。
結果、食生活を改善して以降はどうがんばっても三食合わせて1300〜1500kcalしか摂取できない。
しかし愛用アプリの「あすけん」によると、毎日の摂取目標は1600〜1700kcalとのこと。
そして食事だけでは補い切れない栄養素もいくつかある。
ということで、足りないカロリーと栄養素は間食で補っていく。

まずはヨーグルト
通常の食事で十分なカルシウムと鉄分を摂取するのはなかなか難しく、あすけんではたいてい「不足」と出てしまう。
そのため私は夕食後、明治ブルガリアヨーグルトのカルシウムと鉄分という商品を食べている。

ヨーグルトの量は、朝クリームチーズを食べていない時は100g。
食べた時は50gにしている。
そうじゃないと、あすけんに「乳製品過剰」と出てしまうからだ。
以前はあらゆるチーズ、生クリーム、チーズケーキなどの乳製品を過剰摂取していたが、乳がんになってからはあすけんで適正値と言われる数字以上は絶対に摂らないようにしている。
そして乳製品に関しては「不足」と出ても気にしない。

そして砂糖や蜂蜜などの代わりに、ヨーグルトには果物を入れる。
果物はポリフェノールが豊富なぶどうを食べることが多く、皮に一番栄養があるので皮ごと食べられるものを買っている。
あとはいちじく、洋梨、柿、りんご、オレンジ、すもも、キウイ、ブルーベリーなどを日替わりで。
果物もあすけんで適正値に収まるよう、重さを測って食べている。

つづいてのおやつは、小魚
あすけんでカルシウムの摂取状況を見て、5〜10gを食べるようにしている。
ホルモン治療を始めたら骨粗鬆症になる可能性が高まるらしいので、今からでもと思いカルシウムを積極的に摂っている。

そしてお次は塩分無添加の素焼きナッツ
主にクルミを食べるようにしている。
ナッツを適量食べることは健康にとてもいいと言われているし、特にクルミにはガンにもいいとされるオメガ3が豊富に含まれている。
普段は10g、脂質が足りない日は20g食べている。

次に間食とはちょっと違うが、アマニ油
脂質が足りない日は味噌汁に小さじ1杯を入れる。
アマニ油もオメガ3が豊富なのだ。

それからこれも間食とはちょっと違うが、毎朝起きた時とお風呂上がりにぬるめの白湯を一杯ずつ飲んでいる。
白湯を飲むようになってからは冷たい水が飲めなくなってしまった。
乳がんになる前まで氷で冷やした水をグビグビ飲んでいたことが信じられない。

それからお茶も毎日たくさん飲んでいる。
ガンにいいと言われているカテキンを摂取するため、粉末緑茶を。
スッキリしたい時は濃いめのストレートティー。
甘い気分が欲しい時はキャラメルやフルーツフレーバーの紅茶を。
眠る前のリラックスタイムにはラベンダーティーかカモミールティー。
ほかにもルイボスティー、びわ茶、ごぼう茶などいろんなお茶を楽しんでいる。

中でも一番のお気に入りは、横浜中華街で買い集めたものをいろいろ入れた手作り薬膳茶だ。
菊の花、ナツメ、龍眼、クコの実、乾燥生姜、陳皮などを適当に入れて飲んでいる。
東洋医学の専門家が見たらめちゃくちゃなブレンドになってそうだけど、効能がどうのってよりも味を楽しんでいる。

私が実際に使っている材料

龍眼、陳皮、菊の花は横浜中華街の「悟空」というお茶専門店で購入。
ここは本当にお茶の種類が豊富で楽しい。
以下のウェブサイトにオンラインショップもあるので、興味のある方はぜひ覗いてみてほしい。

ナツメは中華街の小さな食材屋さんで購入。
普通のスーパーでもたまに売っていることがあるが、油が添加してあったりサイズが小さかったりと納得がいかない。
その点、中華街に売っているものは4〜5cmと巨大で風味も良い。
お茶を飲み終わったら、実も食べている。

乾燥生姜は自分で作っている。
作り方は簡単で、生姜を薄切りにしてザルに並べ、ベランダに2〜3日放置するだけ。
ストレートティーに2枚くらい入れるだけでもめちゃくちゃおいしいし、風邪予防にもなるのでお勧めだ。

私のオリジナル薬膳茶は、以下の画像の量を大きめのマグカップに入れ、お湯を注ぐだけ。
龍眼はもちろん割って中身を出して。
ここに桂花茶(キンモクセイの香り付けがされた緑茶)を少々入れると、最高においしいのだ!

1回あたり入れている量

飲み終わったらお湯を足して、2〜3杯飲んでいる。
それぞれの効能は、一応知られているところを雑に書き出すと以下の通り。

龍眼:滋養強壮、沈静、疲労、不眠、貧血、病後、免疫強化、健忘症
陳皮:美肌、肝機能、胃腸、むくみ、冷え
ナツメ:胃腸、病後、疲労、精神不安
クコの実:滋養強壮、視力回復、免疫強化
菊花:頭痛、のぼせ、花粉症、目の充血、ドライアイ、目のかすみ
生姜:血行促進、冷え改善

ちゃんとブレンドされた八宝茶を飲んだほうが間違いない気もするが、まあいい。
悟空にも八宝茶は売ってるので、ぜひお試しあれ。

ということで、基本の間食は以上。
ほとんど薬膳茶の話になってしまった。
ガンは低体温を好むらしいので、白湯や温かいお茶をたくさん飲み、常に腹巻きをしている自分が勝ち組に思えてくる。

乳がんになる前は、冬でも氷でキンキンに冷やしたアイスコーヒー(しかも濃いめのブラック)を1日3杯以上は飲んでいたが、今は完全にやめている。
そしてシュークリーム、ドーナツ、チーズケーキ、チョコレートブラウニー、フィナンシェ、フルーツパウンドケーキあたりもコンビニで買って頻繁に食べていたが、それも完全にやめている。

乳がんになったから気をつけてやめたというより、それらを食べることが怖くなってしまい、単純に食べたくなくなったのだ。
だから無理せずやめられた。

果物とお茶でこれだけ楽しめているので、砂糖やクリームたっぷりのお菓子は必要ない。
だけど甘いものを一生完全に断つ必要もないと思っていて、実際ちょっと前に歴史ある庭園に散策に行った時は、そこの名物のお団子をいただいた。
甘いおやつはそういう特別な時だけ楽しめば十分だ。

ちなみにサプリも以前はよく飲んでいたが、サプリに頼ると食事がおろそかになってしまうと聞き、妙に納得してしまった。
なので今は、どうしてもその日足りなかった栄養素があった時だけ飲むようにしている。
あとは一日中雨で日光に当たらなかった日はビタミンDを飲んだり。
血中ビタミンDが多いとガンになりにくいという研究もあるらしい。

ただしシイタケ菌糸体補中益気湯は免疫力アップのため毎日飲んでいる。
人間には本来免疫というものが備わっていて、それが正しく働けばガン細胞をやっつけられるはずだ。
たとえ自分の血中を微細なガン細胞が流れていたとしても、免疫力を鍛えてやっつけてやろうじゃないか。

シイタケ菌糸体は抗がん剤やホルモン治療の予後が良くなるそうだ。
私はまだどちらの治療も始めてないけど、右胸の全摘手術をした直後からずっと体調が良かったのはこれのおかげもあるかなって思ってる。

補中益気湯はガンを攻撃するNK細胞を増やす効果が期待できるらしい。
ガンの治療でNK細胞療法というのがあるが、何百万円もする。
補中益気湯なら、1ヶ月あたり4千円くらい。
ずいぶんお得にNK細胞が増えると思うと、とても喜ばしい。

きちんとした臨床データがあるものしか信じない人、確証のない民間療法もすべて試してみたい人、人それぞれだと思うが、私はできるだけ考えが偏らないよう気をつけている。

その上で、私はアブラナ科の野菜、ブロッコリースプラウト、味噌汁、乳酸菌などを積極的に摂取することにした。
添加物はできる限り避け、減塩も心がけている。
お菓子はもちろん、砂糖自体を徹底的に避け、「あすけん」で摂取カロリーと栄養素を把握するようにしている。

そして自分がもともと持っている免疫力を最大化させるため、シイタケ菌糸体と補中益気湯に頼りつつ、腹巻きをしたり温かいお茶を飲んだりして体温を上げ、睡眠をしっかり取り、適度に運動をし、たまに森林浴に行って深呼吸をする。

自分をパワハラで苦しめた元上司のことを許し、恨む気持ちでストレスを溜めないようにする一方、「あの人の事業がうまくいかなくなりますように」ってたまに思うことでガス抜きしてみる。

毎日こんな感じ。
そりゃ肌もキレイになるって。
睡眠もしっかり取ってるし、そもそもきちんと三食を食べている時点で生活スタイルがあまりにも違う。
なんてったってパワハラによるストレスもない。

どんどん健康になっちゃいそう!
ガンも転移・再発しようにも、する隙もなさそう!

なーんて前向きに考えながら、生活習慣の改善を楽しんでいる(もはや趣味)。

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