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【発達障害】Q&A② 診察編

今回のQ&Aは、診察についでです。
これから病院に行く方、行こうか迷っている方の参考になればうれしいです。

※以下、全てわたしの経験と価値観に基づくものです。よって、発達障害者全員に当てはまるわけではありません。ご了承ください。


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Q.診察はひとりで行ったのですか。

A.両親とわたしの3人で行きました。

1人で病院に行ける状態ではなかったのと、発達障害の診察のためです。

受診前に当事者ブログを確認したところ、「大人の発達障害の診断には子どもの頃(幼少期~学童期)の情報が有用」とありました。

・子どもの頃の記憶はあるが不確か
・自分の記憶のみでは客観性に欠ける
・両親も同行を希望している
・同行されることに抵抗がない

以上の理由で、両親と一緒に行きました。


Q.保険証のほかに持って行ったものはありますか。

A.メモ

話すことが苦手なので、医師に伝えたいことを書いたメモを2種類持って行きました。

①心身の健康状態についてのメモ
②自分の体験についてのメモ

②については、

・人からよく言われること(注意、叱責含む)
・学校でからかい、いじめ、暴力を受けたこと
・苦手なこと、得意なこと
・失敗談
・交友関係

などをできる限り詳しく、場合によっては時系列に沿って書きました。


Q.診察内容は?

A.テストと問診

テストの詳細は避けます。
問診は、わたしと両親の双方が受けました。問診の内容は子どもの頃のこと、生活の様子、心身の健康状態などです。

あと、雑談なのか問診なのかわからないことも聞かれました。意図がわからない質問だったので、とても印象に残っています。

医師「私が話している間、この壁を見ていましたか?」
私 「見ていました」
医師「こういうことはよくあるんですか?」
私 「あります。いつもそうです」

人の話を聞かなくてはいけないのに、気が付くと他のことを考えていること。話の内容より、話し相手の服や髪型、周囲の風景や音などに注意が行ってしまうこと。話に集中しなきゃと意識しているのに、自分の意志に関係なく勝手にそうなってしまうこと。みんなもこういう状態の中頑張って人の話を聞いているんだから、わたしも頑張らないとと思っていること。でも、どれだけ頑張っても全く改善しないこと。「話を聞いていない」とよく言われること。

…など、医師に伝えました。
これが発達障害の診断に影響したかどうかはわかりません。


Q.受診は何分くらい?

A.20~30分くらい

20~30分の診察を2週間おきに数回行いました。
その後、発達障害と診断されました。


Q.発達障害と診断されたときの気持ちは?

A.涙が出るほどホッとしました

どれだけ頑張ってもできないのは、やる気がないせいだとずっと思っていました。「なにもできないただの馬鹿」「駄目人間」と、ずっと自分で自分を責めてきました。
でも、わたしはやる気がないわけでも駄目人間でもありませんでした。それがわかって、心底ホッとしたんでしょうね。年甲斐もなく、診察室で号泣してしまいました。
また、診断後に両親から「今までずっと頑張っていたんだね」と言ってもらえたのが本当に本当に本っっっっっ当~~~~~~~~~~~~~~~~にうれしかったです。

ただ、時間の経過とともにホッとした気持ちはなくなりました。今は、お先真っ暗です。
わたしが平穏に生活するためには、周囲の協力(もちろん自分の努力も)が不可欠です。わたしの平穏のために他者を巻き込むのか…と罪悪感しかありません


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次回は「診断後、周囲から言われたこと編」です。
よろしくお願いします。

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