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【発達障害】二次障害はあるけれど

突然の涙。

なぜ、自分が泣いているのかわかりません。朝ごはんを食べていただけなのに、どんどん涙がこぼれてきます。
すると今度は、過呼吸が始まりました。呼吸がうまくできません。手足はしびれ、頭もぼんやりします。お箸を持つのも大変になりました。

困ったなぁ、こんなんじゃ朝ごはん、食べられないよ。

過呼吸が治まると、何を思ったのかおもむろに席を立ち、洗濯機横にあるケースから雑巾を1枚取り出して、わたしは鏡をふき始めました。なぜこんなことを始めたのか、自分でもわかりません。
鏡を見ると、そこには涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった自分の顔。

ああ、情けない。

今朝の自分を客観的に見てみると、感情と行動がちぐはぐでビックリします。今精神を患っているので、仕方のないことなのかもしれないですけどね。
自己嫌悪と後悔、イライラ、突然の涙、気持ちの浮き沈み。生身の人間と関わることも怖いし、社会に戻る気力もないし、「押した瞬間に人生を終わらせることができるボタン」があるならば、今すぐにポチッと押したい気分。
ああもう面倒くさい。生きるのも何もかも面倒くさい。何よ、発達障害の二次障害って。自分の特性を理解するだけでも四苦八苦だっていうのに勘弁してよ。ああいやだいやだ。

…なんて状態にも関わらず、一日に一回は「うれしい、たのしい」って思えるですよね。気分の良し悪し関係なく、勝手に湧き出る好奇心のおかげで。
わたしにとって好奇心は、例えるならば、空気や水のようなものでしょうか。生きるために本能が必要としているもの。無いと困るもの。だから勝手に湧き出てくるのかもしれません。

「これ何かな」
「気になるな」
そんな好奇心に従って動いている間は、何もかも忘れられます。自分の世界に入って、自分の興味にだけ集中して。いつもはうるさい頭の中も、シンと静かになるんです。こんなに穏やかな時間って、他にあるのでしょうか。気持ちが不安定でままならない時でも、好奇心に救われています。
だから、わたしに湧き上がる好奇心を大事にしたい。無碍にしたくない。
自分を救えるのは、自分だけ。


そんなわけで(?)、今夜遅くに某歴史バラエティの再放送があるのでたのしみです。
歴史上の人物が、アイドルばりに歌ったり踊ったりトークしたりするんですよ。かと思えば「もっと知りたいな」と好奇心がそそられる演出もあったり。ふざけて(褒めています)いるんだか大真面目なんだか、とにかくおもしろい番組でした。

そして今夏、その番組の新シリーズが10年ぶりに始まるそうです。
生きる!

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