#脚本
『ドードー鳥が見た夢は』act4
act4.京也の通学路
セットは街。ネオン街のような雰囲気。中心にバス停。その横に京也が立っている。袖から一人の男(クマ)が登場。京也に気付き、近づく。
クマ「おう、京也じゃん！浮かない顔してどうしたの！」
京也「どうしたもこうしたもないよ。寝不足で」
クマ「寝不足？何々、何で？ゲームでもしてんの？ドラクエ？7？」
京也「違うよ」
クマ「じゃあ、勉強か。物理だろ、物理」
京也「ちがーう」
クマ
『ドードー鳥が見た夢は』act6
act6.兄弟の部屋
セットはact0と同じ。明かりはついている。ベッドのわきに布団が一枚。
和也「クマちゃん、今日泊まっていくの？」
クマ「うん、泊まる泊まる」
和也「しかし珍しいな。京也が友達連れてくるなんて」
京也「こいつがどうしてもって言うから、仕方なくね」
クマ「ま、そういうことなんで、よろしく」
和也「おうよ。そうだ、せっかく泊まりに来たんだし、何かして遊ぼうぜ！何がいい？トラン
『ドードー鳥が見た夢は』act5
act5.クマのじいさまの家
セットは怪しげな家。中央では怪しげなじいさんが作業している。
照明も怪しげに。要は怪しけりゃOK。
クマ、京也、袖から登場。京也はキョロキョロしている。
クマ「ほら、じいさまがいた。何か作ってるね」
京也(キョロキョロしながら)「おい、やっぱり帰ろうぜ」
クマ「何で？」
京也「怪しすぎるだろ、ここ…」
クマ「人のじいさまの家にたいして失礼なこと言うなよ。いいか
『ドードー鳥が見た夢は』act3
act2はこちら。
act3.沢村家の食卓
セット、状況はact1と同じ。
京也、イライラした様子で登場。母、それに気付く。
母「あ、京也おはよう」
京也 (テーブルを両手で叩いて)「もうイヤだ！訴えてやる！」
父「京也、テーブルを叩くのはやめなさい」
母「京ちゃん、どうしたの？」
京也「兄貴がうるさい！」
母「和也また唸ってたの？」
京也「唸ってたよ！ていうか寝言がうるさい！『メイシーメイ
『ドードー鳥が見た夢は』act2
act1はこちら。
act2.兄弟の部屋
セット、照明はact0と同じ。
和也、唸っている。京也、不快そうに寝返りを打つ。
和也 (寝言)「…そんなこと言ったって…。ドードー鳥はバカだからちょちょいっと捕まえればいいし…。そんなピストルとかいらないっ…。メイシー、ミルクおかわり。…え？もうない？ここミルクホールでしょ？ミルク切らしたらミルクホールじゃないじゃん。ホールだよ、ホール。ただのホー
『ドードー鳥が見た夢は』act1
act0はこちら。
act1.沢村家の食卓
セットはリビング。テーブルには朝食が並んでいる。母は忙しそうに袖と舞台を行き来している。父はテーブルで新聞を読んでいる。ごく普通の朝の風景。
袖から京也、眠たそうに登場。母、それに気付く。
母「おはよう、京也」
京也「おう、おはよう」
父「おはよう」
京也「おう」
京也、テーブルに着く。
母「和也は？まだ寝てるの？」
京也「うん」
父「…お前、
『ドードー鳥が見た夢は』act0
act0.プロローグ
幕が上がる。セットはとある部屋。ベッドが２つ置いてある。照明は薄暗い。ベッドの所を薄くスポット。
片方のベッドに寝ている男(和也)、歯ぎしりしたり、夢にうなされている様子。その音にたまりかねて、隣の男(京也)が起き上がる。
唸り声はやまない。
京也「…兄貴」(呟くように)
少しの間。京也、あきらめた様子で再び横になる。
暗転。
act1へ。
『ドードー鳥が見た夢は』登場人物とあらすじ
【登場人物】・主要人物
沢村京也…17才。高校生。
沢村和也…21才。大学生。
クマ…17才。京也の友人。
母…京也と和也の母。
父…京也と和也の父。
サロメ…ドードー団の娘。
親分…ドードー団の親分。
カッツ…パジャマ団リーダー。
ミーヤン…パジャマ団員。
タクポン…パジャマ団員。
ジャコバイト大王…キルトランドの国王。
大臣…キルトランドの大臣。
クマのじーさん…クマのじーさん。発明家。