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僕の人生.3

こんにちは、きさっちです。
今回も見ていただきありがとうございます。

前回は僕が小学2年生の時に肺炎で入院した話をしました。
僕は子供の頃は小さい頃から体が弱かったと思うし、体つきも細かったと思います。

子供の時は食生活を変えないととか、体力づくりしないととか健康に気を使った生活なんて考えもしないし、風邪対策だとかも気を付けるレベルは低かったです。

そんな中、小学校4年生くらいからある病気に悩まされ苦しむ生活が始まります。

ある病気とは気管支喘息です。
大人になってからはなっていないので、小児喘息だったのでしょう。

喘息は罹患した人にしかわからない苦しみがあります。
肺というか気管が詰まったかのようにゼーゼーヒューヒュー鳴り、昼間はわりと大丈夫なんですが夜に寝ようと布団に入って横になると発作が起きるのです。
これが何とも言えぬ苦しみであり、夜眠れない状態になります。

喘息にかかった事がある人は経験したと思いますが、病院に行くと必ず吸入をします。
夜に発作を起こす人が大半なので、夜中病院に電話して吸入をして帰るのです。

これは僕だけでなく喘息で苦労した人なら通る道でしょう。
子供の時だったので、親には夜な夜な車で病院まで行ってくれた事は感謝しかないです。

そして、しばらく通院する生活もしていたわけですが、処方されていた薬が錠剤だったのですが小学4年生の子供には大きすぎるわけです。
名前も忘れもしないテオドールという薬で小さい錠剤でも飲みなれていないのに大きすぎるがために飲めなかったんです。

飲むまで寝てはダメだという母親、台所で薬との格闘をしていました。
飲めないがために口の中で溶けると苦いから、リンゴジュースで飲んでいた記憶があります。
薬との格闘が小学4年生にとっては苦痛でしかなく、当時は何でこんなことしないといけないんだと思っていました。

家族はもう皆寝てしまっていて台所以外は真っ暗な中、飲めるまでずっと立ちっぱなしです。

今だから言えますが、時々流しに捨ててしまったりもしました。
罪悪感は多少あったと思いますが、終わったことの解放感のほうが上回ってしまうくらいでしたから、相当嫌だったんだなと思います。

夜な夜な立ち尽くす生活が数ヶ月続いた頃、
小学5年生になり、人生2回目の入院をする事になります。

病気は又も肺炎でした。

喘息で通院していた病院は、小学2年生に入院した病院とは違う病院で、どちらも同規模くらいの総合病院でした。
その喘息で通院していた病院での入院になったわけですが、体がどのような状態で入院になったのかは記憶がありません。

ただ、車椅子に乗り受付近くにあるエレベーターに乗って離れの病棟に移動する記憶は残っています。

最初は小児病棟の入院でしたが、満杯状態になって内科の病棟に大人と同じ部屋に移動しました。

ベッドに寝ていると、天井しか目に映らないわけです。
天井には白地に黒色で「~」に似たような形が無数にある模様でそれをずっと見ているのです。

当時は携帯電話すら無い時代でしたし、見る物が本とか新聞くらいしかなかった時代です。
暇になれば本を読んでいたのかもしれませんが、1回見たら飽きるし、そんなにたくさんの本があるわけではないので、記憶には本を読むことよりも天井を見ることが残っています。

そんな中、僕の祖父と祖母が若い時に住んでいたアパートに同じく住んでいたおばさんが同じ部屋で入院していて声をかけられたりだとか。
そんな出来事もありました。

喘息については、水泳がいいということで習い始めたスイミングスクールを小学校卒業までやり、肺が強くなったのかわかりませんがいつの間にか治っていました。

しかしながら小学生のうちに2回の入院、小児喘息に罹患する苦しい思いをした小学校生活でしたが、実はそれだけではありませんでした。

小学生のうちで最も苦しめられた病気がまだあるんですが、これは今思うと切ないし、今現在も苦しめられている最大の病気であるのです。

これはなったことがある人にしかわからない苦しみであり、もしこの病気になっていなかったら今までの人生どれだけ楽だっただろうか。

そんな僕にとっては一生連れ添っていかないといけない病気の始まりが小学生だったのです。

病気はなりたくてなったわけではないから、誰も責められないし、逆にいえば罹患してない人にとっては所詮他人事なんです。

別に他人に僕の病気を理解して貰おうとは思ってもいないし、何か恨みとかもあるわけではないのですが、僕の小学生時代は病気との戦いであったし、人生を振り返った時に僕の頭の中の記憶には「小学校=病気」となっていることは間違いないのです。

もちろん、良い思い出や楽しい思い出もあったのはあったのですが。

僕の苦しい小学生はまだ続くのです。

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