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世の中の気になる事件簿vol.36「インフレ手当てのホンネ?」
各企業がインフレ手当の支給を進める背景、長期化するインフレへの深刻な懸念が広がっています。
2022年末時点におけるインフレの現状とはどのようなものなのでしょうか
一般的なインフレは、需要が供給を大幅に上回ったときや、人件費・原材料費が高騰したときに起こります。
現在のインフレは、主に以下の3つの要因によって引き起こされています。
1)パンデミックの収束に伴う需要過多
2)ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰
3)急激な円安
インフレ手当とは、インフレに伴う実質的な賃金低下を背景に、生活補助として支給される手当のことをいいます。一定の金額を支給することで、実質的に減ってしまった賃金の補填を図るのがインフレ手当の趣旨です。
企業がインフレ手当の支給によって得られるメリットの大きさとは?
インフレ手当を支給することによって企業が得られる主なメリット
1)インフレに対する従業員の不安の払拭
2)従業員エンゲージメントの向上に伴う離職率の低下、モチベーションの向上、業績向上(従業員エンゲージメント=従業員の企業に対する信頼や貢献意欲)
3)従業員の企業に対する信頼や貢献意欲
4)企業イメージの向上
5)採用活動にあたってのPR
インフレ手当を支給することは、従業員の企業に対する信頼や貢献意欲を高めるほか、「従業員のために行動する企業」としての企業ブランディング。
大きく貢献すると言われておりますが、実態は如何に・・・?
帝国データバンクが2022年11月に行った『インフレ手当に関する企業の実態
アンケート』によると、従業員に対して特別手当(インフレ手当)を「支給した」と回答した企業は全体の6.6%でした。
要はまだまだこれからってことでしょうが、大きくは期待できそうにない!
確実に何か手を打っていただければ収入が増えることは大歓迎ですが、その分税金が高くなったり年金が減るのでは意味がありません。
やはり正当な対価を支払っていただきエネルギーやその他共通インフラの部分は強力安価になるよう政治家の先生方始めお役所の皆様にも期待です。
具体的に受け取った記憶もありませんが、こんな世の中だからこそ自力で稼げるスキルを身に付けて行きたいものであります。
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