人間が騙されやすくなる状態の話
短い文ですが、人間が騙されやすくなる状態のお話を思い出したので書き残しておきます。
一人暮らしをはじめた大学生Aさんに父親が良い時計を与えました。
良い時計なので、「本当に困った事があればソレを売ってその金でなんとかしろ」と言われAさんは時計を貰います。
何年かしてAさんは仕事をし始めましたが、ある日トラブった事が原因でお金が必要になり、親からもらった大事な時計を売って金にするしかない状態になりました。
遂にその時計を売ろうとしたわけですが、実はその時計は偽物だった事が判明します。
当然Aさんは親にふざけんなと電話するわけです。
本物の良い時計だと今まで信じていたので、間接的にですがやばい時に、信じていた親に裏切られたため非常にショックだったわけです。
しかし、その時に親が言った台詞は「人は本当に困った時に更に騙されるから気をつけろ」と言ってお金を出してくれたそうです。
おそらく両親に意図的に騙されていた可能性がありますが、それを疑わず窮地になってから、しかも売った時に偽物だと判明するのはマヌケです。
意図的であった場合、逆上して親を問い詰めても、それらしい事を言われて2度騙されたと言う構図として見る事も出来ます(笑)。
この様な一連の状況から、人間の心理構造として困った状態になると騙されやすくなります。
心理学的な見解として、人間が肯定的な自己尊重を維持するために、無意識のうちに自分のイメージと矛盾する見栄えが悪かったり厄介な情報を差っ引いてしまうために起こる現象です。
そして個人的に時計はG-SHOCKで十分派です。
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