見出し画像

「イギリス好き」が思いがけず鍛えられるのは


皆さん、お気に入りの国、地域はありますか?


まぁ世の中アメリカが好きな人は
ずいぶんいるようです。


私の大学の同級生にも
アメリカが大好きで、留学したら
髪型から体形、態度まで
うれしそうにアメリカナイズされていた
人もいました。


では、イギリスはどうでしょう?


なんか、
ちょっと複雑な感じのひとが
多いような気がします。


だって、、シェイクスピアとか
シャーロック・ホームズ、
ピーター・ラビットや
ハリーポッターが好きで
そこだけ見ていられれば
気楽です…


でも…イギリスは一筋縄では
いきません。


あの英国海軍や大英帝国が
世界中、ことにアジアで
やらかしたことを思うと
苦笑いではすまないのです。


なかでも中国のキーマン紅茶の
支払いをめぐって起きた
アヘン戦争など、
あのシェイクスピアの同胞たちが…と
困惑します。



その後の日本へのアプローチにも
ぞっとします。


このあたり、学校では
日本史、世界史と分けたうえで
時間不足の3学期に
駆け足でお茶を濁すところです。


挙句、新選組推しや
坂本龍馬大好きと言うふうに
とてもミクロな関心の中で
盛り上がってしまって、
全体像がさっぱりです。

だからといって
シェイクスピアや
ピーター・ラビットのような
素晴らしいところだけ愛でたり、


帝国主義や植民地主義のような
ぞっとするところだけ
憎んだりすれば
気は楽かもしれませんが、
らちがあきません。


そんなわけで、
どういうわけか
イギリス好きになった人たちは
うっかりすると好きと嫌いの2つに
ぱっくり裂けそうな心の亀裂を
なんとか抱えとめているような
気がします。


考えてみれば、
素晴らしいところと
とんでもないところがあるのは
イギリスに限らず

どこの国でも、
どこのどなたでも
自分でも同じこと。


イギリスとの縁は
そんなしょうもない者たちを
受け入れるよう
鍛えてくれるのかもしれません。



【プロ通訳者が愛用★高湿な日本で
明瞭な英語の子音を守るなら「プロナウンス」】
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ https://ycats.linguamusica.jp/pronouncepro/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?