東大生が伝えたい!「言い訳をしないと東大に合格できない!」って話。

こんにちは!
ついにこの日がやってきましたね。

僕はもう受験生ではありませんが、それでもこの日になると少しドキドキしてしまいます。
それだけ思い出深い日々を送ってきたということですが、しかしながらあの日々に戻りたいとは思いません。

さて、センター試験と同じように二日続く東京大学の試験では、特に1日目の試験結果を2日目に引きずらないことが重要です。
そのためには、もし仮に失敗してしまったとしても「いや、今日は多少コケてしまったかもしれないが、大丈夫だ」と言い訳をして心を支えることが大事です。

そんな「言い訳」ですが、実は受験勉強を行う上でも大変役に立つのです。
今日は、そんな「言い訳」の大切さについてお話しします。

〜言い訳していいの?〜

ここまで読んで、「エッ!?言い訳していいの?」と思った人は多いでしょう。
実際、怒られている時などに言い訳をしたら「言い訳するな!」と更に怒られてしまった経験など、みなさんあると思います。

ここで注意して欲しいのは、「言い訳」には2種類あるということです。
「言い訳」を嫌う人は真っ直ぐで真面目な人が多いのではないでしょうか?
つまり、「言い訳なんてしても、何も変わらない。これからのことはこれからのことなんだから、過去のことにとらわれるべきじゃない!」ってタイプですね。

それも一つの考えでしょう。よいと思います。
ですが、受験勉強となると話は別です。

〜言い訳が重要な理由〜

ここで言っている「大事な言い訳」とは、言ってしまえば「できる人の言い訳」のことです。
できない人の言い訳を「敗者の言い訳」、できる人の言い訳を「勝者の言い訳」と言い換えても良い。

では、敗者の言い訳と勝者の言い訳で何が違うのか。
それは、前者が「失敗した理由を述べる」に留まるのに対し、後者が「なぜ失敗をしてしまったか、そこからどうすれば失敗しなかったのか」までをしっかり考えている点にあると思います。

「言い訳」に抵抗がある人は前者のタイプが多いのではないですか?
確かにそれでは成績が伸びるヒントになるはずもありません。

なぜならば、成績が伸びる瞬間というのは「自分が負けた原因を悟り、その弱点を消した瞬間」にこそあると思うからです。

そういう意味では、「勝者の言い訳」は「自己分析」であると言い換えることができます。
優れた自己分析を行なってこそ、次の一手を打つことができるのです。

いつまで経っても負けた原因を探らないと、同じような問題が出た時に必ず負け続けてしまいます。
それが「公式を忘れていた」なら公式をしっかりさらい直す必要があるでしょうし、「そもそもその単語、表現を知らなかった」ならそれらを勉強する必要があるでしょう。

僕は色々な東大生と会って話をしましたが、その多くは自己分析がよくできているなという印象を受けました。
自分で自分の面倒を見ることができる視野の広さが、彼らを東大生たらしめているのかもしれません。

僕はよく受験生の子に「次に何をすればいいのか分からない」と言われますが、そういう子に出会うたびに「ああ、この子は自己分析ができていないんだな」と思います。

「次に何をすればいいのかわからない」というのは、もしそれが本当なのであれば「自分には弱点がない」と言っていることと同じことになります。

しかし、どんな問題に対しても100%正答するなんて受験生レベルではあり得ません。
もしそうなのであれば、明らかに問題が簡単すぎるので、その子のレベルには適さない(=簡単すぎる)問題集を使っていることになります。
どちらにせよ問題だらけです。

「自分にはなぜ解けないのか?なぜこの考え方が身につかないのか?どう考えれば得意な人と同じように解いていけるのか?」と考えて、根本的な原因の部分からアプローチしていくことが何よりも特効薬となるのです。

〜まとめ〜

もし本気で成績を伸ばしたいと思っているのであれば、まずは目の前の問題からコツコツと解いていくべきです。
これはよく言われることですが、真に大事なことは「解けた問題」ではなく「解けなかった問題」に眠っています。

受験勉強は「負けなければよい」知的スポーツです。
「負けなければよい」のだから、「負ける原因となる弱点を潰せば負けない」ですよね。

特に、初めて取り組む問題なんて、失敗して当たり前です。
その中から「失敗した理由、どうすれば失敗しないで済んだか」を掴み取って、苦手な分野を潰し、受験生としてオールラウンドに立ち回ることのできるように頑張りましょう!

才能や、環境に縛られるな。

よろしければサポートお願いします!