問題は必ず解決法がある

何か、問題と思えるようなことが起きた時、
反応として、感情がわき上がりますね。

感情は、自分を包み込み、妄想が膨らみ、
膨らんだ妄想に、さらに不安や怖れなどの感情が大きくなります。

いろんな情報が頭に浮かび、
不安なことがたくさん湧いてくると、
身体も恐れを感じ、心臓もドキドキしたり、落ち着かなくなりますね。

こうなったらどうしよう、
問題が大きくなったらどうしよう、
人間の思考は、ネガティブや怖い想像力は、
それはそれは豊かに想像します。
逆にポジティブなことは、なかなか広がりません。

私自身、ネガティブだったり、怖がりだったので
想像力豊かに、瞬時に怖い妄想が膨らみやすいです。
想像しだすと、問題が膨れ上がり、さも解決なんてできないように思えてしまいます。
それが、自分のなかで大きければ大きいほど、
不安になるし、そのことが頭から離れず、寝付きが悪くなることもあります。

いろんな不安な気持ちを、
これまで乗り越えてきましたが、

そのなかで、気づいたのは
『問題は、必ず解決法がある』ということ。
そして、『脳が鍵になる』ということ。

解決法がみえない、ことで不安になります。
人間は、先がみえない、未知なこと、漠然としたことが怖いのだということ。

どうしたらいいかわからない状態の時、
身体も心も怖くて仕方ない時、

まず、整理するといいです。

起きている問題が、漠然としていることで、
『未知なる問題』として
『解決できない』と思い、恐れが湧くので、

漠然としていることを、
まず書き出して整理する、と
頭のなかや心も整理されてきます。

書き出してみる。やってみる。動く。ことで
妄想の中から、目の前のノートとペンに視点が変わります。
どうしよう、と震えるような不安な状態であってもノートに書き出す、ということをし始めると、
目の前のことに意識が向き、少しずつ心が落ち着いてきます。
書き出していることを見て、整理されてくると、
なんとなく、『これくらいか』『こんな感じか』と
思ったほどではなかったり、なんとかなるかもと思えたりしてきます。

思ったほどではない、ことに気づく、と
また少し、落ち着きを取り戻します。
少し落ち着くと、少し冷静に考えられるようになります。
どうしよう!から、起きていることを冷静にみて、
どうするか、と解決の方へと向けることができます。

整理する、をやってみると、
心の変化にふっと気づきます。

ひとつひとつ体験をしていく、
実際に体感していく、ことで、
その体感が実体験となり、確信、自信につながります。

知識、ではなく、自分の体験がとても大事なのですね。
知識だけ取り入れて、方法論だけ知っていても、
不安は消えませんが、
実際やって、経験すると、
こうすればいい、ということが身に付きます。
それが、自分の経験となる。
自分の経験が一番真実味があり、
きっと、それ以外、大事なことはないのかもしれませんね。
人は、問題解決させることというよりも、
気づいて、行動して、経験して、成長していくことをしているのかなと。

脳の仕組みを理解しておくと、少し楽になるかもしれません。

脳には
Ras(網様体賦活系)という働きにより、
意識していることの情報を集めます。

よく例としてあるのは、
イタリアに行きたいなぁと思ったとたん、
いろんな所でイタリアの情報が耳にはいったり、
目についたりしますし、
あの車欲しいなと思うと、やたら同じ車に目が止まりますね。
ゾロ目を意識すると、そこらじゅうにゾロ目が目に止まります。

脳や潜在意識には、いいこと、嫌なことの分別がないため、その人が意識していること、気にしていることの情報がやたら入ってきたり、目に止まります。

なので、不安なことをずっと考えていると、
その情報が集められてしまうという、脳の仕組みがあります。

答えや解決策が欲しい時、どうしたら解決するか?と脳に問うと、Rasの作用により、
解決する方向への情報が集まってくる。

できない前提で考えると、できない理由をたくさん集めてきて、やっぱり無理、となってしまうので、
解決する、できるを前提で問うといいです。
その後、
目に止まったこと、耳に入ってきたことなどを
些細なことでもやってみる。動いてみる。

問うて、眠ってる間に変化することもあります。

前日の夜までは、どうすればいいかわからなかったことでも、
朝、目覚めた時、ふっと『こうすればいい』と思いついたり、
行動したいけど怖くてできなかったことが、
起きた時に
『やってみよう』と思えたり。
力が湧くというか、前向きになれるという

そういうことが起きたりします。

整理をして、少し不安が和らいだら、
少しの勇気をだして行動してみる、
肚を括る(覚悟を決める)と、
心がまたおちついてきます。

些細なことでも動く、行動するといいです。

人間には、
脳や潜在意識があり、その働きがちゃんと備わっている、ということ。

顕在意識、個の自分一人の力で、なんとか解決しないと、と思うことで、キツくなりますが、
ちゃんと解決するための働きが備わっているのだと、思ってみることで
ふっと力が抜けたり、肚が括れたり、なんとかなると思えたりします。

その、ふっと力が抜けたとき、
肚を括った時、心が整理された時、
不安に包まれた状態の時には、見えなかったことが、見えてくるようになるのですね。

私は、人生で起こることは『悪いこと』ではなく、
何か起きた時には、よい方向にバランスを取るためや、整えるために起きている、と思っています。

より、よくなるために、
何か起きた時は、今バランスが崩れていて、
それをよい状態に戻すために、整えが起きているのだなと。

その時、やはり、決心が必要だったり、
勇気を出して行動することだったり、
弱音を吐くことだったり、
きちんと向き合うこと、が必要になります。

例えば、家族の誰かに問題が起きた時には、
それまで、コミュニケーションが取れていなかったり、向き合えずにきたことがあったり、と
何かしらバランスを欠く状態にあるのではないかな、と。
それらに気づいて、少し勇気を出して、
向き合ってみる。話し合ってみる。
素直になってみる、などを行動に移してみる。

それは、悪い方に向かってるのではなく、
よい方向へ向かってる、調和するほうへ向かっていると考えてみると見え方が変わってきます。

今、起きていることは、
先の未来ではすでに調和されていて、
その未来があるからこそ、の出来事であり、
今、するべきことなのだなと思うのです。

問題は、ちゃんと解決するのだと思います。
問題が、問題ではないというか。

自分が、今の目の前のことに向き合い、
今、必要な行動をして、経験を積んでいく、ということが起きているだけなのかなと思います。



読んで下さり、ありがとうございます。

美鶴 mitsuru.😊













みんなが、しあわせでいられる場を作って行けたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。