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【日常】手放して良かった物22’

 昨日、某ワクチンを接種しました。
 因みに4回目です。
 よって、強制的に昨27日仕事納めになってしまいましたよ … 。

 目下、暇を持て余しつつも、接種2回目後の悲劇(軽い副反応に気を良くして、アトリエの大掃除を噛ましたら丸2日間寝込んだ。)を鑑みて、大人しくPCに向かっているところです(微笑)。

1:電気掃除機が壊れた!

 過日(今年の6月)、アトリエで使っていた掃除機が壊れました。
 それは正に「何の前触れもなく〜 」…といった感じで。

 家電製品の破損〜破棄までのプロセスって、前兆の有無によって異なりますよね。←僕だけだったら御免あれ
 此度は、前記した通り ” 前触れ無し ” だったので、とりあえず破損の原因を調べるために分解することにしました。
 
 と言っても、15年近く酷使してきた掃除機だったし、コードの巻取り機能も不全状態にあったので、これを機会に内部に迫って荒療治してみようと考えたわけです。

 で …  開腹結果「モーターがお釈迦状態 」だったと。
 といったわけで、組み直すことはせずに、プラはプラ、金属は金属と分別して、この年末に処分しました。(勿論、行政指定の方法で処分)

解体した時には、ホルモンが焼けるくらい激熱だったモーター

 暫時 逡巡しましたよ … 。
 「果して、掃除機を買うべきなのか、買わざるべきなのか?」と。
 そして、「鴨長明の方丈」を私淑として建てた、我が極小アトリエ 清掃の行く末 ” を案じたわけです。
 
 否! 
 いやいや、ここで悩むわけにはいかん!
 僕が10年前に掲げた指針に「電化製品を買い足さない」ってのがありますからね。ここは迷うまでもなく一択なんです。
 ※指針は以下をご参照あれ

2:お掃除分野の ”非電化” へ

 さわさりながら … ですよ。 
 ” 一択 ”なんて書いておりますが、冷静になって考えれば ” 従前まで使ってきた電気製品の交換はアリ ” なんですよね … 屁理屈じゃなくて。(冷蔵庫が壊れたから氷室 … ってわけにはいかんでしょ? 流石に。)
 僕が言う「電気製品を買い足さない」というのは、『 それまで使ったことのない ” 利便だけを謳う電化製品 ” を、思慮なく新たに買い足さない 』 という意思表示なので、今回のケース(電気掃除機の新調)は、アリと言えばアリなのです。

 がしかし、これも何かのきっかけになると思い直したのです。
 更に考えを深めていくと、単位面積(体積)当たりの物量が多いアトリエであるが故に、電気掃除機を使うことに何ら突出した優位性は無いはずだという確信も湧いてきました。
  
 そこで、自宅の和室や広縁を掃除する時に使っていた藁箒わらぼうき(農業を営むクライアントの隣家に住む爺様のお手製)をメイン掃除機として活用してみることにしました。

 では、藁帚一本でアトリエ内の清掃が完結するかと言えばさに非ず。
 我がアトリエでは ” 埃が出る作業 ”” 埃を嫌う作業 ” の双方を同時並行的に行う場合も少なくないので、幾つかのシチュエーションを考えて、代用品を揃えました。
 新たに買ったのは、木屑が出る作業スペース用手帚のみ。また、机用として、未使用の馬毛ブラシ(靴磨き用)を引っ張り出してきました。

取り回しが良いのでお気に入りに

3:非電化の効用は如何に?

 そんなこんなのトラブルに端を発した『 掃除の非電化チャレンジ 』ですが、この半年間、何の問題もなく続けてこれています。
 ハタキ雑巾掛けを合わせれば、ほぼ完ぺきに掃除が完結します。それは、電気掃除機を使っていた時と遜色のないクオリティーです。

 続けていく中で、箒に利を感じた点は以下の通り。

  • 音が出ないから掃除の時間を選ばない。

  • 箒が柔らかいので対象を傷つけない。

  • 狭い隙間や凹凸に優しく対応してくれる。

  • 静電気が起きない。

  • 軽くて取り回しが良い。

  • 当然、電気代がかからない。

 これらに加えて、修繕が容易なのと破損時の処分に悩まないというのも、時を経ていく中で感じていく事でしょうね。

狭い部分(例:コンプレッサーの下)にも穂先が入る

 こんな利点を感じてか、掃き掃除の回数が明らかに増えました。
 こうした傾向は、自身の ” 居住まいを正す習慣 ” に繋がっている様に感じています。
 
 例えば、作業の性質が変わる場面では、箒を手にする=スイッチの切り替 になっていますし、夜半の作業を掃除で終えることができると云う始末の良さは、ある種の快感を生んでくれるのです。 

4:” 表面的な利便を手放す ” その意 とは

 何の因果か、世間では「#今年買って良かったもの」なんて話題で盛り上がっているところに、アンチテーゼよろしく水を差すような真似をするつもりは毛頭ございません(苦笑)。
 がしかし、これもまた一個人のリアリティーであり、生活史の一場面でもあるわけなので、悪しからずご理解を賜れれば幸いです(苦笑)。

 とかく、ある特定の人間達の思惑が渦巻きがちな ” ややこしい社会問題 ” の解決(地球温暖化とか、脱炭素だとか、脱プラスティックだとか、SDGsだとか)に対して積極的になれない僕は、自身の常なる暮らしを可能な限り簡素・質素にすることで対応していこうと考える側の人間だということです。

 全くもって前近代的に過ぎる消極的な対処方法かもしれませんが、半ば諦めにも似た感情を伴いつつも前向きになっているという点だけは、疑いようのない事実なのです(微笑)。 




 


 

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