添削指導がないと絶対に東大合格は不可能だって話。

こんにちは。
国公立入試も終わり、ほとんどの人は入試が終了しましたね。

おそらくその層の人々はこのnoteを見ていないと思いますが、お疲れ様でした。
これまで頑張ってきた分、ゆっくり休んでくださいね。

後期に国公立入試を控えている人は、油断せずに頑張りましょう。
僕も浪人時、後期入試として某国立大学を受験することにしていたのですが、東大入試が終了し、すっかり気が緩んでしまって、ずっと遊んでしまいました。

そうしたら、ある日、電話が。
〇〇大学は面接も小論文もあるんだからその対策をしなければいけないだろ!!お前はどこをほっつき歩いているんだ!!」という当時通っていた予備校の担当チューターさんからのお叱りの電話でした。

ここまで頑張ったのだから、あと少しです。
「立つ鳥跡を濁さず」と言いますが、僕のように最後の最後で間抜けなことをしないように、もう一踏ん張りしましょうね!

今日は「添削指導について」という記事です。
以前お話しした通り、学校に行っているのであれば、先生は必ず利用するべきです!

では、どのようにして利用すればいいのでしょうか?

〜そもそも、なぜ「成績が悪い」の?〜

そもそも、「成績が悪い」とはどのような状況を指すのでしょう。
点数が取れないことを指すというのは言わずもがなですが、それでは、なぜ点数が取れないのでしょうか?
まずはそこから考えていきましょう。

「点数が取れない」というのは、詳しく言うならば、「問題が解けないから点数を貰えない」→「最終得点が低くなる」ということです。
ではなぜ問題が解けないのかといえば、その問題に対する理解が足りないからです。

単純に一問一答形式の問題で間違えたのであれば、それは理解不足もあるでしょうが、まず思い当たる原因は暗記不足です。
しっかりと時間をとって暗記に取り組みましょう。

また、僕は過去に暗記について取り上げたこともあります。
これも参考にしてみてください。

さて、今回メインに取り組んでいきたい問題は、いわゆる「記述式問題」というものです。
国語や英語なんかに多いですよね。

でも数学もしっかりと自分の考えの筋道を記すと言う意味では記述式ですし、社会科や理科もある程度レベルが高くなると、「論述」という文章で答えを記す問題が増えてきます。

短答式では答えられるのに、記述式になるとからっきしという人は案外多いのではないでしょうか。
回答に必要な要素は分かっているのに、うまく言葉にできない、そんな経験ありますよね。

では、どうすれば良いのでしょうか?
これは色々な手段がありますが、一番早くて手軽なのは、「とにかくたくさん書いてみる」という方法です。

書き方についてはこちらの記事を参照してみてください!

書きっぱなしではいけません。
書いたものは必ず誰か(できれば自分よりもできる人)に見せて、どこが良いのか、どこが悪かったかをしっかりと指摘してもらわなければ、成長に繋がりません。
この作業が「添削を受ける」ということなんですね。

〜いい添削とは?〜

ただ、一口に添削といっても、良い添削悪い添削があります。

例えば、あなたがある国語の問題を解いたとしましょう。
あなたの通う学校には国語の先生が2人います。どちらの意見も聞いてみたいので、両方に添削を頼みました。すると、次のように添削されて返ってきました。

A先生の添削
あなたの答案は全体としては良くできています。特にこの問題のこの部分の記述は素晴らしい。微妙なニュアンスを見事に掬いきれています。
ただしこの部分の記述はまずいです。どちらの意味にも取れてしまうので、ここはむしろボヤかすのではなく、ハッキリとどちらの立場なのか断言すべきでしょう。全体としては80点といった出来です。
B先生の添削
80点。よく頑張っていますね。
ただ、この部分がよくありませんでした。
ただし、全体として出来は悪くありません。この調子で頑張りましょう。

少しB先生の添削の方が雑かなと思われたかと思います。
多くの人はA先生の添削は良い添削で、B先生の添削は悪い添削だと判断されたのではないでしょうか?

「悪い添削」の定義は難しいですが、「良い添削」の定義はできると思います。
僕の考える「良い添削」の定義は以下の通りです。

・良かった点も悪かった点も理由付きで指摘してくれる。
・悪かった点を改善するためにはどうするべきなのか指摘してくれる。
・各指摘が簡潔にまとまっている(読みやすい)。

特に、「良かった点も悪かった点も理由付きで指摘してくれる」ことは重要です。
答案が返ってきたときには自分の長所や短所のどちらか一方に目がいきがちですが、それは危険です。

自分の良い部分は良い、悪い部分は悪いと素直に認めていくことが何より大事であって、その作業が頭を良くするための秘訣だと私は考えているからです。

一つ一つ見ていきましょう。
まず、添削を受ける上で欠かせないのが、一つ目の条件です。

「悪い添削」でありがちなのが「ここが悪い」という指摘はしてくれても「ここは良かった」という指摘をしてくれないパターンです。

添削は客観的でなければいけません。
悪かった点を悪いと指摘するのはもちろんですが、良かった点についてもしっかりと認めてくれるのが「良い添削」です。


また、悪かった点を指摘するばかりで「どうすれば良いのか」を指摘してくれないのもあまりよくありません。
改善点を指摘することだけなら誰にでもできます。
添削者に我々が望むのは「自分の答案に改善の余地があるかの指摘」なのです。

添削者は学習コンサルタントと言い換えることもできます。
学習をする上で、どうすれば成績が向上するのかの相談相手ということです。

つまり、私たちが答案を作成する上で、具体的に「ここをこうすれば良くなるよ」と教えてくれるような人が良い学習コンサルタントであり、良い添削者なのです。

君の答案はここが悪いね、だけで終わってしまうのは問題を投げっぱなしにしているだけであり、あまり良い添削者とは言えません。

そして最後に、これが一番大切なのですが、各指摘が簡潔にまとまっていることも重要です。

添削を受ける人は多くの情報をやり取りすることになります。
その中で捨てて良い情報は一つもありません。全て吸収するべきなのです。

あまりに煩雑な、もしくは婉曲的な言い方をされると情報量がいたずらに多くなりすぎ、理解に支障をきたす場合があります。
最小限の表現で最大限の情報を簡潔に述べてくれるような添削者が理想です。

つまりまとめると、

・説明上手で
・自分の良い点も悪い点も指摘してくれて
・さらに改善案まで提示してくれるような先生

を探しましょうということになります。

まずは手近な学校の先生から探してみると良いでしょう。
もしあなたが予備校に通っているなら、予備校の先生に頼んでみるのもオススメです。個人的に頼んでみると快く受け入れてくれる先生も結構いらっしゃいます。

なお、解説が詳しいことは良い添削の一因になり得ますが、詳しすぎる(高校学習範囲から著しく逸脱する)解説を延々と行ってくる先生は、残念ながらあまり良い添削者とは言えません。

知識を身につけるという意味では良いのですが、限られた受験勉強の時間を使うには少々もったいなさ過ぎるように思えます(それがあなたのストレス解消になっているのなら良いと思いますが)。

僕の個人的なオススメはZ会の添削です。
特に受験期直前に行う各教科テスト形式の添削ゼミがあるのですが、試験までにしっかり答案が返ってくる上に、この添削も丁寧で、上記の「良い添削」の条件も満たしています。
受験本番直前に追い込みをかけたい方なら受ける価値があると思います。

〜まとめ〜

添削を受けると、最初はボロクソに書かれることも多いです。
それは仕方のないことで、記述にもある程度の型があるためです。

しかし、失敗を恐れては成長できません。
今日ボロボロでも、いつかくる受験本番の日に立ち向かえれば良いのですから、今日や明日の自分のプライドを犠牲にして、いつかの勝利に繋げましょう!

才能や、環境に縛られるな。

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