見出し画像

ペーパードライバー講習、ドキドキのお試し体験

学生のころになんとなく免許を取って、およそ30年。筋金入りのペーパードライバーを克服するためにペーパードライバー講習に通うことにした。

ペーパードライバー講習は主に2タイプ

ネットで調べてみると、いろいろ出てくる。自動車教習所でやっているペーパードライバー講習、自宅まで教習車で来てくれる出張型の講習。

【自動車教習所タイプ】は、まずは教習所内でおさらいをしてから外道で練習するというコースがほとんど。コロナウイルスにより「今はやっていません」というところも多い。10日間ほど通う必要があったり、なにより教習所まで出向かなければならないのも手間だ。口コミを検索すると、教員の評判がイマイチな教習所も多く、ちょっとやる気をそがれる感じ。

そして、【出張型タイプ】。テレビのワイドショーで見て気になっていた。最大のメリットは、やっぱり自宅まで先生が来てくれること。希望があれば自宅のクルマでの教習も可能。そして、自分の行きたい場所、行動範囲を指定できるから実践的な練習ができるのも◎。費用はトータルで見れば、教習所も出張型もそんなに変わらず、それならマンツーマンでみっちり指導してくれるやっぱり出張型が良さそう。お試しの体験受講もあり、まずはそれに申し込んでみることにした。

ネットには「10年ぶりに運転できました!」「50オーバーですが親切に教えてもらえました」など、喜びの体験談が並ぶ。それを読むと、おおそうかとうれしくなるのだが、30年ぶりという人はなかなかいなくて、不安が募る。

【出張型タイプ】に申し込むことに

ああ、またコロナ増えてきたしなあと先送りしていたら、決断から1か月がたってしまった。これではいけない行動あるのみ!と自分に喝を入れ、意を決して、比較的クチコミのよかった出張型の講習に電話をしてみた。ここまで、もうドキドキである。今なら引き返せるとか、ほんとに運転できるのか?とか・・・

電話をかけたら、すんなりつながって、
「はい、体験ですね。今込み合っておりまして、1か月後になりますがよろしいですか」
来週にでも乗れると思っていたので出鼻をくじかれたものの、「いいです」と返事。空いている日を予約し、住所と電話番号を聞かれ、以上、と電話を切られる。ペーパードライバー歴はどれくらいですか?という質問もされぬまま、である。本当にそれでいいのか~~~?

そうして、ドキドキで迎えた体験講習。前日はたっぷり寝て、動きやすいデニムとスニーカーで、と準備は万端である。当日、教員の方から電話があり、自宅のそばで待っているので準備ができたら来てください。とのこと。教員といえばおじさんかと思っていたら、なんと女性だった!

実に30年ぶりにハンドルを握る

ふるえる足で向かうと、シルバーのコンパクトカーがお待ちかね。横できれいなお姉さんがニコニコと笑って待っている。よろしくお願いします、ではどうぞ、といきなり運転席に座らされ、ビビる。

最初に簡単なヒアリング、行きたい場所はあるか、どれくらい乗っていないか、など。シートポジション、ミラーを調整し、

「はい、では行きましょうか」

えーーーー!!??いきなり運転?? 

「大丈夫ですよ、運転してみましょう」

と先生。えっと、右がアクセルだよね(そのレベル)と、おそるおそる踏み込むと、無常にも動き出す車。

「はい、そこ右に行ってみましょう」。時速20kmくらいののろのろで広い道に出る。ひゃー、運転している!動いてる!(あたりまえ)自宅周辺の住宅街を「しばらく、この辺りを走ってみましょうか」とぐるりと一周。ものの5分程度で、では幹線道路に出てみましょう。といきなり片側2車線の道へ。これが、なかなかの幹線道路でまあまあクルマが走っている。こわい、こわすぎる。

ちなみに、教習車は普通のクルマで、先生が右手でステッキのような棒を握っており、それがブレーキペダルにつながっていて、押すとブレーキがかかる仕組み。

なんとかクルマの流れに乗り、先生の指示に従って右折したり、左折したり、車線変更をしたり。その都度気になったことを聞いたり、教えてもらったり、あっという間に1時間半がたちお試し教習が終了。

楽しい!やっていけるかも・・・

と、初回で思わせてくれたのは先生の腕か。「上手でしたよ、これまで乗ってなかったのが不思議なくらいです」と先生。ほんとうに持ち上げるのが上手。

「2時間半の教習、3回コースで大丈夫だと思います」と先生。はい、それでお願いします!と即決で申し込む私。

こうして、教習が始まったのでした。とりあえず、滑り出しは好調!なのか・・・!?

#最近の学び #あたらしい自分へ #脱ペーパードライバー



この記事が参加している募集

#最近の学び

182,202件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?