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日本縦断歩き旅《島根⇒佐賀編》16日目『平戸大橋と虫と教会と』松浦⇒平戸⇒鹿町


5:30起床。
お湯を沸かしてカップ麺とコーヒー飲む。
物足りなくて両方ともおかわりする。

この日は曇り、前日は風が強かったが穏やかになってくれた。

火力発電所、デカい。

ねこ

また、猫。長崎に入ってねこをよく見る。

長崎に入って歩道がない道が続くようになってきた。

一両編成の電車。


山奥に古風なカレー屋さん見かける。

少し入りにくいが、思い切って入ってみる。

内装もレトロで店主のコレクションらしきものが展示されていた。

たくさんのカメラ。
カレー屋で稼いだお金でこのコレクションの数なのか?
もしかしたら、もともと別の仕事で財を築いて、
趣味でカレー屋をやっているのかも知れない。

ビクターのマークだった犬の絵が飾られている。
この絵は僕も好きだ。
タイトルは「HIS MASTER'S VOICE」
蓄音機に録音された亡き主人の声を聞いて首を傾げた犬を描いた絵だ。

ハンバーグがきた。
サラダもついてありがたい。

久しぶりに食べたハンバーグは美味しかった。

会計の時に旅の応援にフルーツをもらった。
すぐに食べようかとも思ったが、皮が硬く指が入らなかった。
ナイフは荷物の奥にあるので、野営の時に食べることにした。

坂道でスクーターのお兄さんから、
麦茶と包に入った千円を貰う。
なんでも自転車で千葉を旅していた事があり、
その時を思い出して応援してくれたらしい。

芸能人みたいに歯並びが綺麗で真っ白な人だった。
真っ白な歯で手を振って見送ってくれた。


歩いているとトカゲが並走することが多くなってきた。

平戸大橋が見える売店で休憩することに。

ついてすぐに、おじいちゃんに話しかけられて話す。
なんでも、前は横浜に住んでいて、日本中を船で回ったことがあるらしい。
すごい。

また、別の方に話しかけられて唐揚げを買ってもらう。
気を配ってくださる方で、
何が食べたいか、1個じゃ足りないでしょとか、色々聞いてくれた。

ありがたい。

唐揚げは、揚げたてで肉厚ジューシーだった。
ごちそうさまです。

ねこ。ほんとによく見かけるようになった。

渡らないが、せっかくなので平戸大橋を見にいく。

もっと日数や時間に余裕があれば渡りたかった。

大通りを外れて、昆虫館と教会を見にいくことに。
途中、えげつない坂があったが、登った後は平坦でホッとする。

客が全然いなくて営業しているのか不安だった。
中に入ると受付の人に驚かれた。

ナビをしていただけるとのことで、
せっかくなのでお願いする。

色々、指さして小さな虫を教えてもらう。
季節によって虫が違い、
なんとなく今はシーズン外なのかも知れない。

もう色々と忘れたが、
色々質問して答えてもらった。

虫は耳がなさそうだけど、音を出して鳴く虫はどうやって音を聞いているのか。

確か、顔以外にも音を認識する機関が備えてある話をしてもらった記憶がある。

丁寧にガイドしてもらったけど、ガイドの人は何人かいるらしい。
近くの高校などからも協力してもらって昆虫館の自然があるのだとか。

標本も数多く会って写真を撮る。


この辺りのお墓は十字がついている。

教会が見えてきた。

営業日ではないらしく館内はみる事ができなかったが、
外観を撮らせてもらう事に。


世界でも珍しい瓦屋根の教会。
帰り際に観光バスがきて、バスの運転手が喫煙所で休憩していた。
なんでも韓国人観光客を相手にしているのだとか。
韓国は九州近いし、クリスチャンも多いだろうからいいのかも知れない。

ねこ

佐世保へ向かってのどかな道を通る。

割と平坦だったが、やはり坂道があり、登ったり降りたり。

道の駅に立ち寄る。
あまり買い物しなかった。

平戸島の案内があった色んな教会があるようだ。

道の駅に仮眠できそうなスペースがあって、
ここで寝ようかとも考えた。
しかし、残り日数がギリギリなので、少しでも距離を稼がなければならなら買った。

夕暮れまでひたすら歩く。
道の駅からの道は坂道が続き、
ここで日没になったら危ないので焦っていた。

坂上の駅があり、荷物を置いて見にいく

利用客はあの階段を登ると思うと大変そうだ。

駅からみた景色。

江迎町に入った時には日が暮れてしまう。

セブンイレブンに立ち寄り買い込む。
写真の看板が「ロックお買い得」に見えてしまった。

セブンイレブンの前でたむろしてる高校生の軍団に
一人一人「頑張ってください」と応援してもらう。

ありがとう!

スマホで調べていると、近くの銭湯があり営業時間ギリギリ。
急いで入りにいく。

銭湯に行くと「もう閉めたところだよ」と言われてしまう。
別の営業してる銭湯を紹介されるが、歩いて旅してるので行けないと話すと
「いいよ、入っていきな」
財布を出して料金を聞くと「いらないよ」とサービスしてくれた。

ありがたく、お風呂に入れた。
急いで体を洗い。
貸切の大きな浴槽に入ると
「あああああああぁあぁぁぁ」と声が出てしまう。
数十秒の入浴だったが気持ちよかった。

体はあまり乾いてないが、
お礼を言って店を出た。

駐車場ののぼりを片付けている若いスタッフが
「頑張ってください」と会釈してくれた。

この日は数多くの人に応援してもらった1日だった。


翌朝撮影

あたりはすっかり真っ暗で野宿先が探せない状態だったが、
人が来なそうな公演を見つけ野営させてもらう事に。

翌朝撮影

公園の奥、民家から離れてそうなところにテントを張らせてもらう。

真っ暗な中、坂道で疲れた足をほぐして寝る。

この日歩いた距離 34 km


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