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ごはん食べた?

你吃饭了吗?(ニーチーファンラマ?)
กินข้าวหรือยังคะ(ギンカーオルーヤンカ?)

どちらも「ごはん食べた?」という意味です。
タイと中国では、この「ごはん食べた?」が挨拶として使われていたそう。相手がちゃんとごはんを食べて元気にしているかどうか、それをまっさきに気にする心遣い。何よりまずは食。空腹では仕事も遊びも、何もできません。なんて素敵な挨拶なんだろう。
これはわたしの想像ですが、「ごはん食べた?」の挨拶には、歴史的な背景があるような気がします。どちらの国も侵攻や王朝が何度も変わった歴史があるので、満足に食べられない時代が長く続いたかもしれません。だからこそ、誰かに会った時は「ごはん食べた?」とお互いを心配して尋ねていたのでしょう。
「ごはん食べた?」に対して「食べたよ」と答えが返ってくることは、ものすごく幸せなことなのかもしれない。

ところで、ごはんを食べて幸せな気持ちになったときは思わず「美味しいー!」と言ってしまいますよね。わたしは「味が美しい」と書いて「おいしい」と読むこの言葉が大好きなのですが、なんとタイ語にも似たような表現があったんですよ。「炊かれたお米」という意味の

ข้าวสวย(カーオスアイ)

ข้าวはお米、สวยは美しい。
美しい、には「混じりけがなく清らか」という意味があります。日本米もタイ米も、炊きたてほかほかは真っ白でつやつやと綺麗。そんな様子を見て「美味しい」「ข้าวสวย」という言葉ができたのかもしれません。
日本もタイも、お米を食べる食文化。炊きたてのข้าวสวย、美味しいよね。

※日本が米不足だったとき、タイ米に助けられたことを思い出しました。ขอบคุณมากค่ะ 

言語は、その国が持つ気質や歴史、文化そのものの気がします。タイ語と中国語を勉強中ですが、文法や例文を暗記するだけではなく、歴史文化を学ぶことも必要なのかもしれません。
...なんてことを考えて頭を使ったせいか、お腹が空いてきました。
みなさんはもうごはん、食べましたか?わたしは食べ終わったにも関わらず、何かを食べたい気持ちでいっぱいです。
小籠包とカオマンガイと卵かけごはん食べたい。


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