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春の境内

ホームページ宮司のコラム「琴湖の日月」より

森に囲まれた境内は、四季折々に変化していきます。
 今年の桜はあっという間に咲いて、あっという間に散っていきました。人々にこよなく愛される桜は、この散り際の良さからでしょうか。
 それにしても、今年の桜は、もう少し咲いていて欲しいと、思ったことでした。


 桜が過ぎた後、境内は新緑の香りが、プンプンしています。特に夜に境内を廻ると、香は一段と強く感じます。
 その新緑の王様は何と言っても、楠木でしょう。3月の下旬から、一気に古い葉を落とし新葉に変わっていきます。大きな樹冠から落ちるは、想像を絶する量です。


 風もないのにパラパラと落ちてくる楠の葉、3月下旬から4月初旬の朝掃除は、それは大変です。掃いても掃いても、切りはありません。やっとその時期が終わりました。
 掲げた写真は、新緑の大楠です。駐車場から見ると、そそり立ち大きな樹冠、その生命力に圧倒されます。
 大楠の下では、新婚カップルのこういう一コマもありました。


 社殿裏の竹林では、竹の子が大豊作、去る7日には、氏子衆70名が集って、竹林の整備と竹の子掘り、300本ほどが掘れ、それぞれの家庭では夜の食卓にのりました。
 新緑の境内、そして竹の子掘りに、どうぞお出かけ下さい。

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