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クリスマスとお正月、別にしなくていいんです!

もうすぐクリスマス。
街中もなんだか
ウキウキしています。


SNSで見かける
英語スクールの教室も
クリスマス一色に飾られていて、
お・見・事!


でも…
クリスマスが終わると
松が明けるまで、
やたら目まぐるしくないですか?


コロナのおかげで(!)
多少おさぼりしやすくなった(!!)
とはいえ…


25日当日にクリスマスケーキを完食、
26日にはツリーを引っ込めたら
大掃除スタート!
28日までに
(29日は縁起がよくないので)
お年始周りのお年賀を買ったり
門松や鏡餅を飾り付けたり…

おせちを家で作るとなると
大わらわ。

年越し蕎麦?


そんなもん自分で
なんとかしなさーい!!


いやはや。


私はクリスマスを
日本のお正月にくっつけて
1つにできないかな~と
思っています。


はいはい、たぶん無理です。


でも、それが
教会がヨーロッパで
やってきたことです。



そもそもイエス・キリストは
12月25日に生まれていません。


いつなのかは諸説あります。


確かなのは、
もともとヨーロッパ土着の
ウキウキする
太陽の復活のお祭りに

イエスの誕生を
「記念する」日を
後から合流させてもらったんです。


教会のアイデアはすごい!


しかもクリスマスは
25日のクリスマスの「日」だけを
指すわけではありません。


実はChristmas Tide
「クリスマス節」と言って
12日間あります。


25日の夜から、
1月5、6日、つまり
イエス誕生から東方の三博士に
お目見えする「顕現日」までの
12日間です。



ヨーロッパでは、この間、
クリスマスの飾り付けは
そのままです。


新年のために
まるで違うごちそうを
作らなくてもいいんです。


12日間、来し方行く末を
静かに思います。


この12日間の夜に見た夢が
次の年の12カ月を予言しているという
占いめいた楽しみ方もあります。

太陽の復活はヨーロッパのお祭りです。

イエスの故郷、イスラエルには
ないものがてんこ盛りです。


おなじみのクリスマス・ソングを
思い浮かべてみてください。


まずトナカイのルドルフが引く
橇でやってくるサンタさん。


ひいらぎ飾ろうファララララ、の
歌に出てくる「ひいらぎ」も、
「ユールの木」もイスラエルには
ありません。


丁度この頃、
日本の二十四節気では
「冬至」です。


七十二候では2つの候

「鹿角解つる」(生え変わる)
(12月26-30日ごろ)

「雪下麦を出だす」
(12月31日-1月4日ごろ)
にあたるそうです。


もし、明治初期にカトリック勢力が
日本になだれこんでいたら、
ヨーロッパのように
クリスマスは日本のお正月に
くっついたかもしれません。

ああ、もう少しゆったりできたかも…

でも、プロテスタントは、
そこんとこ宣教師も信徒も
律儀ですからねえ。


今日は
クリスマスの由来のさわりを
お伝えしました。


通訳の先生としては、
ものごとの由来や歴史を
知らないでいるのが
気持ち悪くて仕方ありません。

通訳は海外かぶれではいけません。
情報のセンチネル(歩哨)です。

いずれにしても寒さ厳しくなる時期です。

根をつめすぎて
疲れが出ませんように。

くれぐれも暖かくしてお元気で
お過ごしください。

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