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白帯1-3カ月


最初に意識すること

よく入会して1ヶ月ー3カ月の熱心な方に何すればいいか聞かれる。
ベースとコネクション(ヒクソンの本参照)を理解することが最初は大切。
トップからの攻防で結局、ベースが悪くて色帯にひっくり返される。
ボトムからの攻防でも、コネクションが作れなくて簡単にパスガードをされてしまうなんて良くあること。

ガムシャラにやれば強くなるってことはない。。もちろん長くやれば感覚は掴めてくるが、脳死スパーだとかなり遠回りだ。

基本中の基本だけど・・・

スパーの時、

トップで攻めるなら


絶対に意識したいこと。万国共通。色帯になってもやることは同じ。

1、コネクションの意識
まず相手にコネクションを作らせない、襟を簡単につかませない
襟掴まれたら切る、袖掴まれたら切るOR上から掴み返す
そうすることで、相手に簡単にコントロールされにくくなる。
これで相手にコネクションを制御されることが減る。
意識的にやるだけで、簡単にスイープされたりサブミッションされたりしにくくなる。

2、ベースの意識
ベースの意識は最も重要。重心コントロール。相手がどっちに煽ってくるかを理解しないとベースの意識は難しいかもしれない。この辺は実戦で、どんなスイープがあるかを理解してベースのコントロールを意識したい。
相手に乗りすぎてもいけないし、後ろにそりすぎてもいけない。フラットにどちらにも行けるようにしておきたい。
最初あるある、下の相手にコントロールされてベースが前に傾いてる、頭が下がってる、腕が伸びている。(腕十字や三角締めの餌食になる)
この辺は、意識的に気を付けたい。


3、相手の腰の意識
相手の足、腰を制御する、ここまでいくとパスガードの考えになるんだけど、最初パスガードって難しいと思うんだけど、そう相手の腰が動くから。簡単にエビされたり、隙間を作って足を入れてきたりされる。
相手の腰を制御する意識をもって動いていくと少しはパスへの理解が深まる。
パスがうまい人は、しっかりと相手の腰を制しているORスピードが速くて下の人が腰を使ってもついてこれない。
マスターズになったらスピードだけってのは限界があるので、しっかりと腰をコントロール出来るパスガードが出来るようになりたい。

ボトムで攻めるなら

絶対に意識したいことはトップと同じだけど
1、コネクション
特に下の人はこれが重要、相手をコントロールしてない=何も掴んでない
これは完全に相手にパスガードしてくださいと言っている状態。。。。
どこかしら袖、襟は掴んでガードを作っておく意識を作りたい

2、コネクションの延長にあるフレーム←めっちゃ重要
上手い人は、スパーリング中に休憩しているように見える。
上からパスのアタックを受けているのに全く疲れずにいなしている。。
もし、筋力全開で、腕の力(筋力)だけで上の相手を押したりしたら、1分ももたないだろう。
フレームの考えは、筋力だけを使うのではなくて、自分の骨を使って相手との距離を作る。下の人は相手との距離を作ることがまずは基本的になっていく。フレームの考え方を習わない道場は少ないが、絶対理解したほうがいい。如何に下の人は消耗しないようにするかを考えて行動する必要がある。

3、肘と膝を自由にしない
ガードを突破されて、パスガードされそうな状況の時、とても意識される部分だと思う。肘と膝が遠いとつまり収縮してない(エビ)状況だと簡単にパスガードされやすい。つまり下の人は、腹筋を駆使してパスガードをされないようにしている。腹筋は柔術でも強くなるが、自重トレーニングでも磨ける。最初のうちはなるべく下のポジションも取り入れパスされないように、試みるのは強くなる近道かもしれない。

まとめ

ベース、コネクション、フレームを理解する
めちゃくちゃシンプルにしか書いてないけど、技だけ練習しても強くなるのには時間がかかるし、上述した考えがあってこそ、上達までの時間が短くなり、更に技の精度が上がると考える。

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