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「教育の地域格差」なんて、あと5年でなくなるよって話。

みなさんは「地域格差」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
「丸の内と銀座」とかの話ではなく、「東京と岐阜」というように、地方や県単位で使われることが多い言葉です。

これは要するに「同じ日本とは言うけど、やっぱり首都に近い方が栄えてるよね」という話。
「栄えているから有利になりやすい」という話ですが、そう単純でもありません。

例えば、就職について考えてみてください。
ある一地方と東京とを比べた時、やっぱり人が集まっているのは東京だと思います。

その地方特有の(例えば漁業が盛んな地域なら漁業とか)職業に、というならいざ知らず、会社員になりたいのならば、東京のほうが働き口は多く見つかるはずです。
なぜならば、それだけ多くの企業の本社や大手支社があるから。

これは教育についても同じような問題があります。
「受験は平等である」と僕は固く信じているのですが、それでも教育機会が全国どこでも平等だとはとても言えません

東京の受験生は恵まれている

東京には大手予備校の校舎がうなるほどあります。
池袋、新宿、お茶の水、本郷、吉祥寺……パッと思いつくだけでもこれだけの地域に大手予備校の校舎が設置されており、多くの生徒が通っています。

ところで、東京のような首都圏校舎は地方の校舎よりも有利です。
その理由は2つ挙げられます。

1つは生徒数が多く、ライバルが多いから。
切磋琢磨する相手が多いほど、闘争心は磨かれやすいのです。
そしてもう1つは、やはり生徒数が多いので、いわゆるカリスマ講師が招聘されやすいからです。

予備校講師はカリスマと呼ばれる実力派から、そうでないものまでピンキリ。
そして、カリスマ講師は首都圏に派遣される傾向があります。
その方が、合格者数の増加を考えた時に効率がいいからです。
予備校もビジネスなのだから、これは当たり前の経営判断だといえます。

だが、そうなると、割を食うのはやっぱり地方です。
人が少ない地域にはスター級の講師はなかなか訪れないのです
そもそも、校舎すら設置されていないことも。

だからこそ、「教育にも地方格差がある」と断じられるのです。

個人では教育格差をひっくり返せない

僕は「生まれ」とか「家庭環境」によって未来が閉ざされるのは、よくないと思っています。
自ら選び取った未来を歩むことが最善でしょう。

それを実現するには、まず教育の格差の是正が必要になります。
大学進学とそれ以降の進路が実質地続きになっているからです。

つまり、現在の社会は「いい大学に行けばいい会社に入れる」が当たり前なのです。
だからこそ、ある人が「いい大学に行きたい!」と思ったら、努力次第でそれを叶えられるような環境が常に用意されているべきだと思っています。

では僕にできることはなにか、と考えていた折、出版のお誘いを頂きました。
発信したいことがあっても力がなかったので、大変ありがたい申し出を頂いたものだと思います。
お声がけいただいた扶桑社の編集長(当時)には、本当に頭が上がりません。

そこで出版したのが『東大式節約勉強法』
ありがたいことに今年の七月には新書になって再販するなど、大変な反響をいただきました。

ただ、それからもちょくちょく本を上梓してはいるのですが、それでも影響力は足りません。
木っ端のような作家である僕一人がいくら声を上げようと、全国1億3000万人には到底叫びは届かないのです。
もっと大きい動きが必要だ、と強く思っていました。

通信教育から教育をひっくり返す

そんな折、未来が明るく見えてくるような体験をしました。
最先端の通信教育サービスを体験する機会を頂いたのだが、これが大変に優れていたのです。

今回体験してきたのは、通信教育サービス「スマイルゼミ」に新しく導入される高校生向けのコース
タブレットで学習するコースでした。
これが、地域格差なんて吹き飛ばしてくれるような、素晴らしいシステムだったので、ぜひ紹介したいのです。

このコースは、とにもかくにも、タブレットの性能がスゴイ。
まず試してほしいのが、その書き味です。

みなさんは「タブレットにサインをする」ことが得意ですか?
僕は大の苦手です。
一応は20歳を超えているのに、まるで3歳児が書いたようなヘタクソな字を毎回毎回生み出してしまいます。
お兄さん、ミミズを踊らせるのうまいね」と宅急便のお兄さんに笑われているのではないか、と何度悩んだことか数えきれません。

だから、「タブレット学習」というものにも懐疑的であったのですが……。
今回、試しに書かせてもらったところ、いつも紙に書いているような字をスラスラと書くことができたのです!

スマイルゼミ高校生_数学_対話しながら問題を解く

画像は公式から。本当にこんな感じで書ける。
ほぼいつものノートと変わらない。

さらに、このコースには、塾も予備校もいらないままで、誰でも日々の学習も入試対策も十分こなせるような秘密が隠されていました。
そのタネは、新機能である「戦略AIコーチ」にあります。

なんと、自分の学年や、目標、一週間にとれる学習時間などの諸データを打ち込むと、AIが復習まで含めた完璧な学習計画を立ててくれるのです!

例えば、「得意/苦手な科目」「難関国公立志望」「定期テストの目標点数」など各データを打ち込むと、「あなたは毎週●時間勉強して下さい!」と指示が出ます。
もちろん、部活や習い事などの事情があるなら、それも考慮の上で計算してくれます。
人間の事情に理解がありすぎる。

スマゼミ高校生_最初のヒアリング3

もちろん目標時間を超えて設定もできる。
無理がない範囲で計画を立ててくれるので、遊び盛りにも優しい。

次に、「平日は△時間、休日は☆時間」と勉強に割ける時間を打つ。
こうして入力を完了すると、次の瞬間には「あなたの学習計画はこちら!」と入試本番までの学習計画が出てくるのです!
牛丼屋より提供スピードが速いとかどうかしてるって。

しかも、計画のクオリティもかなりしっかりしたもの。
僕は、学習計画の立て方を指導する際には必ず「計画を立てるなら『今日から』できるように立てろ!」と言うようにしています。
「明日から」としてしまうと、多くの人は甘えてしまって計画に着手できないからです。

では、今回の「戦略AIコーチ」はというと、しっかりここのケアもしています。
具体的には、「今日のノルマ」として、「二次関数」「鎌倉時代の成り立ち」などの単元が表示されるのです。
この単元をタッチすると、そのまま該当単元の学習へ移行できます。
AIのくせに自堕落な人間への対応力が高すぎる。

これまでの通信教育との大きな違い

これには恐れ入りました。
僕のイメージする「通信教育」とは、「一方的に学習教材が送られてきて、期日までにノルマをこなせばいい」というようなものだったからです。

これまでの通信教育が抱えていた大きな弱点は、「成績の伸び方が『生徒が自己管理できるか』に依存してしまう」ところにありました。

結局、自分で計画を立てて勉強できる子は伸びるし、そうでない子は伸びない。
勉強とは、計画の立て方で成果の9割が決まるものです。
しかし、その肝心な計画の立て方が投げっぱなしになっていたのです!

実は「勉強計画の立て方」は、多くの子供たちに共通する悩み。
その証拠として、僕が講演などで全国の学校に伺うと、どこでもほぼ必ず出る質問があります。
それは、「どうやって勉強すればいいですか?」というもの。

子供たちは、実は保護者が思っている以上に、自分の将来や進路、成績などについて悩んでいます。
勉強は好きではなくとも、将来のために頑張らないといけないなんてことは、とっくに承知しているのです。

だが、ここで大きな壁が立ちはだかります。
「じゃあ何を勉強すればいいの?」という疑問に、自分自身が的確に答えられないことに気付いてしまう。

「勉強しなきゃ」「じゃあ、何を?」「どうやって?」
まずはこの難問を解かないと、勉強を始めることすらもできません。

この問題を無視して勉強を始めても、しっかりした学習計画をもとに行わないと、なかなか成果に結びつかない。
こうして「勉強しているのに伸びない」というつらい状況が続いてしまうのです。

これの改善策は、しっかりとした勉強の計画を立てること
そして、塾や予備校の存在意義はここにあります。
自己管理できない生徒たちのために、代わりに進捗を管理するのです。

塾に通っているならチューターが計画を立ててくれます。
学校の先生と仲が良ければ相談にも行けるでしょう。
でも、大多数の子供たちは、たった一人で絶海をさまよっているのです。

「戦略AIコーチ」は地域格差をひっくり返す

「戦略AIコーチ」はこの絶望を覆すものです。
「あなたはこれを勉強すればいい!」と断言してくれる存在が、子供たちにとって、どれだけの希望をもたらすか!
これのインパクトは計り知れません。

つまり、「戦略AIコーチ」とは、学習教材に加えて、教材の進捗を管理する個別の秘書までついてくるようなものなのです。
秘書付きの教育なんて、なんと贅沢な!!
古代ローマの貴族か。

値段だって、塾や予備校に通うよりはずっとリーズナブル。
専属秘書が一人ついてくると思えば、安すぎるくらいでしょう。
「昔はよかった」なんてよく言うが、全体として見てみると、やっぱり社会は良くなっているのだと思います。

今回の「スマイルゼミ」は本気だ。
日本中の教育システムをひっくり返そうとしている、そんな気概を感じました。

通信教育で失敗した人、塾や予備校に通えず歯がゆい思いをした人、貧乏でも心に燃える志を抱く人がいれば、ぜひ試してほしいと思います。
あまりの使い心地の良さに感動するはず。

そして、勉強に悩んでいるのなら、あれこれ考える前に、まずは一度手を出してみてください。
色々考える時間も重要だが、成績アップという目的を果たしたいなら、とりあえず型にハマってみるのが一番確実で、早いから。

思っている以上に、教育の地域格差が是正される未来は近いのかもしれません。
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