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わたしの「好き」はホンモノか。

「離さへん」
「抱き寄せても、ええですか」

今朝、テレビの前でガッツポーズをした視聴者はわたし以外にもいるのではないでしょうか。きみちゃん、八郎、お幸せにー!

今期の朝ドラ『スカーレット』。毎日楽しく観させてもらっています。火鉢の絵付けに一生懸命な主人公の喜美子。陶芸にも興味を持ち、そして陶芸に打ち込む八郎に惹かれ、「好きや!」と告白する貴美子の手を握り「離さへん」と応える八郎。...ああ、思い出しただけでキュンとしてしまう。好きなこと、興味があることに向かって全力で突っ走っている人を見るのは清々しいですね。きみちゃん、八郎、お幸せにー!(2回目)

ところで、昨日の放送(第59回)で喜美子のお母ちゃんが言った
「好きという気持ちを、大切にしたんやな」
という言葉。妙に耳に残っています。わたしは「好き」を大切にしているのだろうか...?
時々、こんなことを思うのです。「わたしの”好き”はホンモノではないのでは?」と。例えば旅行について。わたしは旅行が好きです。でも、SNS上で「旅行が好き」と言うことをためらってしまいます。
なぜなら、わたしはバックパック旅も海外ひとり旅もしたことが無いから。行く場所もいつも同じです。旅行が好き、というSNSユーザーを見てみるとバックパッカーだったり何十か国も旅していたり何度も海外へ行っていたり、つまりわたしとは大違い。だから「バックパッカーしたことがない私は、”旅行好き”ではないのでは」なんて考えてしまうんですよね。「好き」に優劣はないはずなのに。「好き」にホンモノもニセモノもないはずのに。
…と、こんなふうに「好き」が迷走してしまう時があります。でも、お母ちゃんの言葉にハッとしました。そして目が覚めました。他の人より旅行の回数が少なかろうが、好きは好き。「好き」に基準はありません。この気持ちを人と比べる必要は、どこにもありません。
きみちゃんの言葉を借りるなら「好きや!」。好きなことに真正面からぶつかって、好きなんやー!と自分の気持ちに堂々と正直でいたい。そして、八郎のように抱き寄せて離さない。それくらい「好き」に一生懸命でいたいものです。

何はともあれ、きみちゃんと八郎も紆余曲折を経て両想いになれて良かった。きみちゃん、八郎、お幸せにー!(3回目)


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