RYUTistさんにハマった話

こんにちは、みなさまご機嫌いかがでしょうか。

最近話題のnoteですがこれからも続けていきます🔥


最近、「RYUTist」さんに本格的にハマってしまったので、その話をします。

RYUTist・・・2011年5月に行った「アイドルユニットオーディション」で選ばれたメンバーによって結成。新潟市を表す「柳都(りゅうと)」という言葉に、「アーティスト」を加え、「新潟のアーティスト」という意味を込めて「RYUTist」と名付けました。メンバーはリーダーの佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁の4人組で、全員が新潟生まれ新潟育ちです。新潟市古町7番町 LIVEHOUSE 新潟SHOW!CASE!! を中心にライブ活動を行っています。その他、全国各地の各種イベントにも出演しています。
(公式HPより)

新潟の古町を拠点に活動するアイドルさんです。(古町の読みのイントネーションは「ふ↑るまち」らしいです。テトリスと同じ。)

良質なポップミュージックを継続してリリースし続け、近年では沖井礼二さんなど著名なクリエイターも楽曲提供に参加する話題のグループです。特に7月14日にリリースされたニューアルバム「ファルセット」では蓮沼執太Kan Sanoパソコン音楽クラブ柴田聡子などなど豪華クリエイターを迎え、さらに知名度を上げています。

・・・と、「曲がいいアイドル」「提供陣がすごい」という感じで紹介されることが多く、なかなかそれ以上の情報は流れてこないかと思います。

ハマって1か月ほど経ってみて、曲がいいだけで済ませるには勿体ない、メチャクチャ面白くて変なグループだということが分かってきたのでその辺の話をしようと思います。

一人でも曲以外のことに興味を持つ方が増えたらなと思います。

ハマった経緯

プロローグとして、出会いからハマるまでを書きます。ここでは曲の話中心です。ちょっと長いので読み飛ばしても大丈夫です。

---------

2018年のある日、Twitterを見ていたら「北川勝利沖井礼二が共作!?」みたいなツイートが次々と流れてきました。かの有名な「黄昏のダイアリー」です。多分これが初めてRYUTistさんの名前を見た時だったと思います

黄昏のダイアリー
作詞:清浦夏実 作編曲:北川勝利沖井礼二

画像2

Spotify AppleMusic

超名曲!さすが北川さんと沖井さん~!とぼんやり思って、どんなふうに共作したのか気になってインタビューを読んだのを覚えてます。

冒頭だけ読んで「どこをどっちが担当したのかは明確には分かれてないんだなぁ」と思って、当時は途中で読むのをやめて深掘りせずに終わりました。


このインタビューを最後まで読んでいれば、あるいはメンバーさんが冒頭「ありがとうございます!」「イェーイ!」と言ったきり長いことその場から消えたかのように無言になってることに「あれ?」となっていれば、もう少し早くハマったかもしれません(伏線)。

-------------

しばらく間が空いて2019年12月、2019年の10選を選ぼうと思ってTwitterのフォロワーさんが作ったプレイリストを参考に聴いていたらメチャメチャヤバい曲が流れてきました。

素敵にあこがれて
作詞:佐藤望 作編曲:佐藤望

画像3

Spotify AppleMusic

好みド真ん中を撃ち抜かれた感じで、一発でお気に入りになりました。緻密で知的かつものすごくキュート!曲を作ったのは佐藤望(M. Lemon)さん。

このへんからサブスクで頻繁にRYUTistを聴くようになりました。そこからしばらく経って、佐藤さんの曲がリード曲になっているRYUTistのアルバムがあることに気が付きました。


柳都芸妓
作編曲参加ミュージシャン:永井ルイM. LemonNOBE鎌倉克行so nice)・小川タカシカンバス)・伴大久・鈴木恵(鈴木恵 TRIO)・バルカン坂爪(THE MANDUMS)・松本武史・カンケ平川雄一The Pen Friend Club)・ACKO・KOJI oba

画像1

Spotify AppleMusic

ヤッバ!!!1曲目の「柳の都」から2曲目の「恋する花小路」の緊張感が溶かされていくような流れ!だいすき!

それ以降も次々に工夫の凝らされたキャッチーでおしゃれな楽曲群が流れてきて・・・意欲的でかつすごく統一感のある名盤だと思いました。

今まで提供を受けてきた作家さんと、新潟にゆかりのある作家さんしかほぼ提供陣にいないのが本当にカッコイイ。新潟のミュージシャンさん達の強さ半端じゃないし、こんなアルバムが作れるRYUTistの音楽プロデュース陣はとんでもないなと震えました。


このアルバムを聴くまではRYUTistのボーカルをあんまり意識して聴いておらず、アレンジとかコード進行の感じとかを楽しんでいたのですが、ここにきてボーカルの表現力というか、常に歌詞や音楽の流れにふさわしい表現を選んでいることにようやく気が付き、ボーカルディレクションが素晴らしいのはもちろんのこと、メンバーさんめちゃくちゃすごい!!(語彙力)と思うようになりました。

(ボーカルを聞いてなかったと言うと失礼な言い方に見えるかもしれませんが、ボーカルがコーラスグループとしてハイレベルすぎて、バックトラックと調和しすぎて逆に意識が向かないというか、そういう感じです。高度であるが故というか・・・)


そして待望のニューアルバム「ファルセット」のリード曲「ALIVE」が公開され、メンバーさんの実力を思い知らされます。

ALIVE
作詞:蓮沼執太/作編曲:蓮沼執太

画像4

Spotify AppleMusic

日本語を大切に美しく歌えるって本当に素晴らしい。ポエトリーリーディング?パートの言葉の説得力も半端ではなく、魅了されました。

その後2020年6月20日の「RYUTist HOME LIVE #305RYUTist "HALL→HOME" LIVE』」を課金して見てすっかりハマってしまったという感じです。


前置きはおわりです。ここからは、曲を聴いているだけではわからない、いったい何がそんなに面白かったかを新参者なりに書いていきます。


結成9年の安定感

まずはライブ映像を見た印象から。すごく難しい曲や昔から披露してきた曲、初披露の曲などいろいろある中でずっといい意味でテンションが一定だと思いました。ずっと爽やかで笑顔です。この活動が好き!というのが伝わってきます。

めちゃくちゃ頼もしい4人組だなーと思っていたら、ライブ途中から画面に9th Anniversaryの文字が・・・。9周年!!??大ベテラングループじゃないですか!9周年にしては若くない!?と思ったら結成当初は10~15歳くらいだったらしくなるほど・・・となりました。

それでいて謙虚さフレッシュさであふれてるのがすごい。MCとか仲良し女子高生4人組みたいで、培ったスキルとパフォーマンスで圧倒する!みたいなギラギラ感が0です。自分たちを実力以上に見せようみたいな余計なエネルギーを使っていなくて、真摯に表現に集中している感じですごくいいな〜と思いました(←上から目線すぎて書いてて辛くなってきました)。

聞くところによるとメンバーさんは皆仕事がない日もほぼ毎日集まって自主練してるらしいです。鬼みたいな練習量だ・・・。そりゃあ実力が付くわけです。

ライブ中。内輪しかわからないファン界隈?の名前が出てきたり、メンバーの飼い猫のぽてまるが投げ銭グッズで出てきたりと、ファンとスタッフのあったかい愛を感じました。

すごくいいグループだと実感し、なんとなくメンバーの顔と声も把握したところで、インタビューとかメンバーが出てる番組を観始めました。


からの不安定感

Youtubeで一発目に出てきたコレ↓を見て、だいぶ驚かされました。メンバーの振舞いとか発言に予想外のものが多くて、深夜にゲラゲラ笑ってしまいました。

すごく雑な言葉を使ってしまうと、インタビュー慣れしてない一般人みたいな雰囲気を醸してます。ちょっと!?舞台でのハイクオリティパフォーマンスとのギャップ!!

MCの質問にしばしば「そうです。」と答えています。それだけ??

普通はゲスト側が話を広げながら会話が続いていくイメージですが、全然膨らませません。そういうのはMCに丸投げです。そんなことある??そしてそれが面白すぎる!

ちょっと調べてみると、トークが苦手・すぐ黙っちゃうのは弱点としてよくイジられるポイントらしく、相手方に気を遣いすぎたり正確ではないことを言うのはよくないという意識からついこうなってしまうとか。

そういう人柄由来の遠慮・生真面目さみたいなのが、ベテランなのに出ちゃうのがすごくいいなぁって思います。普通は「そんな遠慮とかいいから、アピールする場なんだからこういう風にやるべきなの!」と早々に矯正されてもよさそうですが、スタッフさん、優しいお父さんみたいな教育方針なのかもしれません。

考えてみるとテレビ的な気の利いたアイドルの振る舞いを見たって大して印象に残らないし、無理に頑張らせずにこの独特の平和感をアピールするのはすごく正しいのかもしれません。いやーこういう番組でこんな笑ったのは久しぶりでした。


また、この動画の1:10:42では名物マネージャーの安部さんが登場しています。RYUTistさんはスタッフもかなり面白いです。


スタッフがすごい

動画で登場するビジュアルもお人柄もめちゃくちゃに面白い方がディレクター兼マネージャーの安部博明さんという方。彼は経歴がとてつもなく変わっていて、定職につかない生活を長年送っていた中でアイドルの見識が深い人という認識をされるようになる→どういうわけかRYUTistのオーディションに審査員ポジションで呼ばれる→結成後も運営のお手伝いをしていたらオファーがかかり正式にマネージャーに就任(???)したらしいです。なにそれ!?

当時の運営さんの、全く無名の人に目をつけてオーディションにまで呼んでしまうフットワークの軽さと、彼ほどの才能を市井から見つけ出してしまう慧眼に心底感服してしまいます。

マネージャー業の他、RYUTistの音楽プロデュースのメインの役割も務めているようで、本当に何から何までやっているみたいです。すごい。

RYUTistの公式Twitterも動かしているのですが、テキストが人間味にメチャメチャあふれていて、いまどきこんなに自分の言葉で発信する運営スタッフがいるだろうかと心打たれます。過去にRYUTistに縁のあったミュージシャンの告知等もRTしていてすごく推せます。内部事情とかも頻繁につぶやいてくれるので楽しいです。大信用運営さん!

名物スタッフ過ぎてこの動画みたいに地元テレビ番組にメンバーと同列でゲストとして呼ばれていることもあるみたいです。そんなことある!!???

※友恵さんの最初の挨拶で放送事故みたいな無音が広がりますが、なんか知りませんが普通に進行しています。新潟の番組すごい。


卓越した音楽センスを活かし、MIKKOさんのアルバムでは「コバンザメ」名義で1曲音楽プロデュースで参加しています。そんなこともしてるんだ!?

September rainy love
作詞:NOBE 作曲:KOJI oba

画像5

Spotify AppleMusic

この曲、長年RYUTistに楽曲提供していらっしゃる作詞:NOBE・作曲:KOJI obaの布陣で、完全に出張版RYUTistの様相を呈しています。でも曲調は結構違う感じで面白いです。


また、キーパーソンとしてはRYUTistの所属するタワレコのレーベル「PENGUIN DISC」主宰の南波さんという方もいらっしゃいます。MVの監督や作詞のほか、運営への助言的な役割も担ってくださっているようです。

蓮沼執太(「ALIVE」作詞作編曲)さん、南波一海さん、安部博明さんの鼎談のインタビューをみると、RYUTistスタッフがすごく素晴らしいチームであることがわかります。

ライブやアルバムの試聴会があるたびに、RYUTist公式や南波さんなど制作陣がエピソードを大量に投稿してくださるので、楽曲裏話大好きマンの自分としてはいつも最高だなと思いながらツイッターを眺めています。


RYUTistチームの意欲的な取り組みとしては、YouTubeに上がっているリモートライブが無茶苦茶良かったのでこちらも紹介します。

リモートライブ「ガチでRYUTist HOME LIVE #001

お部屋みたいなところで歌ってます。かわいいですね。すごいのは楽曲提供アーティスト等とのコラボです。

↓コラボアーティスト
沖井礼二(「青色シグナル」作編曲)
→ベース演奏
℃-want you!(「愛のナンバー」作詞作編曲)
→ギター演奏
シンリズム(「センシティブサイン」作詞作編曲)
→たくさんの楽器演奏
ハコイリ♡ムスメ(「柳箱」名義でRYUTistとコラボしているユニット)

コラボ先さんの演奏はおそらく事前収録で、それに合わせて4人がリアルタイムで歌っている感じです(違ったらごめんなさい)。音源とは全く異なるアレンジが味わえますし、シンリズムさんに至ってはベース・電子ピアノやドラムの他、12弦アコギなど珍しい楽器含め7~8種もの楽器で多重録音しています。12弦アコギって何!?

コーラスに定評のあるRYUTistさんは当然ハモりパートも生でしっかり歌っていて、特に愛のナンバーでは4声になるところもあって聴きごたえがあります。コラボなしの曲もRYUTistが誇る超名曲揃い。全人類に見てほしい動画の一つです。

あと沖井さんがメンバーにめっちゃ好かれてるのが伝わってきていいです。\おきいさ~ん♡/ 

南アフリカ?🤔


普通にライブを配信するだけでも大変な世の中ですが、創意工夫を凝らしてこんなたくさんの人を巻き込んだ面白い企画を成し遂げるの本当に凄すぎると思うんですよね。RYUTistスタッフさん最高!!


メンバーさん、普通なようでだいぶ面白い

なんだか「楽曲が注目されすぎてメンバーは注目されない」とか、「真面目すぎ」「おもしろエピソードに欠ける」「マネージャーのほうが目立つ」と自虐的にメンバーが紹介されるのを何度か目にしましたが、いやいや全然、だいぶ、かなり、すごく面白いメンバーだと思います。

凄く面白いんだぞ!と語ろうと思ったのですが、確かに、何にでも"さん"付けをするところ(←かわいい)以外は言動は普通だし、アクが強いエピソードもないので説明がムズイです。そういうエピソードが出てこない平和感安心感みたいな”空気感”が最大の魅力というか・・・。

なので、メンバーの個性がいい感じで出てる面白いインタビュー記事を独断と偏見で選んで紹介することにしました!!(逃げ)

RYUTistさんはインタビュー記事がやたら長くてメチャクチャ面白いのです。


①「RYUTistを吉田豪が徹底解剖! “センシティブサイン”リリース記念、メンバー個別インタヴュー

ソロインタビューなので個々人をかなり掘り下げています。印象的な場面を載せてみたので、ぜひリンク先に飛んで本文を見てみてください!

宇野友恵編

宇野「……ゲホゲホッ、すみません」
吉田「大丈夫ですよ、お茶でも飲んでください。」
宇野「水分を摂らないとダメですね、ゲホゲホッ。すみません。最近、私は水分を摂らないとダメな人なんだって気づいて」
吉田「みんなそうですよ。」


佐藤乃々子編

――RYUTistはケンカがぜんぜんないみたいですね。
「ないですね、ホントに」
――ただ、ケンカしたほうがいいこともあるし、ケンカして仲良くなるグループもあるんですよね。
「そうですね、ケンカして絆が深まるみたいな感じもあるので、一時期ケンカしようっていう話も……」



横山実郁編

「〈RYUTistに入れたいと思うんだけど実郁はどうしたい?〉〈実郁がソロを続けたいんだったらぜんぜんいいよ〉って感じの聞かれ方だったんですよ。私の意思で今後の道が決まるなと思ってすごい悩みました。(中略)考えに考えた結果、入ることに決めたんですけど、入った当初は〈私の選択は間違ってなかったのかな?〉って、そういうことを考えるときもありました。曲数もすごく多くて」
――持ち曲のレベルが違いますからね。
「150曲とかあって。」

持 ち 曲 1 5 0 曲  (全曲一覧

このインタビュー、横山さんソロ時代のアブノーマルすぎる活動秘話が読めて楽しいです。


五十嵐夢羽編

――RYUTistの平和な空気はどうして保たれてるんだと思いますか?
「みんなが優しい。意地悪する子とかいないからっていうのもありますし、リーダーがのほほんとしてるので、それで平和なのかなって思います」
――アイドル・グループはリーダーの色が出るっていうのがボクの持論であるんですけど、むぅたんがリーダーになるかもっていう話があったのは本当なんですか?
「私もそれ知らなくて、本で読んだんですけど。私じゃなくて良かったなって思いますね。最年少だったので」
(中略)
――RYUTistって運営には悪そうな空気のある人がいて、配信番組でもその人が悪そうな口調で話してたりするのに、ずっと平和な空気のままじゃないですか。
「平和ですね」

本で読んだって何???
悪そうな空気のある運営の人が悪そうな口調で話すアイドルの配信番組、もっと見たいです。


②「RYUTist - 今回は「演じるRYUTistを聴かせるシングル」だと思います」

メンバー4人のインタヴュー。特に楽しそうなやつを一つ紹介します。

――(『素敵にあこがれて』作編曲の)佐藤さんは以前も「夢見る花小路」でご一緒されていますよね。もうよく知った仲で?
むうたん:いや全然。
――(笑)。
――(自分磨きについて)何か努力していることはありますか?
のんの:雑誌を見たりとか…。でも、このあいだ「ちょっと大人だな」って思ったんですが、むうたんがイヤリングさんをしてて…。
むうたん:え?
ともちぃ:いつ?
のんの:いや、いつだっけ?
むうたん:だいぶ昔じゃない?最近あんまりしてない。
ともちぃ:え、いつ?
のんの:先月ぐらい?
ともちぃ:え?私知ってる?
のんの:ううん。私しか会ってない気がする。「可愛いな」って思って。
みくちゃん:イヤリングなんてしてたの???
「ハートにお化粧し過ぎちゃ見えない」とか「ファンデーションの塗り過ぎに注意」といった詞があるじゃないですか。
一同:はい。
――皆さん、お化粧はしないですよね?
みくちゃん:ハートにお化粧ですか?
――いや、実際のお化粧なんですけど。

ガルポさんのインタビューはほかにもたくさんあるのですが、インタビュアーの石川さんとメンバーさんが仲良しなのか、すごくリラックスしてて良いです。


いかがでしたか?(死語)

とはいえやっぱり動的コンテンツがないのはアレなので、最近上がったメンバーのすきなところを言い合ったりする動画を上げます。

あ~~~~~~これこれ!!!平和!

この動画、UX新潟テレビさんの番組さんで放送されたインタビューを、カットされた部分も盛り込んで動画にしてYoutubeに上げてくださったものです。愛感じます!

「カッコつけない」ことはメチャメチャカッコいい

なんかもっと丁寧にRYUTistさんのここがすごいここがすごいと説明しようと思っていたのですが、ほぼ引用だけで終わってしまいました。一番の魅力が「空気感」なのでこうするしかなかった・・・。

メンバーをエンタメ映えするように育てていくというより、メンバーのもともとのパーソナリティーをそのままエンタメにしていくというか、「らしくなさ」を魅力にしてしまうのがすごく素敵です。スタッフ陣が全員別のアイドルをプロデュースした経験があったりしたら、こうはなっていなかったかもしれませんね。見ていてこんなに癒されるグループほんと久しぶりです。

そんでもってほぼ毎日メンバーが集まって自主練するまるで「アイカツ!」みたいな生活をしていて、全員しっかりとしたスキルがあるので、著名な作家が曲提供するチャンスには期待に120%応えるという・・・。すごくクールでかっこいいグループだと思います。

あれ?周りにアクの強い大人がいて、ほかのアイドルと蹴落とし合う競争が存在せず、無理して他のアイドルに合わせるのではなく自分の個性とキャラクターで人気を得、ライブのセトリが直前まで出なくても対応できる強さがあったり、あれ?ガチで「アイカツ!」に思えてきました・・・。


せっかくなので好きな曲紹介

最後に私が特に好きな、新譜「ファルセット」収録曲以外の曲を紹介してこの記事を終わります。ファルセットもまだ聴けてないよって方はこちらからどうぞ。

Majimeに恋して
(7inchアナログ「Majimeに恋して(2019)」より)
作詞曲:℃-want you! 編曲:武藤星児

Spotify AppleMusic 

完全神曲!アルバムに収録されておらず、配信と7インチレコード限定で話題になりにくい曲ですが、RYUTist楽曲で1・2を争うくらい好きです。

画像6

↑まずジャケットがかわいすぎ!(本秀康さん作)メンバーを魅力的かつユーモラスに描いたイラストさん最高です。最高すぎて7インチレコード買いました。MVもかわいすぎて泣けてくる。

いろいろな往年の名曲を彷彿させる雰囲気の楽曲です。Aメロの「わたし変わってきたの」の歌詞の乗せ方がお気に入りです。サビの「ねぇDarling もっと」「甘えたいのモード」みたいな独特なライミングが気持ちよくカワイイです。落ちサビの「塩対応モード」のワードチョイスとか本当に天才的。あとところどころメンバー自身のエピソードみたいなのも盛り込まれてます。

作詞作曲の℃-want you!さんはシンガーソングライターさんなのですが1993年生まれらしくああああってなりました。その若さでこんな大名曲書けちゃうんだ・・・。編曲の武藤さんは「恋するフォーチュンクッキー」を筆頭に数多くのヒット曲のアレンジに携わっています(参加作品一覧)。


フレンド・オブ・マイン
(2nd Album「日本海夕日ライン(2016)」より)
作詞:伴大久 作編曲:鈴木恵

Spotify AppleMusic 

2nd Album「日本海夕日ライン(2016)」の4曲目。

メンバー2人ずつ2声ハモリで歌うイントロ「Dance with me Feel so Good~♪」のフレーズが印象的な曲です。サビの解放感あふれるメロディをユニゾンで歌い始めてから3声に分かれるところも気持ちいいです。ハモリを聴かせる曲と言えるかもです。

面白いなぁと思うのは、1サビだけ長さが8小節しかないところ。1回し目でサビが即終わり、イントロで聴いた\ デデデン!(ブラス) /「Dance with me Feel so Good~♪」がまたすぐ出てくるので、このフレーズがすごく印象に残る仕掛けになってい(る気がし)ます。

この曲は新潟在住のミュージシャン鈴木恵氏による楽曲です。新潟強ぇ~~~!!!!この方は3rd Albumでも激ヤバ鬼神曲「サンディー」を提供しているのでこちらも絶対に聴いてほしいです。

あ!!!そうそう!この曲が収録されたアルバム「日本海夕日ライン」は全曲ライブがついさっき行われました。下記リンクから有料で見られます!

※8月18日(火)14:00まで購入可
※チケットを購入すると8月18日(火)16:00までアーカイヴ視聴可能


NEO古町小唄
(3nd Album「柳都芸妓(2017)」より)
作詞:松本武史  作曲:カンケ 編曲:柏崎三十郎

Spotify AppleMusic 

和テイストでテンポよく進む軽快な曲です。傑作。エライ完成度で涙が止まりません。シンプルで美しいメロディが最高です。サビ2小節目のラソラソファミ~に1番では「柳並木」2番では「着物姿」、、、いやーー歌詞の当て方が美しい~~~天才!!日本に生まれてよかった~~!!!「ハッ!」とか「Ah~」「ちゅる♪」「チントンシャン」とか合いの手もキュートです。


口笛吹いて
(3nd Album「柳都芸妓(2017)」より)
作詞:NOBE  作編曲:KOJI oba

Spotify AppleMusic 

コーラスとflute(江口鮎美さんの演奏です)が美しい曲です。長年RYUTistに曲を書いてきたNOBE・KOJI obaタッグによる曲、いやーーーーーーー素晴らしい曲。名曲ぞろいの「柳都芸妓」ですが終曲はこの曲にこそ相応しい!!このご時世「慌てないで行こう」のメッセージが沁みます。本当に。

イントロで出てくるコーラスのフレーズが、前作のアルバムリード曲の「日曜日のサマートレイン」のサビのコーラスに似てるのもエモーショナルです・・・。


--------

あとがき

以上、お読みいただきありがとうございました。久しぶりにすごく長くなってしまいました・・・。

Q 曲以外の魅力を紹介するって言ってたのに、曲の話ばっかりじゃん!
A ほんとうにごめん。


私は9年目からファンになったわけですが、活動中のグループを応援するのに遅すぎることはないと思うので、皆さんもぜひ興味があれば楽曲1曲から、インタビュー記事一本からでもチラ見してみるときっと楽しいと思います!

これからはいろいろ買っていっぱい聴いて応援していこうと思います。


おわり。




この記事が参加している募集

私のイチオシ