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$レアアース日本近海に埋蔵!

$レアアース日本近海に埋蔵!
@海洋国家日本の21世紀の旅立ちと言える、世界の為に大きな力となることが容易に推測できる!(lyn)

レアアースの主な用途

$Jamstec」とはどういう意味ですか?

国立研究開発法人「海洋研究開発機構」を英略表記したものがJAMSTEC(ジャムステック)だ。 フルに表記すると「Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology」となる。「宇宙」のJAXAに対する「海洋」のJAMSTECである。


JAMSTEC横浜研究所に置かれたスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」。観測データ等を取り込み、全球(地球全土的)での気象予測や気候変動予測などを行える。

 $四周環海の島国で、資源の乏しいといわれる我が国において将来を考えるには、まず「足元を固める」必要がある。足元とは海と地球だ。これらは水産物や海底下埋蔵エネルギーなどの海洋資源により人類に豊穣を与える源であると同時に、巨大地震や津波、気候変動に起因する極端な気象現象などで災厄をもたらす存在でもある。こうした物事に関する「なぜ?」を究めることは、宇宙の創生や人類の起源を知ることにつながる。JAMSTECが掲げる一大テーマは海と地球を探り、宇宙と人類の歴史を解き明かし、将来をリアルに見通すことにあるのだ。そこで得られた知見や技術などを社会へフィードバックすることがJAMSTECの目的だ。

$レアアースは我が国の基幹産業であるハイテク産業やグリーンテクノロジー産業に必須の金属であり、ハイブリッドカーやスマートフォン、LEDなど私たちの日常生活の様々な場面で活用されています。しかし、現在世界のレアアース生産はその大部分を中国一国に依存しています。さらに中国では2020年12月1日に新たな輸出管理法が施行され、レアアースを含む安全保障に関わる製品などの輸出規制が強化されることが懸念されています。このような状況を打破し、国の基幹産業の命運を他国に握られることのない資源安全保障を確立することは、日本にとって喫緊の課題

工学系研究科の加藤泰浩研究室では、2013年に日本の排他的経済水域(EEZ)である南鳥島周辺に次世代型のクリーンな資源であるレアアース泥が膨大な量存在していることを発見しました。私たちはこの国産レアアース資源を商業ベースで活用することこそが、日本の資源安全保障の確立につながると考え、その探査、環境影響調査、採泥・揚泥、選鉱・製錬、残泥処理、およびレアアースを用いた新素材に関する研究開発を進めています。私たちの研究の結果、南鳥島EEZ内およびその周辺の海域(公海)には、世界最高品位のレアアース泥が豊富に分布していることがわかってきました。

しかし近年、中国は、南鳥島EEZに隣接した海域でマンガンノジュールとコバルトリッチクラストの鉱区を相次いで取得しました。中国は日本の目と鼻の先でレアアース泥についてもその調査を精力的に実施しており、レアアース市場における自国の優位性のさらなる強化を狙っています。今、我が国が中国に先んじて国産レアアース資源を開発し、資源安全保障を確立できなければ、日本のEEZ近傍で生産されたレアアースを中国から買うという悪夢のような未来が訪れるかも知れません。

そこで私たちは、南鳥島周辺海域全体におけるレアアース泥の精緻な分布および品位の3次元情報を把握するために調査航海を計画しています。これにより、公海における開発が許可された際に、いち早く最良な鉱区を獲得し、開発に向けて動き出すことができます。さらに、この航海で採取したレアアース泥を用いて選鉱・製錬、分離・精製、製品作成についての実証実験を行い、レアアースのサプライチェーンの基礎を構築します。計画実施のためには、公的資金も活用する予定ですが、それだけでは充分ではありません。日本のものづくり産業の未来を拓く国産レアアースの確保と、国の安全保障につながる新たな資源の開発に1社でも多く、1人でも多くのAll Japan体制で力強いご支援を!

$プロジェクト設置責任者

東京大学大学院工学系研究科 工学系研究科長・工学部長
システム創成学専攻 教授

加藤 泰浩

今年度寄付総額

31,686,250円

今年度寄付件数

79件

現在の継続寄付会員人数

16人

累計寄付総額

47,384,797円

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