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樹堂骨董店

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怪しい骨董屋店主イツキとその関係者が遭遇するナゾの世界にまつわるお話
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#妖怪

樹堂骨董店へようこそ⑲

「…まぁまずは温まろうか」 七緒からあたたかいミルクティーのたっぷり注がれたカップを受け…

丸井 もち
4か月前
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樹堂骨董店へようこそ⑰

タヌキが応接室から出て行くとイツキは店番に声をかけた。 「りんさん、この後ちょっと出てく…

丸井 もち
4か月前
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樹堂骨董店へようこそ⑯

当時の森は霧が発生していた。その地に住む者さえげんなりするほどの濃霧だった。明るいが視界…

丸井 もち
4か月前
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樹堂骨董店へようこそ⑭

1622文字あります 「え…まさか…」 「ご神体を呼ぶってこと?!」 「それこそ力技じゃないか…

丸井 もち
5か月前
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樹堂骨董店へようこそ⑬

目視で確認ができないが、イツキはリリアに何かをしているようだ。リリアはカラダを上手く動か…

丸井 もち
5か月前
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樹堂骨董店へようこそ⑫

「リリアはとにかく誰かと遊びたがる」 イツキはようやく食べ終えたカレーの皿にスプーンを置…

丸井 もち
5か月前
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樹堂骨董店へようこそ⑪

「パパ!やっぱり説明して!」 帰宅早々、那胡につめよられてイツキは困惑した。 「何をそんなに怒ってるんだ?」 イツキは仕事を終えて帰宅したばかりで、とにかく夕飯が食べたい。なのに、那胡がカレーの鍋を持ったまま動かない。 七緒はため息をつくと 「那胡、おじさんにご飯出しながらでもいいと思うよ?」 と那胡に促した。那胡は渋々カレーを皿によそう。先ほどのヒヤッとする体験の後、二階に女の子のオバケがいるという恐怖を感じながら二人で作ったカレーだ。あんなに強そうなオバケと共同生活してい