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横浜で英連邦リメンバランス・サンデー

ちょっと前の話になりますが
11月12日は英連邦の
リメンバランス サンデーでした


NHK でもこの式典に
チャールズ3世が参列なさって
いるところを放送していたので
ご覧になった方も
多いことでしょう。




この式典 何を リメンバー
しているかというと



まずは 第一次世界大戦の
戦死者たち、そしてその後も続いた
戦争の犠牲者たちを
追悼しています。


なので、第一次大戦終戦の
11月11日に近い日曜に
執り行われます。

追悼とはいえ
空襲で亡くなった市民よりも

戦地で戦った兵隊さん、
野戦病院の医療スタッフと、
直接戦闘に関わった人たちを
英霊として追悼する色彩が強いです。

いや、靖国より靖国ぽいです!

日本でも横浜の英連邦戦死者墓地で
同じ式典が執り行われ、
私も参加してきました。

日本では在日英連邦の
大使館のどこかが毎年交代の
お当番でホストになります。

今年はニュージーランドでした。

面白いことに
横浜では英連邦だけでなく
ドイツ フランスの大使館からも
参加していました。


大使館といっても参加するの
大使または武官の方たち。


大使館つき武官の方たちは
式典には軍服で参列なさいますが
普段は背広姿で
安全保障関係の情報を
集めているそうな。



なぜそんな式典に私が
参加しているかというと


8月に日本人有志の主催で
この墓地に埋葬されている英連邦の
戦没捕虜を追悼する礼拝があります。

私も実行委員としてこの追悼礼拝に
かかわっています。

他のメンバーは牧師さんや
まじめなクリスチャンが多く、
日曜日はまず教会です。


なので!
日曜日は「まず寝坊!」な私が
追悼礼拝実行委員会をとして
献花を捧げることになりました。 


8月の追悼礼拝には
英連邦をはじめ
各国の大使館の方たちが
参加してくださるので
返礼の意味もあるんですね。


この式典、ある兵士が
死にゆく自分たちを
フランダースのひなげしに
なぞらえた詩にちなんで
ひなげしの花がシンボルです。


そこで私もひなげしの模様がついた
着物で参加しています。

寝ぼけて着付けするもんじゃ
ありませんねー!

さて、今年の式典はまずホストの
ニュージーランド大使のスピーチに始まり
戦没者たちの宗教を代表する
方たちのスピーチが続きました


そのほとんどが

「彼らは自由と平和のために
戦ってくれた。彼らの死があってこそ
自分たちの幸せがある

だから我々も頑張って
平和のために戦おう!!!!」



おいおい…


まあね、
そう来るとは思っていたけど
ちっとも変わっていない…
腑に落ちない…


市民参加者の間には
そんな空気が漂いました。


 ただ…

たった一人
 全く違う人がいました。


それは 雲龍寺という 八王子にある
曹洞宗のお寺のご住職の
メッセージでした。



代読したのは、まさに適役の
若々しい修行僧さん。


張りのある声で、はっきりと
こう言ったのです。

「世界のあちこちで
今も続いている戦いは
今日、今、即刻やめるべきです。」


まったくトーンが違いました。



このメッセージ、
英語では語られなかったので
どれほど私がウズウズしたかは
ご想像におまかせします。



その後の昼食会も
日本の方たちと英連邦の方たちが
交流することはあまりなく…



来年はおせっかいを、と
思っています。


おせっかい(この式典での通訳です)を
手伝って下さる方、
コメントください。



実現するかどうかは
未定ですが。

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