マガジンのカバー画像

展覧会の感想まとめ

19
実際に訪問した展覧会の感想をまとめました。ジャンル問わず。
運営しているクリエイター

#美術展

【福田平八郎】琳派と抽象の狭間で踊る【山種美術館】

秋雨煙る9月29日、東京 恵比寿の山種美術館で企画展「福田平八郎×琳派」がスタートしました。…

Nyori
8日前
8

【神護寺展】空海を生み、文覚が繋いだ。【東京国立博物館】

東京国立博物館2024夏の企画展こと「神護寺」展に会期末ぎりぎりで滑り込んで来ました。 いつ…

Nyori
2週間前
11

中世ヨーロッパの写本文化に触れる【国立西洋美術館】

プリンターが登場する以前はすべて手書きだったという書物なるもの。作者が手で書いた本を他の…

Nyori
1か月前
12

【ブランクーシ展】ポスト・ロダンへの飛翔【アーティゾン美術館】

彫刻家オーギュスト・ロダンの名を聞いたことはなくとも、『考える人』や『地獄門』の作者だと…

Nyori
3か月前
9

【宇野亞喜良展】90歳現役イラストレーターの軌跡【東京オペラシティアートギャラリー…

もう終了してしまいましたが、デザイナー・イラストレーター宇野亞喜良氏の大規模展覧会に行っ…

Nyori
3か月前
23

月岡芳年 百の月をめぐる物語【太田記念美術館】

月には不思議な魔力がある。 基本的に人類は太陽の子だ。朝日とともに起き、日没とともに眠る…

Nyori
4か月前
25

デ・キリコ展、行きつ戻りつの絵画世界【東京都美術館】

不思議と懐かしく、郷愁をかき立てられる絵に出会ったことはありますか? 幼い頃住んでいた町に戻ってきたような、昔見た夢の景色に再会したようなノスタルジア。 私にとってはジョルジョ・デ・キリコの絵がそうです。 デ・キリコが描く憂いに満ちた街の風景には、自分でも不思議なくらい惹き込まれます。 一番好きな絵は『都市の神秘と憂愁(別名:通りの神秘と憂愁)』。輪を回す少女とアーチのある都市、向こう側から伸びる人影。それらが現実にはあり得ない角度で交差しつつも一枚の絵の中で調和する、何と

【大吉原展】現代人には不可解なサロンと苦界の間を探る。

上野・東京藝大校舎内の美術館にて開催中の吉原遊郭を主題とした初の大規模展覧会『大吉原展』…

Nyori
5か月前
6

【河鍋暁斎×松浦武四郎】自由過ぎる趣味人たちのコレクション【静嘉堂@丸の内】

二子玉川から東京丸の内に移転した静嘉堂美術館。 現在、河鍋暁斎の展覧会を開催中と聞きつけ…

Nyori
5か月前
6

春夏秋冬の花々が織りなす日本画の世界【山種美術館 花flower華2024】

JR恵比寿駅から広尾中学校のある丘を登っていくと、優美な日本画コレクションで知られる山種美…

Nyori
5か月前
8

名画、そもそも絵画とは何か? マティス展で考えた【国立新美術館】

アンリ・マティスの絵、良いですよね。 大胆にデフォルメした形状、生き生きした色彩。見てい…

Nyori
5か月前
28

繊細高密度の花鳥風月【池上秀畝展感想】

池上秀畝展@練馬区立美術館に行って来ました。展覧会は2024年4月21日まで。終了間際ギリギリで…

Nyori
5か月前
4

【北欧の神秘】ムンクの叫びだけじゃない、北欧絵画の世界【SOMPO美術館】

北欧と言えば ノルウェー、スウェーデン、フィンランド。 フィヨルド、オーロラ、白熊にヴァ…

Nyori
5か月前
37