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GWに行く鎌倉奥座敷 報国寺~一条恵観山荘

GW2日目。今日は朝から好天なので浅草と共にオーバーツーリズムがかまびすしくいわれてる鎌倉に原チャリで出かけることにした。鎌倉駅では、外国語で簡単な道案内をするボランティアが西口、東口に立っているという。効果が上がると良い。ともかく混まない方から攻めてみよう。

ここも横浜、里山のある風景
おじさん、草刈りありがとね。
横浜霊園~お化けトンネルを抜けて、朝比奈切通へ続く道

室町・戦国時代に栄えた六浦湊を結ぶ朝比奈切通し(六浦道)を通って、報国寺(竹寺)を目指す。

十二所を通って、川沿いを抜けると報国寺。バス停で沢山人が降りてた。鎌倉五山浄明寺か報国寺のどちらかに行くのだろう。ここは鎌倉の奥座敷、思った通りそれほどは混んでいない。

原付は小回りが利くから良き。あっという間に到着、駐輪場もあった。


山門は凛とする
山門をくぐると別世界の枯山水
夏日でも木が多く涼しい
御神木の脇に美顔の仏様
お地蔵さまは赤が似合う
海外から沢山の参拝客
本堂
鐘楼
涼しい魚

紫陽花ではなくてオオデマリ
金色の鯉


本堂裏の枯山水
竹の庭からこぼれる陽光
一輪咲きのシャガ

光る君は筍
天へ伸びろ
六地蔵
やぐら


青竹はこうやって出てくるんだ
どんどん出てくる


いろは紅葉、秋も咲きます
お抹茶で休憩


五輪塔が行進してる

竹寺は秋も良いけど、この季節も良い。

ゆっくり時間をかけて、散策を楽しむように訪れると良い場所。竹を眺めてお茶を味わいながら瞑想できた。

報国寺からバス通りに出ると、大刀洗川から続く胡桃川が流れてる。面白いお顔の道祖神があった。どこもお花がお供えされてると嬉しい。人の息づかいが感じられる。

賑やかな道祖神たち

バス通りを右手に上がっていくと500メートル先に一条恵観山荘がある。初めての訪問。



鎌倉で和の情緒に浸れる新名所へ

この山荘は、後陽成天皇の第九皇子であり、摂政・関白を二度務めた一条恵観(兼遐・昭良)によって営まれました。
およそ370年前、時代は江戸時代初期、正保三年(西暦1646年)にこの山荘で茶会が催されたという記録があります。往時は京都西賀茂に建つ、緑の濃淡が幾重にも連なる里山に建つ一条家別邸の離れでした。

一見すると田舎家風なその建物は、恵観公自身が設計をし、随所に雅な心と野趣が込められた、皇族の「茶屋」です。

昭和34年、鎌倉の地に移築。
庭石や枯山水も建物と共に移され当時と同じように配置されました。
その後、昭和39年には国の重要文化財に指定。
同年代の建物としては、京都にあります「桂離宮」「修学院離宮」が有名です。

桂離宮は恵観の叔父の八条宮智仁親王、修学院離宮は恵観の兄の後水尾天皇による造営であり、いずれも江戸初期の朝廷文化を今に伝える施設です。

一条恵観山荘HP
花手水がお出迎え

金襴


陛下が詠まれた歌


どこを見てもお花が添えられてる


手水の中には親子蟹


御幸門
あべ槇の柱


結界にあたる光


見事な赤松


紫陽花の花手水
苔むす清流
蟹も自由を求めてる


山荘の茶室

涼やかな景色、鳥も啼いてる


手水からこぼれそうな花たち


楊梅亭でお茶するのも良し

と思ったら、山荘の下を流れる滑川でバシャっと水音が…。

着水した鴨が悠々と泳いでる。速い、速い。


苔が密集してる
苔のベッド

触ってみたら物凄い弾力。苔は見るだけでも癒される。


あたりには、せせらぎの音とときおり啼く鶯の声。

いつの間にか、静けさが戻ってる。

ひっそりと
ひっそりと
六地蔵もひっそりと


物語に登場しそうなお姿

あれっ、のんびり休んでたら、いつの間にか誰もいなくなってた。喧噪から離れた安らぎのひとときだった。

鎌倉奥座敷の旅も良きです。






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