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【山の心得】~レイヤリング編~

こんにちは!みーちゃんです!!

梅雨入りしそうで中々しませんね。
梅雨には梅雨の山の楽しみ方がありますので、「自分なりの梅雨の楽しみ方」を今のうちに探したいものですね!

苔なんかは雨に濡れた方が映えます!もののけ姫の舞台とも言われている屋久島の白谷雲水峡。白谷雲水峡は苔むす森と言われ、雨の日の方が苔が映えるとも言われております。

白谷雲水峡(苔むす森)

見てるとどこかにこだまが現れそうですね。
屋久島は1か月に35日雨が降ると言われている位雨量が多いのですが、そんな雨の日でも楽しめるのが白谷雲水峡です。!
九州地方最高峰で日本百名山でもある「宮之浦岳」は100名山完登を狙う方にとっては避けられない道。白谷雲水峡を通る際は雨の日を狙ってみては如何でしょうか。
本州でも苔むす森は意外にも存在するものです。白谷雲水峡程ではないにしても、苔むす森を探してみては如何でしょうか。


【山の心得⑨】~レイヤリング編~

と言う事で今回はレイヤリングに関して記事にしたいと思います。

レイヤリングとは?

体温調整や快適性を保つために、複数の層(レイヤー)で服装を構成することを指します。天候や活動量などに応じて各レイヤーを着脱することで、快適で安全な登山を実現します。
間違ったレイヤリングをしてしまうと、「過剰な汗による不快感と冷え」「過度の体温上昇」「防風・防水対策の不足」「不快感の増大」などの症状に陥ります。

登山に行く際、レイヤリングをきちんと気にしていますでしょうか?
夏山も冬山も、レイヤリングを間違ってしまうと熱中症や凍傷のリスクがかなり上がってしまいます。
適切なレイヤリング知識・装備を身に着けて登山を楽しみましょう!

登山におけるレイヤリングは、一般的に「ベースレイヤー」、「ミドルレイヤー」、「アウター」の3層構造が基本とされています。下記にそれぞれの役割とおすすめの素材を記載いたします。

ベースレイヤー(肌に直接触れる層)

役割
➡汗を素早く吸収し、蒸発させることで肌をドライに保つ。
➡汗冷えを防ぎ、快適な体温を維持する。

おすすめの素材
ウール:メリノウールが代表的で、吸湿性と保温性に優れている。抗菌作用もあり、臭いがつきにくい。
化学繊維(ポリエステルなど):吸湿速乾性が高く、乾きやすい。軽量で比較的安価。

ミドルレイヤー(保温層)

役割
➡体から逃げる熱を保持し、寒冷時に体温を保つ。
➡通気性があり、体内の湿気を外に逃がす。

おすすめの素材
フリース:軽量で保温性が高く、通気性もある。さまざまな厚さがあり、温度に応じて選べる。
ダウン:非常に軽くて保温性が高い。ただし、水に弱く、濡れると保温性が低下する。
化学繊維の中綿:合成インサレーション(例:プリマロフト)。ダウンよりも水に強く、濡れても保温性をある程度維持する。

アウターレイヤー(外部保護層)

役割
➡風や雨、雪などの外部要素から身体を守る。
➡防風性、防水性、透湿性を兼ね備えることが重要。

おすすめの素材
ハードシェル:完全防水で防風性が高い。ゴアテックスなどの高性能な素材が使われることが多い。
ソフトシェル:多少の防風・防水性を持ちつつ、通気性が高い。活動的な登山に適している。

レイヤリングのポイント

調整可能:各レイヤーは、状況に応じて脱ぎ着することで体温調整を行いやすくする。
適材適所:活動強度や気候に応じて、素材や厚さを選ぶ。冬山では厚手のフリースやダウンを重視し、夏山では薄手のウールや軽量なソフトシェルを選ぶ。
重ね着のしやすさ:各レイヤーは、重ね着を考慮してフィット感が良く、動きやすいものを選ぶ。

例: 夏山のレイヤリング

ベースレイヤー:軽量な化繊のTシャツ。
ミドルレイヤー:薄手のフリースやソフトシェルジャケット。
アウター: 軽量な防風ジャケット(必要に応じて防水ジャケット)。

例: 冬山のレイヤリング

ベースレイヤー:メリノウールの長袖シャツ。
ミドルレイヤー:厚手のフリースジャケット。
アウター: ゴアテックスのハードシェルジャケット。

これらのレイヤリングの基本を押さえておけば、登山中の体温調整が容易になり、快適で安全な登山を楽しむことができます。

その他のレイヤリング

実は上下の服だけでなく、手袋や靴下にもレイヤリングは必要です。
体の端部は非常に冷えやすく、冬は特にレイヤリングを行い「冷え」から身を守る必要があります。

手袋も3層に

・手袋のレイヤリング
ベースレイヤー:リノウール、シルク、薄手の合成素材。
ミドルレイヤー:フリース、ウール。
アウターレイヤー:ゴアテックス、ナイロン、その他の防水・防風素材。

・靴下のレイヤリング
ベースレイヤー:メリノウール、シルク、薄手の合成素材。
ミドルレイヤー:厚手のウール、合成繊維(フリースなど)。
アウターレイヤー(必要に応じて):防水素材(ゴアテックスなど)が使われた靴下。

・レイヤリングのポイント
➡手袋や靴下は、レイヤーを重ねても快適なフィット感が得られるように、自分に合ったサイズにする。きつすぎると血流が悪くなり、寒さを感じやすくなる。緩すぎると保温効果が低下し、摩擦が増える。
➡天候や活動量に応じてレイヤーを調整することが重要。寒いときにはミドルレイヤーを増やし、温かいときにはアウターレイヤーを外す等。

また、冬山登山は予備の手袋、靴下が必須です。凍傷を防ぐために必ず予備を持つようにしましょう!

という訳で山の心得⑨は
「レイヤリング」
に関して記事に致しました。

今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!

また次回もご拝読頂けると幸いです。!

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