不安になるのは、良い知らせ。
こんにちは、牧野彰邦(まきのてるくに)といいます。GOOD&SHAREという屋号で、キャリアイベントをやったり、オリジナルノートを開発しているパーソナルコーチです。モットーは「人生は、グッドなことで、あふれてる。」です。
今日は、「不安との付き合い方」というテーマを書いてみます。
ぼくは個人事業主として独立してから、不安になりやすくなりました。もともとメンタルが弱く、気分屋である自覚はありますが、ちょっとしたことで不安を感じ、気分が落ち込みやすくなった気がします。
気分が落ち込むと、仕事にも影響が出ます。
気分の浮き沈みを少なくするために考えた、ぼくなりの「不安との付き合い方」をシェアしたいと思います。
なぜ不安になるんだろう?
不安はアラート、つまり警報だと考えています。
不安アラートは、未体験ゾーンに入ったときに鳴るように出来ています。
人は、安定を求める生き物なので、できるだけ慣れ親しんだ環境にいることを好みます。そのほうが危険にさらされることが少ないからです。
だから、今まで経験したことがないものや状況に接すると、「おい、それ大丈夫か?!やめといたほうがいいんじゃないのか?!」と、本能が騒ぎ立てます。
そして、不安アラートが「ウゥーーー!」と発動されるのです。
ぼくが個人事業主になって、特に不安を感じやすくなったのは、請負仕事を一切やめてからです。「自分で仕事をつくる」というスタイルに切り替えました。
20代の頃から目指してきた働き方だったので、ついにやってやった感はありましたが、自分で仕事をつくるということは、常に新しい取り組みをし続けるということでもありました。
毎日が未経験のことばかりで、うまくいかないことも多く、気持ちのコントロールが難しくもなりました。
日々、新しいこと、未経験のことに取り組んでいるため、不安アラートは発動しっぱなし状態です。
未経験のことをしている機会が多ければ多いほど、不安を感じやすくなるのだと思います。
不安は、「次のステージに行くよ!」という合図
不安はアラートとは言いましたが、考えようによっては、よい合図だと思います。
なぜなら、アラートが鳴っているということは、チャレンジしているという証拠だからです。
不安アラートは本能なので、自分の意思とは関係なく、自動的に発動します。
ですので、もっと自分にふさわしい生き方をさせてあげたい!と思う気持ちが現れると、それを本能が察知して、不安アラートを発動させてしまうのです。
つまり、不安アラートが発動しているのは、どこかに「そろそろ次のステージに行くときなんじゃないの?」と感じている自分がいるということです。
不安は、あたらしい一歩を踏み出すときが来たよ、という良いサインなのです。
不安のエネルギーをうまく使う
不安はうまく扱ってあげれば、次のステージへ向かうエネルギーにも変えることができます。
例として、「新商品を発売するときに感じた不安」をケースに書いてみます。
1.不安を数値化する
不安を感じたら、どれくらい不安なのかを、数字で表してみます。
↑上の図を参考に、ふつうの状態0としたとき、不安はいくつなのか、数値かしてみてください。数値化することで、ばくぜんとした不安な気持ちを客観視することができるようになります。
例:「新商品を発売するときに感じた不安」
不安度80
2.何が不安なのか言葉にしてみる
何が不安なのか言語化してみることで、これまた客観視することができます。言語化は難しくありません。
不安な気持ちを、次のように言い換えてみてください。
「もし、〇〇になったらどうしよう」
言語化できたら、さらに深堀りしてみます。
次のように考えてみてください。
「もし、〇〇になったら、自分はなにを感じそうか?」
自分がほんとうは、何に不安を感じているのか、何を心配しているのかが見えてくるはずです。
例:「新商品を発売するときに感じた不安」
もし、この在庫が売れ残ったらどうしよう。
→せっかくつくったのに、誰にも受け入れてもらえないのでは…と感じていることがわかった
3.不安な気持ちをひっくり返してみる
個人的に、けっこう効果を感じるのが、「不安な気持ちをひっくり返してみる」というやり方です。
不安というのは、反応の一種です。マインドセットを変えてあげることで、不安が持っているエネルギーを、そのままプラスのエネルギーの転換することができます。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、たとえば、こんな風に使います。
例:「新商品を発売するときに感じた不安」
もし、この在庫が売れ残ったらどうしよう。
→せっかくつくったのに、誰にも受け入れてもらえないのでは…と感じていることがわかった。
(マインドセットの変更)
→逆に、バカ売れして、たくさんの人から感謝されたらどう思う?!
→すごい、うれしいかも!わくわくしてきた!
ポイントは、2で言語化した不安要素とは、真逆の質問を自分にしてみるということです。
上記の例では、「売れない」「誰からも受けれてもらえない」という不安要素を真逆に変換して、「バカ売れ」「たくさんの人から感謝される」に置き換えてみました。
ちなみに、不安が大きければ大きいほど、プラスに転じられたときのエネルギーも大きくなります。
ここまでの例は、実際にぼくが自分に行ったことです。
もうすぐ新商品を発売するので、ものすごい不安に襲われたのですが、この方法で、気持ちを明るくすることができました。よかった…!
まとめ
ということで、以下まとめです。
・不安はアラート。未体験ゾーンに入ったときに鳴る。
・不安は、あたらしい一歩を踏み出すときが来たよ、という良いサイン
・不安エネルギーは、ワクワクエネルギーに変換できる。
チャレンジに不安はつきものですよね。
だけど、そこでやめてしまっては、もったいない。
不安と上手につきあって、一緒にどんどん新しいことにチャレンジしていきましょう!
もし、少しでもいい文章だったと思っていただけたら、スキを押してくださるとうれしいです。
それでは、またあした。
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