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『マーライオン』がやってくる

謎なんですよねえ。


ホント。

『その人』は週に1・2回、必ず私のポストの前の排水溝のところに『何食わぬ顔』をしながらやってきます。


そして、やおらその排水溝めがけて「結構な量のマーライオンをすませて」から、再び『何食わぬ顔』をしながら去っていきます。で、その去り際に妙に目が合うんですよ。


これを僕になったつもりで、どうか想像してみていただきたいんです。


どうです?


ねえ。


メチャクチャ怖いんですよ、僕。


僕の現場にはもう1人常駐勤務の方がいらっしゃるんですけど、彼も私に比べるとだいぶ少ないですが、何回か『某マーライオン氏』が「マーラってる」様子を確認しているとのことで、僕の幻覚ではなく、実在の人物であることは間違いないんですよね。


何が1番怖いポイントかって、


彼が、終始一貫『何食わぬ顔』なところ。


要するに『マーライオンbefore』と『マーライオンafter』がまったく一緒の能面なのがもう、怖過ぎるんですよ。


こちらとしては、せめて「気持ち悪そうな顔」をしながらやってきて、事をすませたあとは「あ~スッキリした的な顔」で去ってくれたらまだ怖さも多少は軽減されるんですけどね。


最近は、いっそ「何で毎回ここでマーラっちゃうんですか?」って聞きたくなることもあるんですが、


彼は毎回、排水溝の中にしっかりマーライオンを収めて歩道を汚しているわけでもないので注意も出来ませんし、何より前述の『終始何食わぬ顔』がホラー過ぎるので、尻込みして話し掛けは実現していません。

そんな訳で、この恐怖を静めるために以下の4つの仮説を立て、「某マーライオン氏の謎の行動」を紐解いてみたいと思います。


①そういう健康法がある。

②近くの飲み屋でいつも痛飲してしまい、「マーラっちゃう」限界点がちょうど現場ポストの前。

③現場の風景、あるいは私ようかんなどを認識すると、『パブロフの犬』的な条件反射で「マーラって」しまう。

④私ようかんに「ねえねえ、見てよ。僕はいつなんどきでも『マーラえる』特殊能力の持ち主なんだよ~」と誇示したい。


①については、あまりに某氏の所作の流れがいつも自然ですので「もしやそんな健康法があるのか?」と調べてみましたが、そんな健康法はどこにも存在しませんでした。


②については、某氏が現れるタイミングが大体いつも飲み屋がやっていないであろうお昼前後なのと、『終始何食わぬ顔』でとても酔ってるようには見えないため、これも多分なさそう。


そうなると、残すは③か④の説です。


いずれもかなり「パンチが効いて」いますよね。


妙に某氏と目が合うことを考えると、正解は④のような気がしないでもないですが、だとすると悪寒が止まらないので、今時点での結論としては③ということにしたいと思います。


やっぱり、直接聞いてみた方が早いですよね。


でも、


「なんのはなしですか?」


と彼に開き直られたりなんぞしたあかつきには、恐ろしくて私の方が「マーラっ」ちゃうかもしれないので、やめておきます。


ホント、謎ですよねえ。


皆さんの仮説も教えてくださると嬉しいです😊


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