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日本縦断歩き旅《鹿児島編》4日目『癒されっぱなし』いちき串木野~南さつま

朝5時に起き。朝食は柿ピーをすこしかじった。

この日も雲が少しあるお陰で直射日光を浴びずに済んだ。

物凄い絶壁の横を歩く。
人工的に削ったものだろうか?
どうやって工事したのだろう。
台風の時に通過するのは怖そうだ。

雲から太陽が出てしまい、一気に熱くなる。
日焼けもしてしまう。

歩道は助かるが植物の浸食が激しくなってきた。
植物も南国風なのを見かけるようになってきた。

ウイスキーの工場前を通過。
見学して飲んでみたかったが、
予約してないし時間も合わなそうなので断念。

ローソンで朝食。
バッテリーも充電させてもらう。

廃線を利用したサイクリングロードに入る。
サイクリングロードは本当に歩きやすくて助かる。

肉の物産展があり昼食にしようと訪問。
お腹の具合がやや悪かったので飲むヨーグルトも買った。

うまい。
飲むヨーグルトもかなりうまかった。

ゴミの処分を店員さんと話していると、
店内で私の話題をしていたらしく、
応援にシュークリームをいただく。
ありがたい。

久しぶりのスイーツの甘さが沁みました。
手土産にラッキョウも貰い、あとで食べることに。

少し荷物を整理しながら休んでいると、
おじいさんに声をかけられた。

最初だけ、旅の事を聞かれたが、
ほとんどおじいさんの話を聞いていた。

旅行客にこの近くの島へ、船を出してあげたりしている方らしい。
サイクリングロードがあるのでよく自転車の野宿をみかけ、
話したりすることが多いのだという。

生まれもこの辺りの方で。電車が通っていた頃の話を聞いてみたが、若いころはお金がなく、電車に乗って高校を行くのはお金持ちで、みんな乗れるものではなかったのだという。
高校を卒業して、集団就職で大阪へ。凸版印刷の子会社に就職。技術を覚えて何年か働くが、専門学校卒業の後輩に仕事を教えているとき。仕事をして更に教えている俺より、仕事を教わっている後輩のほうが給料が高い。最終学歴で評価されるのが嫌になって辞めたらしい。大阪は肌に合わず、今は鹿児島に帰ってこの辺りに住んでいるという。

方言はそんなに感じなかったが、ここから南下するとかなりキツイ方言で聞き取れなくなると話していた。
桜島の煙はこの辺りには来ないらしい。

鉄道の鉄橋あと。

少し歩いていると先ほどのおじいさんを再び見かけ、挨拶。
家でスイカ食べていきなさい、との事でスイカをご馳走になる。
あまり熟れていないのでひたすら、かじっては種をはいていた。
さっき食事したばかりなので、あまり入らないので持ちかえさせてもらう。

お礼を言って出発すると、更にオロナミンCまで貰った。
両手がふさがってしまったが、ありがたく頂戴して先に進んだ。

自転車道をあるきながらスイカを食べる。

少し食べ過ぎたたのか、具合が悪くなる。
暑さもあってバテているのかもわからない。
水筒の水も限られているが、頭に水をかぶって、少し横になる。

公園んで子供が野球をしていて、老人がそれを見ていた。
それを更に俺がみていた。
急に通り雨でしばらくみんな雨宿りした。

かなり大雨になって、このまま身動き取れなくならないか心配になったが、わりとすぐに止んでくれた。

サイクリングロードをひたすらあるき、
コロナ前は旅をすることなんて出来なかった時の事を思い出していた。

観光してきて癒され自慢してる人間を侮蔑していた。
今は自分が旅にハマっている。
「どこ行った」「あそこも良かった」みたいなやり取りも、コレクションカードバトルみたいで、「そこなら私も行った」「ここがいいから今度行ってみて」とか返しも嫌いだった。
今は自宅のトイレに日本地図を張って、どこに行ったか線で塗っている。

消費するだけの人間になりたくないと思いつつも、
自分の力が無く癒されっぱなしのままだ。

なにかの形で恩返ししたい。

ヘビが木にいた。下は注意していても、上から来たらたまったものじゃない。

サイクリングロードが終わった。

万之瀬川にぶつかり、川沿いを歩く。

公園に入ってくる。

屋根に植物が生えている。

なるほど、野鳥が見える。

サンセットブリッチを渡る。
独占!
ひとりで大きな橋の真ん中を歩くのはすごく気持ちよかった。

見たかったが、時間的に閉館していた。

ねこ。

この近くの温泉に入る。
温泉の濃度高そうだった。
久しぶりの風呂だったのでだいぶ垢が落とせた。
風呂に入ると日焼けの跡が沁みた。
サウナはヒノキの香りがして新しめのサウナに感じた。
水風呂はぬるいが大きく、人数がいても浸かれる。
サウナ内のTVでは、丁度通った九州原発の話題。
都内では大雨で大変だと報道されていた。

残念ながら洗濯はできなかったので、
着た服の中で一番キレイめの服を着る。

お目当てだったキャンプ場に行くが、チェックイン時間が過ぎて駄目だった。警備員さんに交渉するもNG。洗濯機だけ使わせてほしいと交渉もNG。

別の場所へいって野宿する事に。
人目がつかなそうで、虫がこなそうなところを見つけた。
そこはとても快適だったので、結果的にいい夜を過ごせた。

昼に貰ったラッキョウを食べる。
バックの中がラッキョウのにおいで染まっていた。
お酒が欲しかったが切らしていた。

雲があってあまり星がみれなかったが夜景はなんだかキレイで、
虫の音が響く中、眠りに着いた。


この日歩いた距離 30km





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