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「紹介状』!

昨日午前中、『県立がんセンター』に行った。
私にもカミさんにも馴染みの『病院』だ。
ともに12年ほど前からお世話になった。
私もカミさんも担当医師から『ゆかりのクリニック』への転院を勧められ、私の手続きはすでにすんでいたが、カミさん用の『紹介状』をいただきに一緒に同行したのだった。
数年前にセンター自体の建て替えがあって『検査入院』や『手術』をしていただいた建物ではないが訪れるたびに『懐かしさ』を感じる。
原則私もカミさんもこのセンターに来ることはない。これも数年前にこのセンターで『弟』が他界した。訪れるたびに思い出す。
病院の待合室は暑さの中、いつもの混雑ぶりであった。
本人も付き添いの家族も皆真剣、必死さが滲む。
知らぬ患者同士言葉を交わすわけではないがその心のうちが痛いほど伝わって来る。
私らのようにおかげさまの『快癒』をそっと祈るばかりだった。
昨日『往き』はタクシー、『帰り』は循環バスに乗った。
いつもは『徒歩』だったが『タクシー』からの風景も『バス』からの風景も
ちょっと『変わって』見えた。

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