日本縦断歩き旅《島根⇒佐賀編》10日目『九州入りと観光』下関⇒小倉
漫画喫茶で起きる。
安いナイトパック内で済ませたかったが、
身体が起きれず2度寝。
朝食に開いてるうどん屋見つけて入る。
初めて見た店で、九州ではメジャーなチェーン店としらず、
資(すけ)さん と読むことも知らなかった。
いいとこどりのセットをたのむ。
おはぎが付くのが関東にはなじみがない。
うどんは柔らかめ。
ごぼう天が美味しく、クセになる。
スープは出汁がうまく肉があってもくどさがない。
カレーはうまいが、うどんと相性がいいと思わなかった、
次回はうどん単品で頼もうと思った。
実はこの時からごぼう好きになり。
旅が終わって帰ってからも、
豚汁にごぼう多めでよく食べることになった。
関門海峡へ向かう道は急な坂が続いた。
橋が見えてきた。
ここに来るまでに、
大通りで軽自動車が中央分離帯に乗り上げ、
動けなくなっている事故に遭遇。
長州藩の大砲跡。
歴史の舞台だった地に訪れた気分。
自分の目で見ると、広さや遠近感がわかる。
人道関門トンネルへエレベータで向かう。
駐車して渡と往復しなければならない為、
人は少ないように感じた。
エレベーターが2基あり、
片方は自転車やバイクが使える。
バイク匂いがした。
すごい奥行き!
色んなトンネルを歩いてきたけど、
ここまで真っすぐなトンネルは初めてかも。
いよいよ九州入り。
ありがとう山口県。
トンネルを歩きながら島根、山口での事を思い出していた。
雨の中歩き続けた事、無人公園、差し入れをもらった事・・・。
門司に着いた。
写真を撮り忘れたが、桜がまだ残っていて、ハラハラと落ちていく道を歩くのは気持ちが良かった。
港町らしくなり、広い歩道をゆったりと歩けた。
前日に比べて若い女性や外国人を多く見かけるようになって、
田舎から都会に来た気分になる。
新旧そろった建築。
中に入れるらしいので立ち寄る。
焼きカレー屋があって立ち寄る。
お昼前だがすぐ満席になった。
店員さんがとても丁寧。
名物セットをたのむ。
バナナビールは良くわからず飲んだが美味い。
フルーティで後味にバナナぽさを感じるかな?
サラダのドレッシングにザクロ?のような味がした。
この高菜がくるみ(?)が入っていておいしい。
野菜がしっかりしていた焼きカレー。
フィッシュアンドチップスもうまい。
料理が来てみると意外と小さい、と感じた。
手と比較したが広角レンズのせいで距離感わからない。
だいたい手のひらサイズ。
駅。
レトロな雰囲気がいい。
門司は古い建物が観光できる港町だった。
デカい施設をみかけ近寄る。
入るつもりは無かったが、開いてそうなので中を見てみる事に。
外もすごいが中の建築もすごかった。
レトロな街並みを再現しているエリアがあって写真撮る。
中に有料の展示エリアがあり、入ってみることにした。
これが予想以上にクオリティが高く驚きの連続だった。
照明、人形全てが一級品だった。
おそらく名のあるアーティストが作ったのだろう。
和紙?でできているのか質感がすごい。
このエリアも、大胆な構成で面白い。
入水のシーンが再現されている。
なんというか、”再現”を第一にしてしまうと、
こじんまりしてしまう事があるが、
演出や構成に大胆さが許容されていて。
悲劇性、ドラマ性、迫力までも伝わってくる。
巌流島の戦い。
船の帆をイメージした超巨大セールスクリーンでは、
アニメーションが流れたのだが。
異様にクオリティーが高い。
ここでも”再現”より”脚色”が大胆。
史実よりキャラ立てを優先している。
アングル、構図、視線誘導、脚色されたキャラ、センス。
驚かされるばかりで、あまりにクオリティーが高いアニメ。
いくらなんでも名のあるアニメ会社じゃないと作れないのでは?
と疑問に思いテロップをみると、
なんと、ジョジョのOPをやっていた 神風動画 だった。
どうりで・・・。と納得。
思わぬ観光となったが関門海峡ミュージアムはとても見ごたえのある施設だた。
全体的に歴史の尊重とモダン的挑戦が融合していてとても良かった。
責任者がいい方向性に導いたのだろうか。
これは自分が市民でもいい税金のかけ方だと思った。
大通り沿いを歩き続ける。
なにか横浜に似たようなイカツイ車が多いように感じた。
意外だったのが、ドライバーが女性で助手席に男が他県に比べて多い気がする。
小倉に着いた。
もう少し歩きたいところだが、
漫画ミュージアムに立ち寄りたいので、
今日はここまでにする。
安い漫画喫茶を見つけて、この近くで荷物を預ける。
漫画ミュージアムへ「谷口ジロー展」が見たかった。
生でみると恐ろしい書き込み。
トーン処理だけで奥の山の距離感がだせるのがすごい
一本一本の隙間をカッターで細かく削ってある。
トーンとトーンを角度を揃え、絶妙にずらすことで、
似た色の濃さに違いを出している。
三重張りだろうか
指に比べると細かさが分かる。
印刷で載るかどうか。
雑誌の古紙と薄い印刷ではかすれてしまう場合も多い。
素晴らしい展示だった。
だけど、背景を書いたであろうアシスタントはフューチャーされてなかったのが残念。
もちろん作家ありき、指定や修正を作家が多々入れているだろうけど。
でも、一人で書いていない作家はアシスタントをもっとフューチャーしてあげていい気もする。
常設展示は谷口ジローの後だと集中力がもたず、
ブラっと見て終わった。
福岡はオラついているヤンキーよりの人が多いイメージがあって、
オタクみたいな陰キャは居ないと決めつけていたが、
漫画ミュージアムでそれっぽい人を見かけて安心した。
小倉駅の反対側へ行き食事。
初じめての一蘭。
食べたかった。
関東でも店舗あるがなかなか機会に恵まれず行けなかった。
システムに戸惑いつつも注文。
こんな陰キャ用のシステムが九州発祥なのが、
考えてみれば意外におもった。
隙間から見える店員が見えないのに、
お辞儀しているのが印象的だった。
量が少なく感じるものの、スープは別格。
似たラーメンショップで満足していたが、本物の違いを感じた。
漫画喫茶に戻る。
安かったが、快活クラブに比べると質が劣る。
鍵付きにしてもらったが鍵は申し訳程度で
中が丸見え。
シャワーがあったが盗難が心配でやめておいた。
テトリス大会の動画みて寝た。
この日歩いた距離 22km