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YU-KAのホラー映画紹介👻〜恐怖の先に感動できるものがある〜

Hello〜こんにちは!
TEMPURA KIDZのYU-KAですってんてん!

皆さんおうち時間は楽しめてますか??

お仕事以外の記事を書くのは初めてなのですが今回は
「ホラー映画」について書いてみたいと思います!

ホラー映画は小さい頃からの一種のフェチというか
癖(へき)レベルで大好きなのですが、特に
拷問スプラッターやサイコスリラー系が大好物です!
非現実的なシチュエーションの中で
浮き彫りになる、人間の本質。
極限状態に陥ったときにこそ、皮肉にも
見えてくるものがあったりして
そんな不思議な魅力に惹かれてしまうのです。

私にとって、恐怖心や不快感は
日常の中に程よい緊張感と刺激を与えてくれる
スパイスとして欠かせない存在でもあります。

このジャンルの魅力を是非皆さんにも共有したいので
私の大好きな作品を厳選しまして
トラウマ級に怖いけれど中毒性があって見てしまう、
更にそれを超えた先にあるものに、感動してしまう!
そんな素敵な5作品をご紹介させて下さい!

まずは王道2作品

シチュエーションスリラーの最高峰であり
世界で最も成功したと言われているホラーシリーズ作品

SAW(全8作品)

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目覚めたら、密室に閉じ込められていた。
「ゲームをしよう」突如始まる連続猟奇殺人鬼ジグゾウによる狂気に満ちた生き残りゲームー。

魅力的ポイントは
「斬新な拷問装置を使った心理肉体共に痛々しいゲーム」
練りに練った緻密な計画で獲物を恐怖と苦痛のどん底に突き落とす、サディスティックなトラップの数々は最早アートの域です。
この圧倒的な打撃力、トラウマ級。
私がこのジャンルに目覚めたきっかけになった作品でもあります!

↓こちら1番人気の拷問器具「逆トラバサミ」画像2

トラバサミの逆の動きで人間の顎を引き裂きます!
みてるだけで顎が痛くなってきますね、、、

ジグゾウが繰り返すゲームには目的があります。
"自分の命も他人の命も粗末にする者に、生きている意味を実感させること"
命の重さは身を持って学べ、という事ですね。
例えば、麻薬売人の男に課せられた
"使用済み注射器の海から鍵を探せるかなゲーム"みたいな。
斬新なアイディアとレパートリーの豊富さが素晴らしく
先を読ませないワクワク感がずっと続きます。

シリーズを通して
恐怖,グロテスク,謎解きの要素がバランス良く纏まっていて、サスペンスとしての完成度も非常に高いです。
ゲームと捜査シーンが交互に語られるストーリーの中で徐々に感じ始める違和感。この違和感が伏線となり、
怒涛のクライマックスまで緊迫感が途絶えません。
SAWは、こうでなくっちゃ。

「Let the game begin.」


原作のゲームで大ブレイク
独特な世界観と映像美が魅せる切ない物語

サイレントヒル

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炭鉱火災で閉鎖され、今も地下で火災が
続いているとされるゴーストタウン"サイレントヒル"
娘の夢遊病の手掛かりを探しにこの街を訪れる主人公。サイレンと共に、表の世界から裏の世界へと変化し、異形のクリーチャー達が潜む“血と錆の世界”に迷い込む。
やがて、この街で30年前に起こった事件
と娘の失踪との忌まわしい関連を知るー。

魅力的ポイントは「独特な世界観と映像美」
深い霧に包まれ、灰が雪のように舞い続ける
サイレントヒルの姿は不気味な佇まいながらも
切なさとも言える不思議な雰囲気を醸し出しています。
徐々に首を絞められるような緊迫感にも似た
心理的恐怖がじわじわと迫り来ると同時に
その幻想的な姿におぞましくも、
美しいと魅入ってしまうのです。

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一般的なサバイバルホラーが、おもに主人公を取り巻く“外部”の異変や異常事態を描いているのに対し、
この作品は人の闇を映し出すサイレントヒルの街を通じて“内面”の異常性を描いているんです。
サイレントヒルならではの素敵な設定だと思います。

本作では、“純粋”とは必ずしも美しい言葉ではない
という事を知ります。
人は自分が信じた正義が故に
愛するものを守る為ならどんな事でもやってのける
パワーを発揮することがある。
しかし行き過ぎてしまうと、寧ろ周囲を破壊してまで
己の心を満たそうとする危険な衝動にも
なり得るものだ、という恐怖を感じました。
愛は時に狂気と化す。

とても切なくて残酷な物語。


ここからは少しマニアックな作品!

あまりにも残虐的すぎて日本上映中止!?
究極的にカオスなサイコミステリー 

Mother!(マザー)

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静かな場所に立つ大きな屋敷で2人きり、穏やかに暮らしていた夫婦の元にある日突然、詩人である夫のファンだという見知らぬ男の訪問がきっかけで屋敷の中が狂い始める。不気味な事に翌日以降も次々とやって来る訪問者。妻はただ、2人の平和な日常を守りたかっただけなのにー。

魅力的ポイントは
「カオスな世界観に隠された裏テーマ」
妻が大切に守ってきた2人の愛の巣に
誰でも快く迎え入れてしまう夫へ不信感を抱き始め
遠慮なしに上がり込んでくる人達の余りにも自分勝手な行動にストレスが溜まり、もう我慢の限界。
妻はとうとうヒステリック状態になってしまいます。
妻が受ける仕打ちと共に終始精神的不快感が続く
かなりの異常作、ここまでKHAOSという言葉が
しっくりくる作品はないでしょう。
他を寄せ付けない独創的な世界観が魅力的!
ですが、それはあくまで表現手法に過ぎず
この一連の騒動の本質には「繰り返される人類の愚行」
という裏テーマが描かれているのです。

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入れておくと見やすくなる知識程度に解説しますと
全ては、比喩表現だということ。
本作の中で描かれる「家」の崩壊と妻への精神的暴力は「地球」の環境破壊を意味しています。
面白いことに、本作の登場人物には
名前が存在しておらず、固有名詞も一切出てきません。
こういった抽象的な概念上の話をしているから、なのですね。
そしてストーリーは
キリスト教の旧約聖書をなぞらえており
偶像や聖像の崇拝に執着する様
カニバリズムなど宗教の解釈を巡る様
そういった人間の愚かさが鮮烈に描かれています。
本来の神の意思というものが
意図したものとは異なる形で人間に解釈され
それぞれが都合のいいように使っている為
こういった争いに繋がってしまう。
ならば一層の事、この手で壊して
神の意思の元へと戻し"リセット"しよう、
というところに執着しているようにも感じます。

屋敷という箱の中で再現される、この世の中の仕組み。こんなにも膨大なメッセージを屋敷の中での出来事に
ギュッと濃縮してしまうなんて、本当に素晴らしい。
妻への精神的虐待の数々、
残虐的シーンの不快感も神がかっていました。
胸糞映画愛好家としてはとても大満足な作品です。


夢への鎮魂歌(レクイエム)
これぞ鬱映画!

Requiem for a Dream

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ダイエットピルまがいの覚醒剤に依存してしまう"母"
麻薬密売に手を染め「売るためには詳しくならないと」と自分に言い訳し薬を打ち続け薬漬けになる"息子"
普通の生活をしていた人が、ドラッグに支配され、あっという間に破滅してゆく様を描いた衝撃作ー。

魅力的ポイントは
「薬物描写のリアルを追求した撮影手法」
広角レンズで再現した当事者の視界や
ブレたカメラワーク、現実と妄想が重なり合う様な演出
妄想、幻覚、覚醒、依存。全てがものすごくリアルで
やったら本当にこんな感覚なんだろうな、
という疑似体験レベルで伝わってくる没入感。
いやぁ、この映像を撮るのは本当に天才、
最高に狂ってます!

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人を盲目にさせる依存の恐ろしさを、痛感させられる。
初めは孤独の埋め合わせ、現実逃避
目的の手段として利用していたドラッグ
気付いた時には主導権を握られ
ドラッグの為に、生きていた。
最初の平和な日常からのコントラストが
何ともショッキングな演出を引き立たせます。
一度甘い蜜の味を覚えてしまえば
もう時既に遅し、奈落の底まで
真っ逆さまに堕ちていくしかないのでしょう。
スカイダイビングをしたら空中でパラシュートが
開かなくてそのまま落ちて死んでしまう、
という感じですかね。

今でも思い出すと、とてつもない虚無感と
救いようのない気持ちに襲われます。
ですが同時に、その余韻がこの作品の素晴らしさを
物語っているとも言えるでしょう。
苦しいけど、見たくなる。まさにドラッグのような作品

瞬間的快楽ではなく
人生の快楽を突き詰められるような
生き方をしたいものですな。


究極の愛が描かれた
カニバリズム映画の新機軸

RAW 少女のめざめ

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獣医学校に進学したベジタリアンの少女が初めて生肉を口にしたのがきっかけで"カニバリズム"の本性に目覚めるという思春期における規格外の変容と成長の青春ストーリー。

魅力的ポイントは
「人間の欲求の美しき極限。ここにあり」
カニバリズム(人間が人間の肉を食べるという行為)を
題材にした作品は今や「食人映画」という一つの
ジャンルを形成する程人気を集めていますが、ここまでアーティスティックで上品なカニバリズム作品はないでしょう。
フランス映画特有の繊細な芸術的センスにより、
とても甘美な仕上がりになっています。
欲求を剥き出しにして生肉を貪る姿はとても
官能的かつ動物的で、残酷にも魅入ってしまう。
不思議と生肉も美味しそうに見えてくる程、
生々しく色欲を駆り立てられます。

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そして、少女が女性へと成長する過程の物語でもあります。誰しもが直面する、思春期独特の違和感。
初めての体験に戸惑い傷つきながらも、本能と理性の
葛藤を繰り返し、受け入れていくんですよね。
大切にしたい人への愛と反面
自分の抑えられない欲と闘いながら。
あの時の自分に置き換えて考えると
共感できるものがあり、とてつもなく悲しくなる。と
同時に、自分にもまだ目覚めていない何かがあるのかもしれない、という恐ろしさも。
でも結局、運命には抗えないというか
元々あったものに気づいてしまったら、
もう向き合って行くしかないのかもしれませんね。
そんな思春期への肯定を描くこの作品の温かさには
大きく心惹かれてしまいます。

そんな切ない青春と感動的な愛の物語でした。


以上5作品!
いかがでしたでしょうか〜
少しでも興味を持った作品があったら嬉しいです。

この記事を読んでから作品を見ると
また、恐怖とは違った見方が出来ると思うので
このおうち時間がたっぷりある機会に是非
チャレンジしてみてはいかがでしょうか!

今後もおすすめの映画について
書こうと思っているので
またお付き合い下さい〜😌

以上、YU-KAのホラー映画紹介でした!

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